今日のできごと R4年度

2022年10月の記事一覧

10月20日 プロとつながる遠隔キャリア教育授業

小規模校におけるキャリア教育として、企業と協働した遠隔での出張授業に参加しました。

本校は「モスバーガー」さんのご協力をいただき、「地元の食材を使っておいしい×〇〇なご当地バーガーを提案しよう」に挑戦しました。

事前に、食に関する問題についての学習、地元の食材の調査などを行い、グループに分かれてご当地バーガーを考えました。

ワークシートと原稿を完成させ、今日はいよいよモスバーガーさんにプレゼンします。遠隔授業には慣れてきた様子の子供たち。プロに自分たちの考えをうまく伝えることができるでしょうか・・・。

  

東京の本社や金沢の店舗から、4名の方が話を聞いてくださることになっています。

本社の窓から見える景色に「おおっ~東京だ~」と、遠隔を実感。

Aグループは「おいしい×環境に優しい」がテーマ。薬品と使わなくても育てられる「ひゃくまん穀」と「まこも」、糖度が高く栄養豊富な「能登栗」を選び、栗入りのパンで栗とまこも入りのお米をはさんだバーガーを考えました。能登栗も少ない農薬で育てている農園のものを選び、徹底的に環境に優しいものをと考えました。

モスバーガーさんからは「環境と栄養の両方を考えているのが素晴らしい」「商品化できそうなアイディア」と言っていただきました。

  

Bグループのテーマは「おいしい×地元の応援」。石川県と言えばの「能登牛」をメインに、津幡町の「おまん小豆」お隣かほく市の「かほっくり」を入れました。具材はレタス・厚めの能登牛・おまん小豆のあんこ・かほっくりの輪切りです。パンの上にかほっくりの皮をトッピングしてアクセントに。能登牛の生産者が高齢化していることも調べ、何とか消費量を上げたいとの思いです。

モスバーガーさんからは「能登牛はおいしいので、実現したら食べてみたい」という声があった一方、「厚さは具体的にどのくらい?」などの突っ込んだ質問もあって、プロの見方を知りました。

  

Cグループは「おいしい×インスタ映え」で金箔・能登牛・カグラモチ(もち米)を使いました。金箔と伸びるモチがインスタ映え抜群!能登牛を加えることで上品な味をねらいます。

モスバーガーさんからは「インスタ映えを考えるのはいいね」「金箔は値段的にはそれほどでもないので十分使えるよ」とアドバイスしていただきました。

最後は子どもたちからの質問コーナー。「一番売れる地域はどこですか」「マクドナルドを食べたことはありますか」「何時間働きますか」「一番人気の商品は」「ハンバーガーを作るのにいくらくらいかかりますか」に対し、「やっぱり東京。駅の構内にある店舗が一番売れている店だよ」「あります!商品を研究するためにも必要です」「正社員は8時間だけど、アルバイトの働き方はいろいろだよ」「モスバーガーが一番売れます」「一つの商品を開発するには何千万もかかる場合があります」と丁寧に答えてくださいました。

終了後の感想用紙には

採用されたらと考えるととてもワクワクした

モスバーガーさんから頂いたアドバイスを違うことでも使えるようにしてみたい

一番人気のモスバーガーを食べてみたい!

前のグループがいい提案だったのでプレッシャーがかかったけど頑張った

アドバイスをもらったおかげで気づけなかったことに気づくことができた

など、自分の思いをたくさん書いていました。

グループごとにしっかりと自分たちの意見を言い、また相手の質問にもしっかりと答えられる姿に成長を感じました。プロの目線で意見をもらえる貴重な機会をありがとうございました。