「SGH甲子園」出場

 3月19日、全国のスーパーグローバルハイスクール(SGH)が研究成果を発表し合う「全国スーパーグローバルハイスクール課題研究発表会2017 SGH甲子園」(関西学院大学などが主催)に、本校から3チーム9名が出場しました。

 全国から84校234チームが出場し、グローバル課題から多様なテーマを設定をして発表する中、本校からも「未来を創るこども食堂~子供の貧困を打開する社会的支援」「規格外野菜と生きる道」「珠洲市×農水産学部vs人口減少」の3テーマで、4月から進めてきた課題研究の成果を発表しました。

 これまでの学校での発表と違い、全国各地の高校生や先生方との質疑応答を行う中で、多様な地域性や価値観の違いにより、同じ課題でも取り上げ方や考え方が異なることを学びました。

 今後、新3年生は課題研究を深めるとともに、英語でのプレゼンテーション活動を行っていきます。


【出場生徒感想】
・私が思っていた以上に刺激的な一日となりました。どの高校も社会問題に対して熱い思いをもって研究していました。そんな高校生と議論することができて“楽しい”と感じました。また、私たちは、日本人は、日本の6人に1人が貧困であるのにもかかわらず、日本に貧困があることをあまり知らないということを前提として発表しています。しかし、大阪の高校生と話す機会があったのですが、大阪の高校生は日本の貧困を私たちより身近に感じていました。私たちよりはるかに詳しかったです。

・ここで私が改めて感じたのは「自分から行動する」ことの大切さです。こんなにも自分たちでやってみたから、そのような素晴らしい結論にたどり着いたのかと思うチームもあった一方、あと一歩踏み出せていたら、より研究が深まっただろうというチームもありました。「まだ高校生だからできない」という考えはもう古いとこの場に参加した誰もが感じたはずです。この高校生たちが成長し、日常だけでなく世界中で活躍するグローバルリーダーとなっている姿が想像できた人も多いのではないでしょうか。私もワクワクしながら他チームの発表を聞きました。ぜひこの研究が世界に小さな変化をもたらし、よりよい未来へとつながる、世界が抱える問題を解決するヒントになればよいなと思います。