国内フィールドワーク(能登里海コース)

 8月18日~19日、国内フィールドワーク「能登里海コース」を珠洲市で行い、2年SGコース生徒29名が参加しました。

 初日は珠洲市の泉谷市長様が直々に珠洲市の現状と課題について説明してくださいました。人口減少への対策をはじめ、健康増進事業や小中一貫教育、奥能登国際芸術祭などの先進的な取り組みについてお話をいただき、生徒からの質問にも丁寧に返答いただきました。ありがとうございました。2日目は各班のテーマに応じて、各地で見学や聞き取り調査を実施しました。

 珠洲市役所、金沢大学地域連携推進センター、飯田高校、青年団協議会、遺族会、スズ交通など関係各所をはじめ、街頭インタビューに親切にお答えいただいた多くの市民の皆様のおかげで、充実した研修となりました。 

 今後は、これまでの国内フィールドワークの結果をもとに研究を進めるとともに、10月に行う米国フィールドワークに向けての準備を進めていきます。


【生徒の感想】
・この1日で珠洲市に対するイメージががらりと変わった。泉谷珠洲市市長さんの話を聞いて、珠洲市がたくさんの取り組みを行っていること、私達が予想していたよりもたくさんの取り組みがあって、珠洲市が住みやすい市であることがわかった。
・飯田高校の生徒たちと交流をして、最初は緊張したけれど、皆うなずきながら話を聞いてくれたので、とても嬉しかったです。地元だからか、飯田高校の生徒たちの話は現実味がありました。
・スズ交通の人には本当にいい話を聞けたと思っている。自分達が聞きたかったこと以上のことをさまざまな視点から述べてくれましたし、市長に昨日お話しいただいた地域コミュニティーと地域交通のつながりの詳細は本当に勉強になった。
・能登学舎では課題研究についても提言いただいたけれど、データの活用方法もなるほどと思う面がたくさんあった。自分たちも同じ資料を使っていたけれど、気がつかなかった所まで読み取っていたので、私達もデータから考えられることを深めていくことが必要だと感じた。
・平和教育について考える上で、遺族会のお二人のお話では、心に刺さるものがたくさんありました。映像や本で見るのと直接話を聞くのでは違いがあるように感じました。
・珠洲市のバイオマスセンターに行って、バイオマスについてや下水道について学んだ。講師の方は、とても分かり易く話してくださいました。他の県や市でも利用して、財政を安定させ、人口増加にもつなげられればよいと思った。