1年「先輩に学ぶプレゼン術」、2年「社会人と語る会」を開催

11月3日(月・祝)、1年生を対象とした「先輩に学ぶプレゼン術」を実施しました。このプログラムは、難関大学で学ぶ本校卒業生を講師として招き、大学生活や学問の魅力を語ってもらうことで、生徒たちが自らの進路について考えるヒントを得ることを目的としています。

第1部では、東京大学や京都大学をはじめとする現役大学生・大学院生16名が、現在の研究内容や将来のビジョン、高校時代の過ごし方について熱のこもったスライド発表を各教室で行いました。生徒たちは先輩たちの実体験に基づいたアドバイスに耳を傾け、積極的に質疑応答を行う姿が見られました。

第2部では、希望者を対象とした少人数制の座談会を実施し、学部ごとのより深い専門的な話や、受験に向けた具体的な心構えについて直接対話する貴重な機会となりました。ロールモデルとなる先輩たちとの交流を通して、生徒たちは学習意欲を高め、今後の文理選択や進路実現に向けて決意を新たにした様子でした 。

一方、2年生対象には「社会人と語る会」を実施しました。この行事は、さまざまな職業への理解を深め、社会で働く意義を知ることで、生徒自らのキャリア形成のヒントを得ることを目的としています。当日は、公務員、法律、国際、ビジネス、医療、ITなど11の分野で活躍する本校卒業生を講師としてお招きしました。各セッションでは、仕事の喜びや苦労、高校時代に身につけておくべきこと、そして「働くとは何か」という本質的なテーマについて、プロフェッショナルの視点からお話しいただきました。

プログラム後半では、講師からの「問い」に基づいたグループディスカッションも行われ、生徒たちは社会の第一線で活躍する先輩との対話を通じて、自身の将来や社会貢献への志を新たにしていました。1年次に実施した「先輩に学ぶプレゼン術」から続くこの取り組みは、次世代のリーダーを目指す生徒たちにとって、自己実現に向けた非常に貴重なロールモデルとの出会いの場となりました 。

・完璧な計画を最初から立てるのは難しいので未完成のものでいいから他の人と見せ合ってブラッシュアップしていくことが大切だと言っていて、最初から完璧である必要はないということに安心した。また、話を聞いた人はみんな高校時代から勉強だけでなく自分が興味を持っていることに打ち込んでいたので、自分も何かに熱中して取り組みたいと思った。

・もともと起業に興味があったけれど情報がなく漠然としたイメージしか持てていなかったので具体的な起業に対するお話が聞けて良かったしとても興味深かったです。勤めていた会社を退職されるほどの社会貢献に対する自分の確固たる信念や意欲があるのがすごいと思ったし、自分の置かれている環境を改めて見つめ直し、批判的に捉えられる能力もすごいと思いました。自分の将来が定まっていないことに不安を感じていたけれど、大学で様々なことを体験してキャリアを決めていくという選択肢もあると知り、安心しました。