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【生物部】舳倉島の自然観察会

 7月22日(木)、2年ぶりに舳倉島に行ってきました。

渡りの時期ではないので、ウミネコ以外にはほとんど会えませんでしたが、

半島より北へ50km沖合の島は火山活動で成立し、独特の景観を見せています。

地質、植生、海浜動植物等の観察を4時間半で行ってきました。

 輪島港より乗船

 

輪島港より定期船の希海に乗船。

波は穏やかだったので、

デッキに出て潮風にあたりながら

島までの1時間半を快適に過ごす。

 

 

 

 

 

 

舳倉島港のウミネコ

 

舳倉島港のウミネコ

若鳥は全体が茶褐色

(別種ではない)

 

 

 

 

 

 

恵比寿神社安山岩の板状節理

 

 

島の北東端 恵比寿社

安山岩の板状節理が分かる。

潮間帯にはカメノテ、フジツボや

カサガイ、クボガイなどがはりつく。

海藻類も確認できる。

 

 

 

 

ハマウド

 

恵比寿社の鳥居近くに

生えるハマウド(花も葉も終わり頃)。

島ではハマナデシコの濃いピンク、

コオニユリのオレンジ、ナミキソウのブルーが

いずれも鮮やか。

 

 

 

 

龍神池

 

 

 

北西海岸の龍神池

周囲にはドロイが生えている。

ムスジイトトンボ、

アオモンイトトンボが繁殖期。

 

 

 

 

シラスナ海岸

 

南西部シラスナ遺跡付近の礫浜。

多孔質安山岩の円礫・板状礫が

敷き詰められた状態。

 

 

 

 

 

 

伊勢神宮とタブノキ

 

 

島中央部南側の伊勢神宮のタブ林

タブ、モチノキ、マサキ、トベラ等。

島は対馬暖流の影響で

バイオームは照葉樹林。