道徳の授業にゲストをお招きして


11/5  4限 3,4年生がゲストをお招きして道徳の授業を行いましたて。「伝統」について考える学習でした。

 
 刈安には、寺尾夏祭り、源氏太鼓、倶利伽羅峠の歌など、大切にうけがれているものがたくさんあります。刈安公民館の前館長さんの吉田様をお招きし、お話を伺いました。


吉田様は、パソコンで写真をふんだんに提示しながらお話してくださいました。

源氏太鼓は今から836年前に、木曽義仲が火牛の計で戦いに勝利したお祝いの太鼓が今に受け継がれているものだそうです。

また、倶利伽羅峠の歌は明治時代の終わりごろ、今から110年ぐらい前に作られ、歌い継がれているそうです。

昔の刈安小には、たくさん児童がいたそうです。

しかし、年々児童が減ってきました。源氏太鼓を受け継ぐ人がいなくなってきたということです。



そこで公民館で保存会の活動を行い、地域全体で太鼓や騎馬戦などの伝統を受け継いできたこを、詳しくお話してくださいました。







地域の方々が、倶利伽羅合戦の地として、この地域を愛し、伝統を守り受け継いでこられたことがひしひ伝わってきました。

お話の最後に、吉田様は、相田みつおさんの詩「自分の番 いのちのバトン」をしめしながら命の大切さを語ってくださいました。自分の命は10代さかのぼると1024人のご先祖様がいるとのこと、さらに20代前にさかのぼると、ご先祖様の人数はなんと百万人をこえるとのことです。

お話を伺った子どもたちは、驚き、自分の命、友達の命の重みを感じていました。
自分の命を大切に、みんなの命も大切に。しっかりと生き抜いて、ご先祖様が守り受け継いできた「伝統」を、受け継いでいきたい、そんな思いをもつことができたよい時間でした。本当に、ありがとうございました。