校長室より
お帰りなさい そして・・・
少しずつ生活の環境が整い、学校に戻ってくる子どもたちが増えてきました。一瞬にして大切なものを失い、故郷を離れ初めての学校に通ってきた子どもたちです。「よくがんばったね」そんな気持ちを込めて「お帰りなさい」と声をかけると、照れくさそうですが、うれしそうな表情を見せてくれます。その姿から「またがんばろう」という勇気をもらえる瞬間です。
反対に、新たに生活の拠点を輪島から別の場所に求める方もいらっしゃいます。この決断に至るまでのご家族の苦悩は計り知れません。子どもたちも複雑な思いでしょう。
離れ離れになっても、私たちは1月1日の地震を経験し、輪島高校や輪島中学校で新しく学びを創り上げてきたチームです。ともに挑戦してきた絆があります。いつでも顔を見せに帰ってきてください。待っています。「共に元気でいましょう そしてまた今度会いましょう」
自分と仲間の「笑顔」を大切に
1月1日の地震から7月1日で6か月が経ちました。一日一日が長かった気がしますが、振り返るともう六ヶ月かと思うほどあっという間でした。子どもたちは一瞬にして起きた環境の変化に本当に不安だったことでしょう。1月下旬からオンラインで交流を始めた時には少しずつ表情から硬さが取れていき、2月の輪島高校での学習では仲間と何気ない話をする中で笑顔が増えていきました。「子どもは子どもの中で育つ」を実感しました。
4月から始まった中学校での学習も3か月が経ちました。当初アウェーだった場所もだんだんとホームになってきて、子どもたちの笑顔もますます増えています。その反面、子ども同士のトラブルも増えてきていますが、自分や仲間の「笑顔」を大切さを学ぶ機会だと捉えて働きかけていきます。保護者や地域の方々のご理解とご協力をお願いします。
プール掃除
6月10日に河井小学校プールの掃除しました。例年は最上級生の6年生だけで実施しますが、今年度は時間の制約があるので、ボランティアの方々にも手伝っていただきました。プール掃除が終わり、水を入れ始めた時です。ボランティアの方々から拍手が起きました。県外の方々が、輪島の子どもたちのことを思う気持ちに胸が熱くなりました。
1月1日の地震後、自然に対しての人の無力さを知りました。でも人の心を勇気づけることができるのも人だと実感しました。今回のボランティアの方々の拍手は、6月3日の地震で気持ちが暗くなっていた自分自身の心を勇気づけてくれました。ぜひこの気持ちを職員、子どもたちにも伝えていきます。そして今後も日々「挑戦」していきます。
ノーチャイム
輪島中学校での学習はノーチャイムです。その理由は中学校は50分授業、小学校は45分授業でそろえることができないからです。チャイムがならなくても、時計を見たり、みんなが教室に戻る様子を見たりして、教室に戻っています。なかには「もう時間やよ」と友だちに声をかける児童もいます。その姿を見て本当に感心させられます。ノーチャイムで動く力は、この環境に応じて児童自らが身に付けました。今の学校生活により、意図していなくとも身に付いている力は他にもきっとあると思います。そんな成長を児童と共に実感しながら学校生活を送りたいと考えています。
全員アウェーの中での挑戦!
輪島中学校での学びがスタートして一ヶ月半が立とうとしています。輪島中学校の校長先生をはじめ、職員の皆様には朝の時間にも登校指導していただくなど大変お世話になっております。
そんな中ですが、今までの学校がホームだとすると、今年度は、児童はもちろんのこと職員も全員がアウェーの状態です。アウェーの中で今できる最善を尽くそうと挑戦中です。
4月からの短い時間ですが、石川県内外からたくさんの方々が授業の様子を見ていかれました。皆さん口をそろえて子どもたちも先生もこんなに落ち着いて学習していることが素晴らしいと褒めていただいています。勇気づけようとするリップサービスの面もあろうかと思います。しかし全力で挑戦中の私たちにとって何よりの言葉です。その言葉を職員と共有しながら、今後もベストをつくしていきます。
「ふるさとを愛し 心豊かにたくましく生きる子の育成」をめざして
1月1日に発生した令和6年度能登半島地震の影響により、様々な面で困難な状況で4月を迎えることになりました。学校も地震による影響で令和6年度1学期は輪島中学校で6つの小学校が集まり学習することとなりました。輪島中学校校舎の3階を輪島中生徒が、1,2階を小学校が使用します。
今年度の異動により、河井小と大屋小の2校、鳳至小と鵠巣小、河原田小、三井小の4校の教員がそれぞれ兼務となりました。そのため3月27日の「令和6年度 市内小学校の使用する校舎について」でお知らせしたように児童の学級編成は次のようになります。
1組(河井小 大屋小)2組(鳳至小 鵠巣小 河原田小 三井小)3組(河井小 大屋小)
現在1年生と3年生以外は1組と3組が同じ教室で授業を行います。小学校だけで特別支援学級を含め16学級を使用しますので、教室数の関係でこのような対応になることをご理解願います。
令和6年度輪島地区6小学校の教育目標等は以下の通りとしました。
1 教育目標「ふるさとを愛し 心豊かにたくましく生きる子の育成」
2 教育理念「挑戦 感動 笑顔」
3 めざす学校像 一人一人が挑戦し、やり遂げることで笑顔や感動があふれる学校
学校だよりのタイトルは令和6年度の教育理念の「挑戦 感動 笑顔」としました。今年度の学校生活で常に意識していく児童と教職員の合言葉です。今現在、だれもが依然として困難な生活状況の中で、合同6小学校で学ぶこと、それ自体が「挑戦」です。そしてみんなでいっしょに合同6小学校を創り上げることで「感動」「笑顔」につながることでしょう。
一人一人が将来の夢など大きな目標に挑戦することは素晴らしいことです。どんどんチャレンジしてほしいと思います。それに加えて、早起きする、明日の準備をする、けんかを我慢したなど今まで自分ができなかったことに挑戦することも大切です。個人や学級で自己ベスト更新ができるように教職員でサポートしていきたいと考えています。
今後の予定等について未定のことが多いのが現状です。保護者の皆様にはご不便、ご心配をおかけすることと思いますが、現在の状況をご理解いただきご支援とご協力くださいますようよろしくお願いいたします。
校長 山岸多鶴子 角間久美子 六田茂行
本田圭佑さんから送られた言葉「つらい経験は将来人を強くする」
1月1日に発生した令和6年度能登半島地震から今日で82日目となります。とても長く過酷な毎日でした。児童たちは心に大きな傷を負いながらも、輪島高校、転出先の学校や避難所などそれぞれの場所で本日修了式を迎えることとなりました。一人一人が、慣れない環境の中で本当に頑張ってきた82日間です。
地震によって、自然の力の前では人は無力であることを思い知りました。しかし河井小でのオンラインの交流や輪島高校で直接友達とのふれあいの中で少しずつ笑顔が増えていく姿を見て、傷ついた人の心を癒してくれるのも人であると痛感しました。そして「おはようございます」で始まり。「さようなら」で終わる何気ない毎日がとても尊いことだと実感させられた82日間でありました。
3月15日に輪島消防署で卒業式が行われました。全員で集まることが当日まで一度もない、そんな状況で迎える式でした。卒業生たちは不安な気持ちで式を迎えることにならないか心配しましたが、チーム河井のリーダーたちは№1の卒業式を創り上げてくれました。
全員に卒業証書をしっかりと受け取ろうとする態度が見られました。その姿から練習は大切ですが、それよりも気持ちが大切だということを改めて思いました。またみんなで歌う「あとひとつ」は、決して歌いやすい歌ではありませんが、かけがえのない仲間と歌う最後の歌かもしれない、そんな気持ちが伝わってくるような歌声でした。みなさんの態度から8千人以上の卒業生を送りだした伝統ある河井小卒業生としてのプライドを感じました。
私たちは離れていても伝統ある校舎で共に学び、伝統のある校歌を共に歌った令和5年度「チーム河井」のメンバーです。卒業生のようにプライドをもって、それぞれの場所で今できることにベストをつくしていきましょう。
3月21日に元日本代表サッカー選手の本田圭佑さんが輪島高校にサプライズで来校し「地震を経験した人でないとわからないことがあります。自分には想像がつかないくらいみなさんはつらいと思います。でもつらい思いをした人は必ず強くなれます。みなさんが強くなると信じています。」そんな話をしてくださいました。今のこの日々が、将来、人の痛みが分かる、誰かを助けることができるそんな強さをもった人に成長できるきっかけとなる、そんな目標を与えてくれる言葉でした。みんなでこの言葉を実現したいと心から思いました。
保護者の皆様には令和5年度の学校へのご理解とご支援にお礼を申し上げます。またこのような中でも学校や職員へ温かい励ましの言葉をかけてくださり職員一同本当に感謝をしております。令和6年度は見通しを明確に示すことができない中ですが、今後もご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
成長を実感する秋
学校だより10月号で、「運動会で学んだことを自分の次の成長に生かしてくれたらと思います」とお伝えしました。授業の中で児童の成長を実感する場面がありましたので、紹介します。
5年海組の算数の授業の様子です。2÷3を分数で表すという問題で、答えが3分の2という児童と3分の1になるという児童が議論を交わしていました。お互いに図を使って説明をします。「6つに分けた2つだから3分の1になると思います。」「1÷3の答えが3分の1になるのに2÷3が同じなのはおかしいと思います。」説明を聞きながら納得ができない点をそのままにせずに、話し合いながら考えを深めていきます。学級全体で主体的に学んでいる姿にとても感心しました。少しだけ授業を見に入ったのですが、30分以上教室を離れられずに、その様子を見入ってしまいました。この姿は毎月来校して授業について助言して下さる髙田学力向上プログラムサポーターもご覧になり、私と同様に子どもたちの主体的な議論に感心されていました。
成長しているのは、高学年だけではありません。10月20日に1年海組の音読発表会に招待されました。教室に入った瞬間に皆さんのやる気が伝わってきます。音読が始まります。みんなが大きく口を開けて、お腹からの大きな声です。大きな声で読むには、良い姿勢が大切ですが、きっと国語の時間によい姿勢で読むことを積み重ねた成果でしょう。ナレーター、学校の子どもたちと先生、くじらぐもにそれぞれになりきって表現してくれました。思わず物語の世界に引き込まれました。4月当初と比べて、とても成長したと思いました。私は次のような感想を述べました。期待してきたけれど、その期待を超えた発表だと伝えると全員が即座に大喜びしていました。しっかりと聞いてくれた証拠です。全力で表現したからこそ、主体的に聞こうという態度になったのでしょう。
学校では、上記の二つの例の様に主体的に学ぶ場面をできるだけ引き出していきたいと思っています。そのためには、先生のしっかりと話を聞いて基礎的な知識や技能を身に付けることが大切です。身に付けた知識や技能を基にして、思考したり、表現したりできるようにしていきたいと考えています。11月1日、2日には学校公開があります。児童の学習の様子をぜひご覧になっていただければと思います。
先日、本校児童が出場している野球の試合を見る機会がありました。バッターボックスの児童が相手チームのキャッチャーのマスクを拾って渡す場面がありました。後で話を聴くと自分の判断で行っているとのことでした。「自分からよいと思うことを進んで行うこと」は今年度学校で大切にしていることです。それは学校だけでなく家庭や地域でも育まれていることを実感しました。今後も児童の成長のために家庭、地域と連携をよろしくお願いします。
一人一人が成長するための「運動会」 そして充実の秋へ
2学期が始まっても暑い日が続き、運動場、ピロティ、体育館の熱中症指数を測定しながらの運動会までの13日間でした。体調管理を優先して、練習を十分積み重ねることができませんでした。しかし児童は「正々堂々 真剣勝負 最後まで全力をつくそう!」のスローガン通りの真剣な表情で全力をつくす爽やかな姿を見せてくれました。
6年生の運動会の振り返りを紹介します。
55人で作った運動会 6年女児
9月16日に私たち6年生のラストの運動会がありました。今年のスローガンは「正々堂々 真剣勝負 最後まで全力をつくそう!」この目標を達成できるように練習でも全力をつくしてきました。応援練習では細かい振付や手拍子などをたくさん練習して、本番では差をつけることができました。「よさこい」は紅組、白組関係なく、協力して最高の表現ダンスが完成しました。振り付けが変わったりしたけど、まちがえずに全力を出して、踊り切れてよかったです。つな引きは白組が全勝しました。とってもうれしかったです。かけ声は紅組の声が聞こえないほど大きな声を出せました。優勝したのは、私の組の白組でしたが、紅組もかなり強かったです。応援合戦の時もとても声が大きかったし、綱引きでは少し気を抜いたら引っ張られるところでした。もちろん自分の中では、スローガンは達成できたし、最高の思い出も作ることができたのでよかったです。今の5年生には今年の運動会よりも、もっとすごい運動会をつくってほしいと思います。
練習から全力を出して本番に臨み、勝利したという喜びが書かれています。大きな学びとなったことでしょう。また同じように臨み、残念ながら敗戦という経験も大きな学びとなります。真剣に取り組むからこそ、本気で悔しい気持ちになります。そのくやしさを受け止め、自分の次の成長に生かしてくれたらと思います。運動会は一人一人の児童の成長のために行われます。全ての児童にとっても成長する機会となってほしいと願っています。
さて4月から校長室よりとして、「返事、あいさつ、目を合わせて聴く」にチーム河井として取り組んでまいりました。運動会を節目として、今後は「整理整頓、背筋を伸ばす」に取り組むように働きかけていきます。整理整頓は夏季休業中から児童に伝えてきました。自分のものを自分で管理する、まずは玄関の靴箱に自分の靴を入れるところから取り組んでいます。背筋を伸ばすとは授業中の姿勢に気をつけようということです。悪い姿勢によって血流が滞ることで、脳へ酸素が十分に行き届かなくなり、脳の活動低下につながります。常に良い姿勢が理想ですが、授業の中で教師から整えるよう働きかけていきます。お家でも、学習用具の整理整頓、食事中の姿勢など児童にお話しいただきますようお願いします。今後とも本校児童のため、ご理解とご支援のほどよろしくお願いいたします。
運動会でもチーム河井で№1をめざしベストをつくそう
今年の夏は猛暑を通り越して酷暑でした。熱中症警戒アラートが連日発令されてプール開放は予定の10日のうち1日だけの開放となりました。楽しみにしていた児童には申し訳なかったと思いますが、健康被害を防ぐために止むを得ずこのような対応となりました。新学期も暑い日は続きそうな予報なので、児童の健康面に留意し、工夫しながら学習を進めて行きたいと考えています。
さて、今年度も、この暑い中での開催が議論を呼んだ夏の全国高校野球のことを書きます。昨年度も学校だよりでお伝えしたように、私は高校野球テレビ観戦が趣味です。今年の決勝戦は神奈川代表の慶應義塾高校と宮城県代表の仙台育成高校の対戦となりました。リアルタイムでテレビは見られなかったのですが、動画等では107年ぶりの全国制覇をした慶應義塾高校の応援が大きな話題になっています。慶應義塾高校の応援が大きすぎて、昨年度の優勝校仙台育英高校のプレーに影響を与えたのではないかという意見です。インターネットの中ではそのような意見が多数見られますが、仙台育英高校の須江監督は応援の影響を否定しています。そして相手の慶応義塾高校の監督が優勝インタビューを受けている最中に須江航監督は何度も祝福の拍手を送っていました。そのフェアプレーの精神を称える声が相次いでいます。またその後のインタビューで須江航監督は「慶応義塾高校は勝者にふさわしいなと思いました」と話し、その上で「試合後、選手たちは、ぼろぼろ泣いていましたが『負けたときに人間の価値が出るから、どこで負けても全力で拍手を送ってほしい』と前に話したことを守って、相手に向かって一生懸命拍手していました。常に「グッドルーザー」であれと伝えてきましたので、その姿は自分の誇りです」と選手をたたえました。
グッドルーザーとは直訳すると良き敗者のことですが、意味を調べてみると「負けた時に、他人や環境のせいせず悔しい気持ちをこらえる。 相手のことを考え勝った相手を心からたたえる。 力不足を潔く認め敗因を分析し、勝利に向けて再び全力で努力する。」とありました。まさに本校の合言葉「チーム河井で№1をめざしベストをつくそう」の姿だと思いました。
9月16日(土)に運動会があります。昨年度は、河井っ子の皆さんの最後まで走りきる姿に感動をしました。今年は勝利をめざし全力を尽くし、勝負が決した後は、相手に拍手を送る、このような姿が見られるように、チーム河井で子どもたちをサポートしながら運動会を創っていきたいと思います。地域や保護者の皆様もベストをつくす河井っ子たちへの応援をよろしくお願いいたします。
不安や悩みがあったら話してみよう
8月28日に、保護者の皆さんに以下のメールを送信しました。
30日から2学期が始まります。長い夏休み明けで、何か心配な事や不安なことがあれば、担任の先生はもちろん、相談しやすい河井小学校の他の先生や、スクールカウンセラーの先生に相談してほしいと考えています。始業式で児童にも伝えますが、保護者の方からも話していただきますようお願いいたします。
また文科省からの保護者への資料も添付いたしますのでお読みください。
文面の通り、その職員でも構いません。また文部科学大臣からの児童向けメッセージをGoogleクラススームで配付したことをお伝えします。
六田茂行
聞いた言葉で心がつくられる 話した言葉で未来がつくられる
早いもので4月7日から始まった1学期も今日が71日目、最後の日となりました。明日からみんなが楽しみにしている夏休みのスタートです。
さて6月のことですが、6年生が、国語の時間に各委員会で課題を解決するための提案書を作成しました。代表委員会のみなさんは、学校の課題とその原因を校長に取材に来ました。私は、課題は喧嘩などのトラブルがたくさんあること、原因は、TV番組や動画などの影響で正しい言葉を使ったコミュニケーションができていないことと答えました。代表委員会のみなさんは、メモを取りながらしっかり聞いてくれました。そしてこの難しい課題に対して、具体的な提案書を作成してくれました。ありがとうございます。
夏休みに入る直前の今改めて「言葉」の大切さについて伝えたいと思います。令和4年度学校だより№2で少しお伝えしましたが、人気テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士の1人としてもおなじみである北原照久さんの「元気になる魔法の言葉」から次の言葉を紹介します。
食べたもので体がつくられる
聞いた言葉で心がつくられる
話した言葉で未来がつくられる
私たちの体をつくるのは食事からの栄養です。同じように私たちの心をつくるのは周りの人の言葉だという意味です。失敗したときに「がんばれ」「応援しているよ」「大丈夫だよ」と声をかけられると元気になります。言葉は心の栄養になります。私たちは小さいときから、家族や友達、先生からたくさんの言葉で話しかけられてきました。その言葉が心を作り、育ててきたのです。反対に自分の言葉が相手の心をつくっている、そんな思いで言葉を大切に使ってほしいのです。また私たちは言葉を使って考えます。考えた結果として行動します。プラスの言葉を使って考えるとプラスの行動になり、マイナスの言葉を使って考えるとマイナスの行動となります。プラスの言葉を使うようにし、もしマイナスの言葉を言ってしまったらすぐにプラスの言葉に言いかえるようにしたいものです。この言葉は、行動がよくなることでよい未来につながると教えてくれています。
これから長い夏休みに入りますが、保護者の皆様には、ぜひ子どもたちと会話する時間をとっていただきたいと思います。きっと家族の方々からの言葉が児童の心の栄養となりさらに成長し、プラスの言葉を児童が話すことで、2学期からの行動のよい変化につながることでしょう。お忙しい中ですが、家族の会話についてぜひご理解とご協力をお願いしたいと思います。
~お願い~
*児童の新型コロナの感染が判明した場合には休日や学校閉庁日であっても学校へ連絡をお願いします。理由は、児童の感染状況については、流行期の措置について判断する上で、学校や市教育委員会が把握しておく必要があるからです。
22-0836 にかけると学校長に転送されます。ケガや入院、事故等の報告も同様です。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
かけがえのない 111 人のメンバーとの 206 日間 ~河井小学校金管鼓隊 2023~
河井小学校金管鼓隊 2023 は 6 月 3 日の輪島市民まつりで、昨年の10月からスタートした 206 日間の活動を終えました。残念ながら体調などの理由で、当日は参加できなかった人もいます。しかしそのことが、一人一人が長い間つらいことや嫌なことを乗り越えてきたかけがえないメンバーであることに気付かせてくれました。河井小学校金管鼓隊の伝統にプライドをもち、活動をやりとげた 111人を心から誇りに思います。感動をありがとうございました。
金管鼓隊の活動が、児童にとって大きな学びであったことがふりかえりの文章からも分かります。当日の心の動きをきめ細かくふりかえったり、発足してからの練習の日々をふりかえったりと、それぞれの成長の軌跡を綴ってくれています。その中で 6 年生のふりかえりを 2 点紹介します。
6 年 55 人ラストの金管鼓隊 6 年男児
5・6年生は土曜日にパレードなどありました。自分は金管がとても楽しかったです。初めの時、トランペットが難しく音が出ませんでした。だけど去年やっていた人にコツを教えてもらい、マウスピースを使って家で練習し、音が出るようになり、ドレミファソラシドも吹けるようになりました。そして校歌と新曲ルパン 3 世、この二つを覚えて、吹くの繰り返しをしました。そして迎えた 6 月 3 日当日。服装全部ばっちり、トランペット1のみんなで写真を取り、出発式、パレード、ドリルでの演奏、解散式、全部やり、とても疲れました。先生方、地域の方々の声援、親の方々などのおかげで、去年より長いパレードができ、疲れてもがんばれました。一生に一度しかできない小学校での金管は当たり前ではないこと、輪島に住んでいたからできたことをありがたく、とてもうれしいと思っています。5・6 年合わせて 111 人でのスローガン「心を一つに河井史上最高の金管を創り輪島市に新しい風を吹かせよう」は達成できたと思っています。自分にとって今年の金管は本当にかけがえのない思い出になるものになりました。
6 年生最後の金管鼓隊 6 年男児
ぼくはこの金管鼓隊を通して、スローガンは達成できていないと思います。ですが一部だけ達成できたと思います。それは新しい風を吹かせようです。なぜなら全員で協力し合い一番多い人数で最大限に金管の演奏ができ、一番注目を浴びていたからです。しかし、まだスローガンの結果は変えられると思っています。なぜなら次の 5・6年生にこの素晴らしい演奏を受け継がせることができるからです。これを実現させるために楽器の手入れを行っ
ていきたいです。そこから見えないところまできれいにし、この楽器を使ってみたいな、どんな楽器なんだろう、など小さなところから注目を浴びてどの楽器も胸をはってじまんできるようにしていきたいです。本当にできるかはわかりませんが、一歩前に前進できるようにがんばりたいです。それに裏で私たちを手助けや応援してくれた先生方、ぼくたちに石川県1という夢を与えてくれてありがとうございます。金管以外でも全力を尽くして頑張りたいです。
目標に向かい全員で長い間取り組んでいく中で、「感謝の気持ち」や「引き継ぐ伝統」といった目には見えない大切なことを実感して学んでいきます。この学びを今後の学校生活で活かしてくれることでしょう。長い間、児童を励まし続け支えてくださった保護者の皆様、温かく見守り応援してくださった地域の方々に感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いします。
「返事 あいさつ」+「ありがとう ごめんなさい」=河井っ子の笑顔
5月10日の全校集会で話した内容の概略を紹介します。
今年度の4月から「校長室より」で「返事 あいさつ 目を合わせて聴く」をできるようにしようと伝えてきました。それに加えて「ありがとう」「ごめんなさい」を言えるようにしましょう。
「ありがとう」
6年生の中に、校長先生が新聞コーナーで新聞挟みがうまく取り付けできずにいた時に、さっときて手伝ってくれた人がいました。困っていたときに助けてもらい本当に感謝しました。きっとたくさんの人が6年生や誰かに助けてもらっていると思います。そんな時には「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
「ごめんなさい」
さて全ての人が生まれながらに持っている権利を人権といいます。権利とは低学年の人には難しいですが、大切にされないといけないことです。私もみなさんもだれもが生まれた時からもっているものです。
この人権が大切にされないことがいじめです。4月27日付の学校だよりでも紹介しましたが、暴力、物を取る、無視をする、はもちろんのこと、次のことを笑ったり、馬鹿にしたりすることもいじめです。相手の名前、家族の事、体の大きい、小さい、服装などの見た目のことや話し方、声などです。
人間だから間違いもします。つい腹が立って言ってしまったということもあるかもしれません。自分で間違いに気づいたら「ごめんなさい」を言えるようにしましょう。先生も気づいたら注意をします。また暴力や暴言で大切な体や心が傷ついた時は、お家の方へ連絡をしないといけません。先生やお家の人に教えてもらったら素直に「ごめんなさい。」といえるようにしましょう。
児童は真剣な表情で聴いてくれました。このような話をしたのは「ありがとう」と言うべき場面や残念ながら「ごめんなさい」を言わなければならない場面が本校にあるからです。河井っ子の笑顔を増やすために、チーム河井で、児童一人一人の人権を大切にしたいと思いますので、保護者の方々のご協力をよろしくお願いいたします。
小学生のSNSの利用について保護者に皆様へのお願い
警察庁によると、令和3年にSNSをきっかけとする18歳未満の子どもの被害者は1,812人で、その9割以上が中学生・高校生ですが、被害に遭った小学生も増えてきています。また犯罪に至らないまでも友人とのトラブルはこの何十倍、何百倍もあると予想されます。犯罪やトラブルに巻き込まれないように、SNSを運営している会社では年齢制限を設けています。以下の通りです。
SNS名 利用を禁じている年齢
LINE 12歳未満
Facebook 13歳未満
Instagram 13歳未満
Twitter 13歳未満
YouTube 13歳未満(保護者の許可があれば、13歳未満の子どもは利用可)
TikTok 13歳未満
学校でも適切な利用について指導していきますが、ご家庭でも、児童が犯罪やトラブルに巻き込まれないようにルールを守ることへの注意喚起、利用時間についての話し合いをお願いします。
学校長 六田 茂行
チーム河井のリーダーたちの決意表明 いじめを見逃さない学校づくり
チーム河井のリーダーたちの決意表明
4月の6年生の学年集会で、話をする機会があり、令和5年度の合言葉「チーム河井で№1をめざしベストをつくそう」の意味や、チーム河井のリーダーは6年生であること、そして一年後の学校の景色を楽しみにしているというお話をしました。全員が真剣な表情で聴いてくれました。その後、学級で最上級生としての決意表明を文書で書きました。話をしっかりと聞いたことが分かるとても素晴らしい内容でした。児童の作品を1点紹介します。
私は1年生や下級生に「こんな6年生になりたい」と思ってもらえるような6年生になりたいです。6年生の合言葉「55人で超一流へ」を意識して、もっと自分を高めて行こうと思います。そのために、金管やその他の行事など何事も全力でやり、6年生はすごいということを全校に広めたいです。でも今のレベルでは「こんな6年生になりたい」と思ってもらえないと思います。今はできないからこそ、3月の卒業式までに6年生全体のレベルを上げ、卒業式に先生方に感謝を伝えたいです。そのために日頃から全力ですごいたくさんがんばります。協力して力を合わせて、先生方を困らせないようにして、下級生のお手本になりたいです。楽しむことも忘れずに6年生としてはじないような行動をします。全員で最後に最高の景色を見たいです。最後の日にこの仲間でよかったと思えるようにこうかいしないようにしたいです。~一部省略~
このような文章をたくさんの人が書いてくれていて、本当に自慢の6年生たちだと思いました。そしてみなさんの意気込みが熱く伝わり、感心しました。毎日全力では疲れ果てますので、時にはゆっくり休みながらその気持ちでがんばってくださいね、心の中で思う校長でした。
いじめを見逃さない学校づくり
児童が安心して学べるように、今年度もいじめを見逃さない学校づくりを進めて行きます。文部科学省では次のようにいじめを定義しています。「いじめとは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。」と定義しています。そして具体的には次のような例をあげています。
いじめの態様(令和4年度 問題行動・不登校等調査の例)
・冷やかしやからかい,悪口や脅し文句,嫌なことを言われる。
・仲間はずれ,集団による無視をされる。
・軽くぶつかられたり,遊ぶふりをして叩かれたり,蹴られたりする。
・ひどくぶつかられたり,叩かれたり,蹴られたりする。
・金品をたかられる。
・金品を隠されたり,盗まれたり,壊されたり,捨てられたりする。
・嫌なことや恥ずかしいこと,危険なことをされたり,させられたりする。
・パソコンや携帯電話等で,ひぼう・中傷や嫌なことをされる。
文科省では、学校にはいじめが必ず起こりうるものとして対処すること、そしていじめを見つけて、
認知(学校でいじめと判断すること)して適切に対応することを強く求めています。いじめを見逃さず指導し、重大事態に陥らないようにすることが重要だとしています。本校でも毎年、数件のいじめを認知し、教育委員会に報告し、継続的に指導や見守りを行っております。
いじめの重大事態
・生命、心身又は財産に(対する)重大な被害
・相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている状態
今年度の本校のいじめを見逃さないための取り組みは以下の通りです。
※全ての子どもたちの育ちをサポート 【発達支持的生徒指導】
・児童が自分で決定し、任される(よいと思うことを進んでする)場面を設定する。→学校経営ビジョン
・縦割り班活動(掃除やなかよし集会)により自己有用感を育む。
・「よさを見る目」を育む「かがやく河井っ子」の取組を行う。
・認め合う気持ちを育む挨拶運動を行う。
・特別活動活動の話し合いの充実(話し合いのルールや手順の理解)→学校経営ビジョン
※全ての子どもたちがいじめをしない態度や働きかけ【課題予防的生徒指導】
・道徳や学級活動で、いじめが生まれる構造を明らかにして、いじめをしない態度を働きかける
・なかよしアンケートの実施と聞き取りを行う。
・学級の居心地などを質問するQUアンケートの実施と分析をする。
※適切な対応を怠ればどのいじめも深刻化するという危機意識を共有【困難課題対応生徒指導】
・「事実の確認「話を聴く」「納得」に基づいた生徒指導及び保護者対応→学校経営ビジョン
・児童理解の会で児童の様子を共通理解する。
・終礼時に、児童のどんな行動に対しどんな指導をしたかを情報共有する。
・スクールカウンセラーとの教育相談(火曜日)を行う。
・いじめ対応アドバイザー(年2回)による学校のいじめの対応の点検・評価・助言を受ける。
~「発達支持的生徒指導」「課題予防的生徒指導」「困難課題対応生徒指導」の用語は 文部科学省R5生徒指導提要より~
悩みがあれば担任はもちろん、河井小職員の誰でも構いませんので相談するように、保護者の皆様からも働きかけていただければと思います。河井っ子の健やかな成長のために今後もご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
学校長 六田 茂行
悩みがあれば担任はもちろん、河井小職員の誰でも構いませんので相談するように、保護者の皆様からも働きかけていただければと思います。河井っ子の健やかな成長のために今後もご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和5年度河井小学校スタートしました! 学校経営ビジョンの紹介
4月7日(金)に47名の新入生を迎え,全校児童311名で令和5年度の河井小学校がスタートしました。本校2年目となる学校長の六田茂行です。どうぞよろしくお願いいたします。
今年度の学校経営ビジョンを紹介します。学校経営ビジョンは学校教育目標を実現するシナリオであり、本校では「学校教育目標」「教育方針」「学校づくりの基本理念」「目指す児童像」「目指す教師像」「具体的取組」で構成しています。
令和4年度と変更した点は「教育方針」「具体的取組」です。また目指す教師像や児童像と具体的取組との関連を示しました。
1 学校教育目標 心豊かに,たくましく生きる子の育成
2 教育方針 チーム河井で№1をめざしベストをつくそう
「教育方針」は学校教育目標を達成するために,求めたい児童の具体的な姿としています。学校行事などで常に念頭におく職員と児童の合言葉としています。詳しく説明すると
「チーム河井で」:児童同士や職員同士、そして児童と職員がお互いにチームとしてサポートします。特に職員は指示するだけでなく、自らが率先して見本となるようにします。
「№1をめざし」:奥能登の小学校で一番多い児童数だけでなく、自他にとってよりよい学校をつくろうとする具体的な目標として№1を設定し、質の向上をめざします。
「べストをつくそう」:学校生活全般で、人と比べるのでなく,今の自分の最高の力を出し切ることを続けるように働きかけます。
4月7日の入学式や始業式でも児童に話をしました。これからも1年間、児童に伝え続けていきます。
3 学校づくりの基本理念
・学校は,子どもたちにとって「学んだことが身につく場」である。
・学校は,子どもたちにとって「人としての生き方を学ぶ場」である。
・学校は,地域の中にあって「家庭と地域と連携して子どもたちを育てる場」である。
4 目指す児童像
【明るくたくましい子】 【具体的取組③と関連】
【よく考えやりとげる子】 【具体的取組⑤と関連】
【協力し進んでやる子】 【具体的取組②と関連】
5 目指す教師像
・教育公務員として自覚ある言動を行う教師
・率先垂範により範を示す教師 【チーム河井と関連】
・学び合い,高め合う教師 【チーム河井と関連】
・適切なコミュニケーションにより,他者と信頼関係を築くことができる教師【具体的取組③と関連】
・確実に共通実践できる教師 【具体的取組③と関連】
6 具体的取組
① 「チーム河井で №1をめざし ベストをつくそう」を学校生活全般で具現化する
② 特別活動の話し合いの充実(手順やルールの理解)
③ 児童が自分で決定し、任される(よいと思うことを進んで行う)場面を設定する
④ 「事実の確認」「話を聴く」「納得」に基づいた生徒指導及び保護者対応
⑤ 学習用具の整理整頓と時間の自己管理
⑥ 相手に伝わる声の大きさ、目を合わせて聴こうとする態度
⑦ 児童と取り組みと検証結果を共有した学力向上プランの共通実践
⑧ 数直線及び線分図の系統の理解と確実な定着を図る
⑨ 教育活動をSDGsの視点で捉え直し、具体的な学びへ
上記のビジョンの達成をめざし、教職員一同,新たな気持ちで頑張ります。保護者・地域の方々には,本校の教育活動についてご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
学校長 六田 茂行
令和4年度 第68回卒業証書授与式
3 月 17 日に本校卒業式が行われ、37 名が河井小を卒業しました。式辞 (一部省略)を紹介します。
ただ今、卒業生37名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。皆さん、卒業、本当におめでとうございます。私は今、みなさんに感謝の気持ちで一杯です。それはこの一年間、学校生活の中で令和四年度の合言葉「ベストをつくそう」を、全校児童に浸透させてくれたからです。行事のスローガンやめあてなどに取り入れ、自らその姿を見せてくれました。みなさんの新聞に投稿された文章やふりかえりにもめあてやスローガンのことが書かれていました。「ベストをつくそう」を全校に広げてくれて、本当にありがとう。
さて卒業の門出にあたり、私からみなさんへ言葉を送ります。 それは、一年間、言い続けてきた合言葉のひとつ、六年生が広げてくれた「ベストをつくそう」 です。キーワードは「悔いを残さない」「あきらめない」「自分が今できること」この三つです。
「悔いを残さない」
金管鼓隊のパレードを思い出してください。昼休みや朝練習など長い間、練習を続けて、本番は一回きりです。後悔しないように、練習したことを出し切ろうと演奏に臨んだみなさん。そして地域の方々に笑顔を届けられました。みなさんは金管鼓隊で悔いを残さないことを学んでいます。
「あきらめない」
運動会を思い出してください。六年生が全力をつくす姿、最後までやり切る姿が全校に広がりました。どんな状況になっても最後まであきらめずに走り切る姿に本当に感動しました。周りの温かなまなざしがあるからこそ、安心してベストをつくすことができます。この運動会をつくった六年生のみなさんは、「あきらめない」大切さを学んでいます。
「自分が今できること」
卒業生を送る会を思い出してください。会の間近になって全員がそろいませんでした。大きな不安もあったと思いますが、体調の回復を含め、自分が今できることを精一杯に積み重ねた結果、全校のみんなを盛り上げる劇を披露することができました。みなさんは「自分が今できること」に集中することを学びました。誰もが自分の人生の主人公です。主人公として、みなさんが小学校で学んだことを基に、あとで自分が「悔いを残さない」ように「あきらめない」で、変えられないことに悔んだり不平をいったりするのでなく「自分が今できること」にベストをつくしこれからの人生を歩んでください。
最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。この六年間、本校にお寄せ
いただきました温かいご支援・ご協力、誠にありがとうございました。巣立ちゆく37名のみなさんの前途に幸多い
ことを心より祈念し、 式辞といたします。
「仲間のよさを見つけよう」 成長する機会となった6年生を送る会
1 月末には 10 年ぶりの寒波が襲来し、大雪や水道管凍結等により水の確保が困難という理由で 2 日の臨時休業と 2 限後の授業打ち切りを 1 日行いました。2 月に入ると、インフルエンザの感染者が急増し、合計 3 日の臨時休業を行いました。度重なる臨時休校や授業打ち切り等の措置にご心配をおかけしたことを誠に申し訳なく思い、またご理解とご協力をいただいたことに心より感謝を申し上げます。
インフルエンザの欠席連絡の際には、電話が混雑してご迷惑をお掛けしました。急遽、かねてから検討していたフームによる欠席連絡を導入いたしました。保護者の皆様のご協力のおかげで、導入後、朝の欠席確認が大変スムーズになり、今後も継続していくこととしました。今までどおりの電話での連絡も可能です。今後も確実な欠席連絡にご協力をお願いします。
改めて学校で学ぶことができる喜びをかみしめているところです。2月 17 日(金)に6年生を送る会が実施されました。残りの授業日を考えると、卒業生を送る会を延期することは困難でした。休業日が多かったことに加えて、インフルエンザの予防のために練習を制限する日もあったので、例年の半分以下の練習で本番に臨むことになりました。練習時間が短かったのだから、感謝の持ちを伝えあう場として、仕上がりを求めずにできる範囲で見守ろうと本番を迎えました。
さて本番当日は計画・準備や運営をしてくれた 5 年生の堂々とした司会、挨拶で良い緊張感の中でスタートしました。4 月の新入生歓迎会では、6 年生に手をひかれてあどけない表情だった 1 年生が今度は 6年生を堂々とエスコートする姿に成長を感じ、1 年という時の流れを感じました。各学年の出し物はどの学年も練習不足を感じさせない見事な出来栄えで、6 年生への感謝の気持ちが伝わってくる内容でした。4 年、5 年生の金管鼓隊は、6 年生が受け継いできた伝統を今度は自分たちが受け継ぐという決意が込められた迫力のある演奏でした。そして 6 年生は、自分たちが考えた脚本を基に堂々とした楽しい劇を披露してくれ、最後には残り少ない小学校生活もベストをつくしていくと結んでくれました。全校のみなさんに今日の演技はベストをつくせたかと問うと、ほとんどの人が手を挙げてくれました。少ない練習時間の中で、今自分ができることに集中してベストをつくすことを学んだ人がたくさんいたことを大変うれしく思います。手が上がらなかった人もごくわずかいましたが、次に手が上がるように応援しています。
3 学期は次の学年の 0 学期と言い続けていますが、当日は 6 年生の素晴らしい劇や 5 年生の計画・準備とリーダーシップなど上の学年のよさをたくさん見つけたと思います。上の学年から学ぶチャンスも残り 1 ヶ月です。児童にとってこの6年生を送る会が大きな成長が期待される学びであり、そのような機会をもてたことを心より喜んでいます。
令和 4 年度も残り一ヶ月となりましたが、職員一同ベストをつくしていきますので、今後とも児童及
び学校の応援をよろしくお願いいたします。
3学期は次の学年の0学期 復習にベストをつくし、上級生の良さを見つけよう
令和5年がスタートし、保護者・地域の皆様におかれましては健やかに新年を迎えられたことと思います。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
さて、令和5年となり、しめくくりの 3 学期が始まって 2 週間余りになります。12 月 23日の 2 学期の終業式と 1 月 10日の 3 学期の始業式で伝えた話の内容を紹介します。
2学期の終業式
3学期は次の学年の0学期のつもりで迎えてほしいと話しました。何もない「0」でなく、1の前の「0」です。次の学年の 1 学期でよいスタートができるようにするためです。そのためにはこの冬休みにお願いしたいことが二つあります。一つ目が今の学年のまとめをしっかりすることです。しっかりするとは、冬休みの宿題でも学校全体で取り組んでいる「読み取るときに線を引く」「問いと答えが合っているかを確かめる」「書いた文を見直す」を続けることです。そうすればたとえ間違えても自分の力になると伝えました。
二つ目は、風邪の予防です。外から帰ったら手洗いをする、睡眠と栄養をたっぷりとって、風邪に負けないように心がけましょう。コロナウイルスやインフルエンザの予防にもなります。そして楽しいことがたくさんの冬休みを元気に過ごし、全員で 3 学期の始業式を迎えたいと話しました。
3 学期の始業式
今日から 3 学期が始まります。2 学期の終業式で話したように、3 学期は次の学年の 0 学期です。今の学年のまとめにベストをつくしましょう。そして一つ上の学年のみなさんを見本としましょう。上級生は下の学年に見本となる行動をしましょう。
「校長室より」は 2 学期「背筋を伸ばす 返事をする」に取り組みました。全校的にとてもよくなりました。3 学期は「目を合わせて話を聴く 伝わる声の大きさ」に取り組んでいきます。大切なまとめの時期ですから、真剣に聴くこと、そして相手に自分の伝えたいことが届けられるよう声の大きさに気をつけましょう。3 学期は学校で 1 番の行事の卒業式があります。この二つは素晴らしい卒業式にすることにもつながっていきます。
メール配信で保護者の方にお伝えしたように、冬休み明けで、何か心配なことや不安なことがあれば、担任の先生はもちろん、相談しやすい河井小学校の他の先生、スクールカウンセラーの先生に相談してほしいと考えています。
「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を合言葉にみんなで成長できる 3 学期にしましょう。」と結びました。
学校だより5月号でお伝えしたようにスクールカウンセラー三谷正寿さんは、毎週火曜日の午前中に来ていただいています。保護者の皆様のご相談があれば、学校(教頭)または担任までご相談下さい。
3学期は短い学期ですが、今年度のまとめをしっかり行い、次年度につなげる大切な時期です。全職員が協働して取り組んでまいりますので、本年も引き続き、皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。
保護者・地域の皆様へのお願い
昨年度末から児童玄関付近にタバコの吸い殻がまとめて捨ててあったり、大人用のマスクが度々運動場に落ちていることがありました。ルールやマナーを学ぶ学校の環境としては残念です。学校として児童に対して公共の場のゴミの処理についての指導を行いますが、今一度、地域及び保護者の皆様のご解とご協力をお願いいたします。
本年の皆様のご厚情に感謝いたします よいお年をお迎えください
2学期の始まりはコロナウイルス感染症拡大の時期と重なり、運動会の開催や練習の実施について懸念されるスタートとなりました。保護者の皆様には、発熱や風邪症状などがある場合に登校を控えくださったり、家族等の感染が分かった場合は速やかに対応して下さったり、本当に感謝しております。2学期を無事に終了することできましたのも、保護者の方々のお陰だと思っております。
2学期は、見る人に感動を与えてくれた運動会をはじめ、一人一人がベストをつくした持久走大会、楽しい思い出ができた6年生の宿泊体験学習や心を一つにして歌った5年生の鳳至小・河井小学校合唱交流会、バス遠足など、たくさんの行事を通して成長する河井っ子の姿が見られました。その中で鳳至小・河井小学校合唱交流会のふりかえりで、みなさんにぜひ伝えたい内容がありましたので紹介します。次の内容です。
「鳳至の5年生は河井小より人数が少ないのにしっかりと声が出ていて、絶対に負けたくなかったです。がんばって大きい声を出すためにトイレに行ったときに、個室があったので、そこで声が出るようにストレッチをして備え、本番では今できる最大の声と思いを出しベストをつくすことができました。」
限られた時間の中で、自分が今できることをして備える、という内容です。3学期も、全力で取り組むことはもちろん、上記のように、どんな時でも、自分のができること見つけて最善をつくす「ベストをつくそう」と「仲間のよさを見つけよう」を合い言葉に、職員一同力を合わせ、努力して参ります。
さて、今後の静かな給食の継続と学校閉庁日の連絡についてお知らせします。
文科省や県からの通知で、マスクの着用が不要な場面において積極的に外すよう促すといったメリハリのあるマスクの着用が行われるよう適切な対応をするように指示がありました。本校でも児童の状況を見ながら対応していきます。学校ホームページに通知文がリンクしてありますのでご覧ください。また給食時には距離が取れたり、大声を出さない限り児童の会話が可能とされています。本校では教室の広さと児童数の関係で、飛沫を飛ばさない距離を保つことはできません。加えて本校では、コロナ禍の随分と前から、話すことに夢中になり食事の時間がなくなり、好きなものだけを食べて残してしまうことやよく噛まずに食べてしまうのを防ぎ、児童の栄養面・健康面を考慮して、静かに話をしない給食を続けてきました。今後も静かな給食を継続していきます。
次に学校閉庁日の連絡についてです。12月29日(木)~1月3日(火)まで学校閉庁日となります。この期間緊急を要する連絡は、学校(22-0836)までご連絡ください。学校長の携帯に転送されます。コロナ感染や事故などの緊急時のみとし、宿題等のお問い合わせは平日の8:15~16:45の間にお願いいたします。
結びに、本年中は保護者の皆様にさまざまなPTA活動、学校行事等でたくさんの厚情を賜り、誠に有り難うございました。ご家族皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げますとともに、来年も引き続き本校の教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
河井小の伝統にプライドをもってベストをつくす河井っ子
プライドとは、自分や自分のしたことに自信をもち、それを他者に認めてもらうために、態度や振る舞いに気を付けることだそうです。例を挙げると、現在行われているサッカーのワールドカップで日本代表としてのプライドをもってゲームを行う、という使い方をします。本校でのプライドにかかわるエピソードを二つ紹介します。
11月3日に第17回いしかわっ子駅伝交流大会が行われました。本校からは男女ともに参加し、男子は34位、女子は6位入賞という結果を収めました。個人では、男子の吉村春和さんが4区5位、女子の谷口瑠菜さんが1区6位、一本松柚季さんが3区6位、田中萌衣さんが4区2位、山岸莉々さんが記録会で7位入賞を果たしました。河井小の選手たち全員が、放課後練習の成果を発揮し、最後まで文字通りベストをつくす姿は見ていて感動しました。大声での応援が禁止されていますが、走り終わった後で「お疲れ様」と声をかけると「ありがとうございます」と答える河井小 の子どもたちを誇らしく思いました。そのような代表の選手たちの姿から河井小学校303人の代表としてのプライドを感じました。
11月15日に行われた2023金管鼓隊の全体ミーティングで、河井小の金管鼓隊のプライドをもって引き継いでほしいと伝えました。先輩たちが受け継いできた河井小の金管鼓隊の伝統に自信をもち、自分たちも地域の方々に素晴らしいと認めてもらうために、練習に取り組む態度や教えてもらう相手へのマナーなどに気を付けることが大切だと伝えました。金管鼓隊がスタートして、長期間の地道な練習が始まります。今のがんばろうという気持ちが維持できない、そんな時には、河井小の伝統を引き継ぐプライドを胸に自分を励まし、ベストをつくしてほしいという思いを込めました。
金管鼓隊の引き継ぎ式でのパートリーダーの決意表明で、口々に地域の人を笑顔にしたいと話していました。子ども達にとって、登下校中の挨拶や時には怪我の手当てなどもして下さるなどやさしく見守ってくれる地域の方々への恩返しの気持ちでしょう。このような地域の方々からの温かな眼差しに改めまして感謝するとともに、今後ともよろしくお願いいたします。
㈱新出組様からのご厚意で写真ニュースをご寄付頂いています。児童玄関近くに設置しています。朝登校し、興味のあるニュースが掲示してあったり、新しいニュースに更新されていたりするといると立ち止まり読む姿が見られます。社会とのつながりを実感できる貴重な資料となっています。
地域・保護者の皆様に見守られながらベストをつくす河井っ子
10月11日に学校関係者評価委員会が行われました。前古孝人評価委員長の司会のもとで藤山壱史学校評議員、泉原隆司学校評議員、山吹允PTA会長、西中亜紀PTA副会長(母親代表)の皆さんより学校運営に対するご意見を伺いました。先月行われた運動会や児童の挨拶、そして日頃の教職員の指導について評価していただきました。そして次のような意見がありました。
・コロナ禍であるが行事等は、児童の育つ場であり可能な限り実施してほしい。
・働き方改革を進めて先生の負担を減らしてほしい、そのために夜の電話連絡も6時以降はしないなどの策が必要でなないか。
・学校だよりの写真が見にくいので、写真をなくして文字だけにする。写真はHP等に見られるようにすればどうか。
・学校評価を小中連携して取り組んでいく必要があるのではないか。
・クロムブックの活用を進めるために外部人材の活用すればどうか。
どのご意見も、学校・児童・職員の視点で考えて下さっていました。ご意見を伺っている間、終始学校へエールをいただいている気持ちになり、改めて河井小学校は地域の方々に支えられていることを実感いたしました。今後ご意見を学校で検討し、PTA役員の皆様のご意見を伺いながら学校運営に反映させていきます。
10月21日(金)に鳳至小・河井小学校合唱交流会が行われ、5年生55名が参加しました。両小学校ともに持ち味を発揮して、素晴らしい会となりました。笑顔で歌う表情や真剣なまなざしとともにその歌声は聴いている人の心に感動を伴いしっかりと届きました。このような歌を歌うことができたのは、河井小、鳳至小の5年生の皆さんが「負けたくない」「自分たちらしさを出し切る」とお互いを良い意味で意識したからだと思います。これから5年生は6年生からいろいろな面で学校のリーダーとして引継ぎが行われていきます。今後も交流会の合唱のように、良い意味でお互いを意識してリーダーとしてよりよい河井小、鳳至小にするように高め合っていってほしいと思いました。両校の合唱やその後の代表による感想発表を聴いて、必ず期待に応えてくれると思いました。
5年生の皆さんは、合唱だけでなく話聞くときに相手に身体を向ける、靴を揃える、など普段行っていることを交流会でも実施できました。どんな場面でもできてこそ本物の力です。確かな成長を感じ、とてもうれしかったです。
10月27日はマラソン大会があります。マリンタウン陸上競技場が工事中で使えない箇所があるので、例年とコースは違いますので、学年ごとに下見に行って確認して覚えているところです。大会では運動会の個人走のように自分のベストをつくして走り抜き、最後まで頑張り抜く皆さんを応援する姿を期待しています。運動会での学びをマラソン大会につなげていけるように働きかけていきたいと思います。保護者や地域の方々には、今後とも子どもたちへの応援並びに学校経営へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
どんな状況でも全力で挑戦する姿に感動! 河井小学校大運動会
9月17日(土)に本校運動会が無事に終了いたしました。保護者の皆様には、感染予防対策や午後開催及び後片付けについてご理解とご協力をいただき、本当にありがとうございました。午前中に運動場で集団演技の最終練習を行い、午後からの運動会に入場制限で入れないご家族の方に呼び掛けたところ50名以上の方の参観がありました。このような発表の機会を設けることができたのは、ご理解いただいた皆様のおかげだと心から感謝しております。またPTA役員の皆様には、事前のテント設営や当日朝の準備、入場受付等、本当にお世話になり、ありがとうございました。本来なら開閉会式の言葉で役員の皆様のことを紹介し、お礼を述べるべきところですが、熱中症対策のために割愛しましたことをお詫び申し上げます。
皆様の目には運動会での子どもたちの様子はどのように映ったでしょうか。私は「正々堂々真剣勝負~一人ひとりが全力で挑戦し最高の思い出をつくろう」のスローガンどおりの運動会だったと自負しています。
私が河井小学校の運動会を初めて見て思ったことは、応援合戦、綱引き、ダンス「ブラザービートでシェー」、集団演技「よさこい河井ソーラン2022」でたくさんの児童が声を揃え、気持ちをそろえることの迫力が素晴らしかったということです。
そして個人走やリレーではどんな状況になっても最後まであきらめずに走り切る姿に感動しました。応援しながら胸が熱くなる瞬間がたくさんありました。出し切った本人への拍手はもちろんですが、周りの温かなまなざしがあるからこそ、安心してベストをつくすことができます。このチーム河井の雰囲気に大きな拍手を送りたいと思います。そしてこの雰囲気をつくってくれたのは6年生のみなさんです。夏休みから計画、準備し、よさこいの心構えの発信や練習する姿でその雰囲気をくれたことに本当に感謝しています。
どんな状況でも「ベストをつくす」ことは「レジリエンス」を育むことにつながります。「レジリエンス」とは「心の回復力」です。早期の離職率の高さ等で現代の若者の課題ではないかと話題になっています。人はショックな出来事や苦しい状況に直面することがあります。そして落ち込んだり、時には絶望したりすることがあると思います。「レジリエンス」は、心が傷ついたり挫折したりした時に、心を通常状態に戻す力です。
「レジリエンス」を高めるには、自分に対するプラスの感情に気付くことが有効だといわれています。そして、そのようにプラスの感情が自分の中に蓄積されていくと、気持ちが落ち込んだ時に役に立つそうです。
今回の運動会で河井小の皆さんが困難にもめげずに「ベストをつくす」姿を見せてくれました。「仲間の良さを見つけよう」は他者からの言葉で自分のいいところに気付くことが目的です。よさとして他者から認められることで更に学びとして実感できるようにしていきたいと思います。「最高の思い出」から「最高の学び」へ、今後とも職員一同ベストをつくしていきますので保護者の皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
校 長 六田 茂行
2学期も「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を合言葉に!
本日から2学期が始まりました。学校に主役の子どもの声が帰ってきました。令和4年の2学期も引き続き、コロナ禍でのスタートとなります。改めて今までの感染予防対策を徹底していきます。
今夏は市内でも大雨が続きました。被害を被った方に心よりお見舞いを申し上げます。今後も天候不順が危惧されますので、ぜひ在宅時の災害の対応や行動についてお子様と確認をお願いいたします。
また長い夏休みが明けで、何か心配な事や不安なことがあれば、担任の先生はもちろん、相談しやすい河井小学校の他の先生、スクールカウンセラーの先生に相談してほしいと考えています。児童にも伝えますが、保護者の方からも話していただきたきますようお願いいたします。
さて私は高校野球を見るのが好きで、毎年、必ず感動する場面に出会います。今年は奈良県の地方大会決勝の出来事がそんな場面でした。天理高校と生駒高校が戦い、21対0のスコアで天理高校が夏の甲子園出場を決めました。通常であれば出場選手、ベンチ、スタンドが喜びを爆発させる瞬間です。
しかし試合後、天理ナインはマウンドに集まって優勝を喜ぶことをしませんでした。相手校の生駒に体調不良の選手が続出し、ベストメンバーで臨めなかった事情に配慮したのです。9回2死、あと一人で優勝の場面で選手だけでタイムを取ってマウンドに集合し、主将が「試合後に喜ぶのはやめておこう」と提案し、ナインも受け入れたそうです。試合終了後すぐに整列して、試合後の礼を交わしました。
私は、自分たちが3年間全てを打ち込んできたことが甲子園出場として夢がかなった場面で相手をリスペクトする行動ができたこと、そして監督の指示でなく自分たちで、決めて行動したことが本当に素晴らしいと思います。私は毎年このように高校野球で感動する場面に出会い、大切なことに気付かせてもらっています。
本校ではこんな場面がありました。6年生の松村結太さんは、県陸上大会の練習の補助として準備や練習の手伝いをしてくれました。そして県陸上に出場するみんなに宛てて自分から手紙を書いてくれました。次の内容です。
県陸に行くみなさんへ
いよいよ県陸の本番ですね。
練習のことを本番で生かして優勝して、
全校集会で賞状をもらってください。
あと、ぼくは見に行けないけど
MG(マネージャー)がいなくてもがんばってください。
本当にがんばれー!
私は県の陸上大会の会場でこの手紙を読ませてもらい、本当にうれしく思いました。そしてこのように自ら相手のために行動できる子がいる河井小学校を改めて誇りに思いました。
2学期はすぐに運動会があります。9月17日(土)の本番はもちろんのこと、その練習でベストをつくす姿や準備の過程で松村さんのような素晴らしい場面がたくさん見られると思います。先生たちもみなさんが気付かない「よさ」について教えたり、気付かせてくれたりします。チーム河井が、お互いに仲間のよさを見つけて学び合い、さらにパワーアップできる2学期にしましょう。
1学期の「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を児童の言葉でふりかえる
「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を職員と児童の合言葉としてきた1学期も本日が最終日となります。そこで児童の文から合言葉をどのようにとらえていたかをふりかえります。
●ベストをつくそう
先月号でも河井小金管鼓隊2022の皆さんが、河井小学校の伝統とプライドを受け継いだことをお伝えしました。6年生の振り返りの作文を読むと、全員がしっかりと合言葉を意識して練習や本番に臨んだこと分かります。その中から二人の作文を紹介します。二人の共通点は、ベストをつくした姿を具体的なめあてとして、更にしっかりとできたかどうかをふり返っている点です。
「ベストをつくした金管」 田中美緒
今年の金管の目標は、「輪島市に笑顔を届けられるようにベストをつくし、迫力のある金管の伝統を受けつごう。」です。金管のパレードが始まったとき、結団式で私が言った「列をそろえて進んだり、止まったりすることを意識してがんばろう。」の通り、同じ列の5年生に合わせてパレードすることができたのでよかったです。競技場について演奏する時に、自分の場所のコーンを見て、ぴしっと止まって演奏できました。
最後の解散式では、満足して終わることができてよかったし、これで最後の演奏が終わったのでさみしい感じがしました。下校の時に地域の人に「河井の金管よかったよ。」といってもらえたのでうれしかったです。輪島に笑顔を届けられたのかなと思いました。
「ベストをつくすことができて満足することができた金管~2022~」 卯木悠惺
私は市祭で金管の発表をしました。そこで私は金管のスローガンを達成するためにいろいろな工夫をしました。まずは返事です。先生が話をした後には返事をするなどです。もう一つはやる気です。やる気があってスローガンを達成するのと、やる気をなくしてスローガンを達成するのでは全く違うので、やる気について工夫しました。演奏している時はしっかり声を出したり、楽器の音を大きくしたりと、金管ができるのが最後だったのでできることは全て出し切りました。演奏している時は、楽しく明るく演奏することができたので良かったです。市祭で、もう金管をすることがないので少し悲しいですが、満足して金管を解散させることができたのでよかったです。最後まで集中して、金管をすることができたのでよかったです。
ベストをつくすとは、自分ができることをしっかりやり切ることで、終わった後で悔いを残さない、このことがしっかりと書かれています。
●仲間のよさを見つけよう
全校で「輝く河井っ子」の取組を行っています。たくさんの児童のいいところを見つけてくれていて読むとほっこりとうれしい気持ちになります。その中から2点を紹介します。
・5年海組 江岸さん 輝いていたよ
授業で積極的に手を挙げているし、ペア・グループ活動でもよく意見をいっていていいね。
5年海組 九尾より
・5年空組 伊吹さん 輝いていたよ
いつもみんなにやさしい言葉を使ったり、元気よく遊んでいていいね。
5年空組 山岸莉より
友だちのよい点を見つけられる人はそれを自分の力にできます。そしてよいと思う点も成長するにつれて増えていきます。様々なよさを見つけられる人は成長している証拠とも言えます。
これから長い夏休みが始まります。自分が夏休みにベストをつくす姿を具体的にして、ぜひ自力でやりとげてほしいと考えています。そして新たな仲間のよさを見つけられるよう成長した姿が見られることを楽しみにしています。
コロナ感染予防対策の一層の徹底を!
各地域で3年ぶりの祭礼などのイベントが実施されて日常が戻りつつあります。それ自体は喜ばしいことですが、人の移動が増加することにより感染リスクが増加することが懸念されます。本校でも、濃厚接触者として自宅待機中に陽性となる例も見られます。また、報道によりますと感染された方の多くが無症状であるということです。誰もが症状がなくても感染しているかもしれないとの意識をもって生活することが重要となります。改めまして、家庭でも手洗いや手指消毒など感染予防対策の徹底をお願いします。
学校長 六田 茂行
河井小学校金管鼓隊の伝統とプライドを受け継ぐ
本校では毎年卒業制作で輪島塗の作品を作り、校内に掲示しています。令和3年度の作品でちょうど40作品となります。その中の20作品に金管鼓隊が描かれています。今までの先輩たちにとって金管鼓隊の演奏が小学校生活の大きな思い出であったことがわかります。
河井小学校金管鼓隊2022のスローガンは「輪島市に笑顔を届けるためにベストをつくし迫力のある金管の伝統を受け継ごう」でした。その言葉通り3年ぶりに実施された輪島市民まつりで最高の演奏を披露してくれました。
当たり前のことですが全ての行事は児童の成長のためにあります。子どもたちは金管鼓隊の練習から市祭での演奏を通して大きく成長したと思います。その一場面を紹介すると、市祭直前の結団式のことです。指導してきた先生たちやパートリーダーが本番に向けて思いを伝えてくれました。その言葉を聴いてから行った次の練習では明らかに変わりました。今までで一番の演奏と動きでした。先生やパートリーダーの言葉だけでなく気持ちもしっかりと受け取ることができる「聴く心」をもったさらに良いチームになった瞬間です。練習を始めた昨年度からこのような場面がたくさんあったことでしょう。
4日は輪島市に笑顔を届けるためにベストをつくして演奏する姿がありました。2年間の練習の成果を出し切った6年生は、金管鼓隊終了後に全員が満足をしたと振り返ったそうです。
市祭ではたくさんの下級生が演奏を見ていました。その姿から、演奏だけでなく、真剣な表情や雰囲気から伝統を引き継ぐプライドをしっかりと感じ取ったことでしょう。そして自分たちも迫力ある演奏をしたいと思ったことでしょう。昭和40年から行われている金管鼓隊の伝統とプライドが次の世代へ受け継がれた日となりました。
最後に河井小学校金管鼓隊2022の皆さんが学校経営ビジョンの具体的取組⑩の「輪島や河井小学校の伝統と文化を理解させ、誇りをもたせる。」を自分たちで具現化してくれたことに、本当に感謝します。
学校長 六田 茂行
学校経営ビジョンの実現に向けて
学校便りの第1号で学校経営ビジョンとは学校づくりの設計図であると皆さんにお伝えしました。そこで学校経営ビジョン「具体的な取り組み」の5項目について現在の学校の取り組みや児童の状況をお知らせします。
※学校便り第1号でお知らせした時点では「具体的取り組み」は9項目でしたが、「輪島や河井小学校の伝統と文化を理解させ、誇りをもたせる。」を加えて10項目としました。(学校HPに掲載しています。)
①「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を学校生活全般で具現化
ベストをつくす場面としては運動などが思いつきますが、日常生活の中でも数多くあります。4年生は、1年生を迎える会の出し物を行った後で、自分はベストをつくせたと振り返っていました。6年生はテストで無回答を0にすることがベストをつくすこととして取り組んでいました。
写真は1年生が、2年生の学習の様子の映像からよさを見つけているところです。1年生は2年生の動きが素早い、かっこいい、などの感想を述べていました。
私たちはコミュニケーションの手段として言葉、文字だけでなく、表情や雰囲気でお互いに伝え合っています。だからこそ対面で仲間の姿から、感じて学ぶことが重要なのです。
②児童と取り組み内容を共有した学力向上プランの共通実践
学力向上プランとは、学校全体で河井小の児童に付けたい力を明らかにして、共通な取り組みを行うためのプランです。本校ではその内容を児童にも伝えて取り組んでいきます。写真はぐんぐんミートの写真です。4月に行ったテストの結果や目標を示すために行ったオンラインの集会です。児童玄関にある「ま・ナビボード」でも同じ内容を掲示しています。
③語彙を豊かにし、できる喜びを育む音読 暗唱
人は言葉を使って考えます。良い言葉をたくさん知ること、つまり語彙を豊富にすることが大切です。語彙を豊かにするために各学年で音読、暗唱に挑戦しています。
⑥活動の方向性を示し、適度な競争意識を与え、評価し意欲の向上を図る
挨拶チャンピオンの取り組みは、代表委員会が企画してくれた取り組みです。各学年で元気な挨拶をした人をチャンピオンとする取り組みです。チャンピオンになりたいという思いで、明らかに大きな声で挨拶する児童が増えました。健全な競争意識による効果だと考えています。
⑦児童のがんばりを見える化する掲示の工夫
自学ノートで努力した児童をかしこワールドで紹介します。また⑥で紹介した挨拶チャンピオンも写真を掲示し紹介して、努力の成果が見えるようにしています。
取り組みは相互につながりがあります。③、⑥、⑦の取り組みにより「自分はやればできる。」という気持ちも育みたいと考えています。今後も学校ビジョンに実現に向けて取り組んでいきます。
話す言葉 聴く心
校長から全校の皆さんに伝えたい大切なことです。「話す言葉」とは授業中はもちろん、常に相手に話す言葉遣いに気をつけてほしいのです。人は言葉で考えます。正しい言葉を使えば正しく考えることができます。また「聞いた言葉で心がつくられる」という言葉があるように、周りからの言葉が人の心に大きな影響を与えるので、言葉使いに気をつけてほしいのです。「聴く心」とは聞くときは心を話す相手に向けないとしっかりと内容や気持ちもわかりません。ぜひ聞こうとする心をもっていることが話す相手に伝わる聴き方を身に付けて欲しいと思います。
安全・安心な学校づくりをめざして
令和4年度が始まり2週間が経ちました。大人も子どもも慣れてきてそろそろ疲れが出てきていることではないでしょうか。気温の乱高下もあり、体調を崩す懸念もありますので、しっかりと睡眠をとって生活リズムを整えたいものです。
さてコロナ感染拡大防止のために4月22日に予定されていた授業参観、PTA総会、各委員会を中止とさせていただきました。大変ご迷惑をおかけし、保護者の皆様のご協力に感謝いたします。今後もどのようにしたら児童の活動がより安全に実施できるか、知恵を絞りながら学校運営を進めていきたいと考えています。今後もご理解とご協力よろしくお願いいたします。
【いじめを見逃さない学校づくり】
私たちが「それはいじめだよ。」「いじめはよくないよ。」と口にする「いじめ」についてどのようなイメージをおもちでしょうか。文部科学省では次のようにいじめを定義しています。「いじめとは、児童等に対して、当該児童等が在籍する学校に在籍している等当該児童等と一定の人的関係にある他の児童等が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって、当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう。」と定義しています。そして具体的には次のような例をあげています。
いじめの態様(令和3年度 問題行動・不登校等調査の例)
・冷やかしやからかい,悪口や脅し文句,嫌なことを言われる。
・仲間はずれ,集団による無視をされる。
・軽くぶつかられたり,遊ぶふりをして叩かれたり,蹴られたりする。
・ひどくぶつかられたり,叩かれたり,蹴られたりする。
・金品をたかられる。
・金品を隠されたり,盗まれたり,壊されたり,捨てられたりする。
・嫌なことや恥ずかしいこと,危険なことをされたり,させられたりする。
・パソコンや携帯電話等で,ひぼう・中傷や嫌なことをされる。
いじめの重大事態
・生命、心身又は財産に(対する)重大な被害
・相当の期間学校を欠席することを余儀なくされている状態
文科省では、学校にはいじめが必ず起こりうるものとして対処すること、そしていじめを見つけて、認知(学校でいじめと判断すること)して適切に対応することを強く求めています。いじめを見逃さず指導し、重大事態に陥らないようにすることが重要だとしています。本校でも毎年、数件のいじめを認知し、教育委員会に報告し、継続的に指導や見守りを行っております。
今年度の本校のいじめを見逃さないための取り組みは以下の通りです。
※担任だけでなく全員で児童の様子を見取るために
・児童理解の会で児童の様子を共通理解する。
・終礼時に、児童のどんな行動に対しどんな指導をしたかを情報共有する。
※児童からの訴えを見逃さないために
・毎月のいじめアンケートの実施と聞き取りを行う。
・学級の居心地などを質問するQUアンケートの実施と分析をする。
※お互いを認め合い、支え合う気持ちを育てる
・児童と教師の「よさを見る目」を育む「かがやく河井っ子」の取組を行う。
・認め合う気持ちを育む挨拶運動を行う。
・縦割り班活動の(特に事後指導)を実する。
※外部との連携
・スクールカウンセラーとの教育相談(木曜日)を行う。
・いじめ対応アドバイザー(年2回)による学校のいじめの対応の点検・評価・助言を受ける
いじめを見逃さないために、児童の様子の変化に気づく教員の感性が重要です。しかし感性は経験などにより差があることも事実です。そのため組織として複数の目で児童の様子を観察して情報を共有していきます。また何か悩みがあればどの教員でも相談するように働きかけていただければと思います。
1番大切なのはいうまでもなく未然防止です。令和4年度の合言葉の「仲間のよさを見つけよう」を具現化する象徴的な活動の「かがやく河井っ子」に取り組み、児童同士や教職員の「よさを見る目」を育んでいきます。そしてその子なりの全力を周りが温かく応援する雰囲気を作っていきたいと思います。
近年急増しているSNS上の書き込みによるトラブルを把握するには保護者の方々のご協力が不可欠です。河井っ子の健やかな成長のために今後もご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和4年度の河井小学校学校経営ビジョンをお知らせします
4月7日(木)に54名の新入生を迎え、全校児童303名で令和4年度の河井小学校がスタートしました。この度松山真由美校長の後任として、六田茂行が校長を務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
今年度の本校の学校経営ビジョンを紹介します。学校経営ビジョンとは、簡単にいうと学校の児童をこのように育てるという学校の決意表明です。学校教育目標を実現するシナリオともいえます。本校では「学校教育目標」「教育方針」「学校づくりの基本理念」「目指す児童像」「目指す教師像」「具体的取組」で構成しています。
基本的には令和3年度を引き継いでいきますが、次の2点を変更しました。
1点目は教育方針を子どもの姿で表したことです。2点目は、具体的な取組の項目を精選したことです。それでは学校経営ビジョンについて紹介します。
1 学校教育目標 心豊かに、たくましく生きる子の育成
2 教育方針 ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう
~令和4年度チーム河井の合言葉~
☆「教育方針」は学校教育目標を達成するために、求めたい児童の具体的な姿とし、学校行事などで常に念頭において取り組む教師と児童の合言葉としました。
人と比べるのでなく、今の自分の最高の力を出し切ることを続けると、昨日より今日、今日より明日と少しずつ成長していきます。「それがベストをつくす」ことです。「仲間のよさを見つけよう」は友だちの姿を見て学ぶことです。素晴らしいことやすごいこと、苦手なことも頑張る姿などを見つけることです。仲間のよさに気付く人は、その良さを自分の力に変えることができます。たくさんの児童がいる河井小学校ではたくさんチャンスがあります。
自分は最善をつくして取り組み、なかまの成果や努力を認めたり、応援したりする、そのような児童の姿をたくさん増やしていきたいと考えています。
3 学校づくりの基本理念
・学校は、子どもたちにとって「学んだことが身につく場」である。
・学校は、子どもたちにとって「人としての生き方を学ぶ場」である。
・学校は、地域の中にあって「家庭と地域と連携して子どもたちを育てる場」である。
4 目指す児童像
【明るくたくましい子】【よく考えやりとげる子】【協力し進んでやる子】
5 目指す教師像
・率先垂範により範を示す教師
・学び合い、高め合う教師
・教育公務員として自覚ある言動を行う教師
・適切なコミュニケーションにより、他者と信頼関係を築くことができる教師
・確実に共通実践できる教師
☆学校として具体的に取り組む内容は以下の通りです。今年度は、学校の様々な場面で指導するためには、常に職員が意識できる量にしたいと考えて、すでに達成できていることやどの学校でも必ずやるべき内容は省くなど10個に数を厳選しました。また何をするのか、実施したかしなかったのかがわかる具体的な内容にしました。
6 具体的取組
・「ベストをつくそう 仲間のよさを見つけよう」を学校生活全般で具現化
・児童と取り組み内容を共有した学力向上プランの共通実践
・語彙を豊かにし、できる喜びを育む音読暗唱
・「話を聴く」「納得」による信頼関係に基づいた学習規律
・家庭学習の習慣化を図り、学習習慣を定着させる
・適切な声量(授業 あいさつ 歌)挨拶№1の河井小学校へ
・児童のがんばりを見える化する掲示の工夫
・活動の方向性を示し、適度な競争意識を与え、評価し意欲の向上を図る
・「事実の確認」に基づいた生徒指導及び保護者対応
・輪島や河井小学校の伝統と文化を理解させ、誇りをもたせる。
上記のビジョンの達成をめざし、教職員一同、新たな気持ちで頑張ります。また令和4年度もコロナ禍の中でのスタートとなりました。保護者・地域の方々には、本校の教育活動及び今後の感染予防対策についてご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
校長 六田 茂行
令和3年度 第67回卒業証書授与式を終えて
令和4年3月18日(金)、河井小学校第67回卒業証書授与式が無事挙行されました。昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の流行の中での開催となりましたが、無事開催できましたことを大変有難く思っています。ありがとうございます。
本日晴れて卒業式を迎えた38名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。6年間よく学び、よく遊び、心と体を鍛え、たくましく成長した姿を見て、職員一同嬉しさで一杯であると同時に、この伝統ある河井小学校からこんなに立派に成長した子どもたちを送り出せることを誇りに思っています。今年度もまた成長した子どもたちの姿をみて、子どもたちの成長に関われる教員という仕事に幸せを感じています。
卒業式では、卒業生に大切にして欲しい三つの心を、はなむけの言葉として贈りました。
一つ目は、「人との出会いを大切にする心」です。これからの人生、多くの出会いがあり、その出会いが卒業生の生き方を豊かにしてくれます。人との出会いを大切にし、他人を思いやる優しさ、他人の教えを受け止めることのできる素直で柔軟な心を持つことを忘れず、多くの方々からたくさんのことを学んで欲しいと思います。
二つ目は、「夢・目標・希望を持つ心」です。新たな自分づくりの途中には、乗り越えがたい多くの壁にぶつかります。そんな時は、壁の向こうに、自分の夢や希望を投げ込み、それを超えて行くという強い意志が自分の人生を切り拓いてくれます。夢、目標、希望はどれも生きていく上での大きな活力になるはずです。
三つ目は、「感謝の心」です。大切に育ててくれた家族に、熱心に勉強を教えてくれた先生方や支援員さんに、一緒に笑い喜び、競い励まし合ってきた仲間に、毎日おいしい給食を作ってくださった調理員さんに、陰で環境整備をしてくださった校務士さんに、登校を見守ってくださった見守り隊の皆さんに、学校行事等でお世話になった皆様に、直接「ありがとう」の言葉を伝えて欲しいと思います。
そして人間は健康であってこそ様々なことができます。命が何よりも大切です。卒業生の皆さんには、心と身体を大切にし、充実した中学校生活を過ごすことを願っています。新しい世界に向かって出発する卒業生の前途が光輝くことを心よりお祈りいたします。
最後になりましたが、今年度の教育活動において至らぬ点も多々あったと思いますが、保護者の皆様・地域の皆様からは多大なるご理解とあたたかいご支援を賜りましたことに心より感謝申し上げます。今後も河井小学校の子どもたちのために、職員一同誠心誠意努力して参りますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
学校長 松山 真由美
北京オリンピック ~カーリング日本女子チーム ロコ・ソラーレから学んだこと~
2022年が始まってもう2ヶ月が過ぎようとしています。1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言われるように時の流れの早さに驚くばかりです。昨年の2月23日は、校長室からグラウンドでサッカーを楽しむ児童の姿を見ながら、学校だよりの原稿を書いていたことを思い出しました。今日は金沢市を中心に大雪警報が出され、20センチ近くの積雪を記録しています。今年はやはり大雪の年となったようです。しかしながら、県内でも春一番が吹き、校庭の梅の花も咲き始めています。春はもうすぐそこまで来ています。トルストイの言葉でSpring is the time of plans and projects.(春は企画と計画の時期である)というのがあります。今、子供たちは、出発の春に向けて、先生方と一緒に進級の準備を進めているところです。
さて、夢と感動と勇気を与えてくれた北京オリンピックが2月20日をもって終了しました。冬季五輪の中では最多のメダル数を獲得した日本人アスリートの活躍ぶりには本当に感動しましたし、同じ日本人としてその姿は誇りに思えました。
多くの感動場面がある中、私が最も興味をもったのはカーリング日本女子チームです。その訳は、メデイア等でもしきりに伝えられていた彼女たちの笑顔とコミュニケーション力はもちろん、そこから生まれる主体性、協働性、課題解決力、持続性などが学校教育で求められる児童生徒の姿に大変似ているなと思ったからです。
彼女たちは勝つために多くの情報(氷を読む)を一人ひとりが提供し(主体性)、それを全員が共有した上で、メンバー全員で最善の方法を考え抜き(協働性)、実行する(課題解決力)。失敗しても笑顔で「ナイス」と言って励まし合い、次への解決策を考える。しかもカーリングは一試合が約2時間半もかかり高い持続性も求められます。普段から時間をかけ地道に練習を繰り返さなければ持続性も身に付きません。そして何よりも魅力的なのは、彼女たちはとても楽しそうに試合に臨んでいる姿です。
先に述べたことを児童の学習活動に置き換えてみると以下のようになります。
与えられた学習課題を解決するために、主体的に自分の考えや意見を述べ、全員がそれらを共有し、その意見や考えを基に、協働で解決策を考え、解いてみたり実行してみたりする。その時課題が解決できなくても、「大丈夫、他の解決策を考えてみよう」と笑顔で話し合い、また考える。学習への持続性は、授業や家庭学習に時間をかけ地道にコツコツと努力することで身に付きます。そして何よりも魅力的なのは、難題にぶつかっても子供たちが楽しそうに学んでいる姿です。こんな風になるかなと思います。
今の子供たちが大人になる頃には、想像もできないくらい社会情勢は大きく変化しています。与えられたことを学ぶだけではなく、自ら課題を見つけ、その解決策を対話を通して、複数の人間と協働で解決していく能力が求められています。正にオリンピックで見せてくれたロコ・ソラーレの姿がそれに似ています。私達教員はカーリング日本女子チームの姿を参考にしながら、授業改善を図っていく必要があると感じています。そのためにも、子供たちと教師が確かな信頼関係で結ばれ、互いが笑顔でコミュニケーションができる、そんな雰囲気を大切にしていきたいと思います。
3学期も残りわずかとなりましたが、引き続き本校の教育活動へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
学校長 松山 真由美
休校期間中における保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます
1月28日(金)から30日(日)までの休校期間中、そして4年生はさらに2月1日(火)までの休校期間中、お子様の自宅待機、4年生はPCR検査の実施にご協力いただきまして、誠にありがとうございました。保護者及び関係機関の皆様のご協力のおかげで、2月2日より無事学校を再開することができました。
再開にあたりまして、2月2日(水)の朝、子供たちへ以下のメッセージを伝えました。
まずは、子供たちが昨年度からこれまで感染対策を頑張って続けてきたことを褒めました。それでも、今世界中で猛威を振るっているオミクロン株は感染力が強く、どこでだれがかかってもおかしくない状況であることを伝え、過度に恐れることなく、医師の言うことをよく聞いて、栄養のあるものを食べ、十分な休養をとることで治る病気であることを伝えました。
そして私からは、子供たちに二つのお願いをしました。
一つ目は、感染者や感染予防のために休んでいる人に対する偏見や差別を絶対許さないということ。噂話、間違った情報、ばい菌扱いなどの行為は絶対許さないということ。そんな行為を見たら注意して欲しいし、もし言えない場合は先生に教えて欲しい。先生方は絶対許さないということを力強く伝えたつもりです。
二つ目は、感染対策をさらにしっかり行っていこうということで、児童に以下の10の質問をし、感染対策への意識を高めさせました。全部の項目で「はい」と答えられれば、感染は最小限で抑えられるはずということを伝えました。
①鼻マスクになっていませんか。
②登下校時も(スクールバスの中でも)マスクを着用していますか。
③鼻水をかんだティッシュは蓋付きゴミ箱に捨てていますか。
④長休みの後、トイレの後、給食の前などしっかりと手洗いをしていますか。
⑤給食の準備中は静かに待っていますか。
⑥黙って給食を食べていますか。
⑦学年で決められた場所で歯磨きやトイレをしていますか。
⑧距離をとらず友達とくっついて廊下を歩いていませんか。
⑨寒いからと言って教室の換気を嫌がっていませんか。
⑩更衣室などで着替える時、マスクを外しておしゃべりしていませんか。
最後に、2学期に各クラスで作成した「コロナガイドライン」を学級のみんなで確認しあうこと、今後もみんなで安心できる声かけをしあいながら、全校みんなでこの厳しい状況を乗り越えましょうと声かけをしました。
本校の感染対策について
学校では1月25日(火)より、これまでの基本的な感染症対策①身体的距離の確保、②マスクの着用、③手洗い、④毎朝自宅で検温し、発熱等の症状がある場合は休む、⑤十分な換気、に加え、以下の感染対策を再度開始しました。
⑥縦割りの「掃除をやめて、学級単位とし,学年間の交流を減らす。
⑦6年生が行っていた1年生の給食の準備を職員が行う。
⑧感染対策を行ってもなお感染リスクの高い学習活動は行わない。
※リコーダーや鍵盤ハーモニカ等の管楽器演奏、朝の歌唱、金管練習など
⑨長休み後、給食前の手洗いをさらに徹底する。
⑩正しくマスクを着用できるよう指導する。
※できれば不織布のマスクを着用させてください。予備のマスクを持たせてください。
以上、ご家庭でもご協力をお願いいたします。
学校長 松山真由美
新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になりました。
新年明けましておめでとうございます。昨年は保護者の皆様、地域の皆様に助けられて充実した学校運営をすることができました。心より感謝申し上げます。
さて、2022年がスタートしました。今年は寅年。昔から虎は活力に満ち、勇気と果敢の象徴として、また魔除けのお守りとして、人々の暮らしの中で広く親しまれてきた動物だと言われています。子供たちも、虎のように勇猛果敢に困難に立ち向かっていける強い人になってもらいたいと願います。
そして学校では1月11日より令和3年度3学期がスタートしました。3学期は登校日数が6年生で47日、1~5年生で50日ととても短い学期となりますが、1年間のまとめと新年度に向けての準備をする大切な学期となります。子供たちにもそのことを意識して欲しいと思い、始業式では以下の3点について話をしました。
1点目は3学期はこれまで習ってきたことの復習をして、習ったことをしっかりと自分の知識として身に付けること、そうすることが4月からの新しい学年の良いスタートにつながるということを、桜の花の準備を例にして話してみました。低学年の子供たちにも分かってもらえたと思います。
2点目は3学期は1年で最も大事な学校行事「卒業式」があるということです。送られる側の6年生は、自分たちのこれまでの頑張りを足跡としてしっかり残し、後輩達が「あんな6年生になりたい」という憧れの気持ちを抱かせるほど、最後まで最高学年としてのプライドをもって行動して欲しいと伝えました。また、送る側の1~5年生に対しては、6年生を送る会と卒業式に向けての練習を心を込めて行って欲しいとお願いしました。
3点目は、2学期の終業式でも子供たちには伝えたことです。8月6日の平和学習から学んだこと「平和であるために自分たちが今できることは、喧嘩をしない、友達と仲良くする、いじめをしないこと」を思い出させ、校長の私が目指す学校もみんなと同じで、みんが居心地よく過ごせる学校、みんなが安心して勉強ができ、休み時間を楽しめるそんな学校だということを再度伝え、そんな学校を一緒に目指そうとお願いしました。
そして、オミクロン株の感染拡大が全国で急速に拡大しているので、これまで同様感染対策(身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い、換気、密を避けた活動等)をしっかりととっていくことも確認しました。保護者の皆様におかれましても、細心の注意を払っていただかれると幸いです。
最後に1年前にも申し上げましたが、私の学校経営ビジョンの中で大切にしている基本的なことをお伝えいたします。
・挨拶 ・時間厳守 ・整理整頓(自分の持ち物管理を含む)
ご家庭で少し意識していただけると教育効果もさらに上がるのではないかと思われます。職員にも意識した指導を行わせますので、どうかご理解・ご協力をお願いしたいと思います。
学校長 松山 真由美
感謝申し上げます そしてよいお年をお迎えください
8月30日から始まった2学期も本日をもって無事終了いたしました。この間、命に関わるような大きな事故・怪我等もなく、286名の児童が元気にこの日を迎えられましたことに安堵しております。これも皆、保護者の皆様がお子様の健康について十分留意していただいたお陰と思っております。本当にありがとうございました。
さて、大きな飛躍が期待される2学期。子供たちは私の予想をはるかに超えて大きく成長してくれました。運動会や持久走大会、縦割り班での8の字跳び大会、バス遠足や親子ふれあい活動など、様々な学校行事や体験活動が子供たちの成長のエネルギー源となりました。
全校児童が本気で戦った応援合戦には何度も鳥肌がたち、小学生でもここまでできるのかと感心させられました。3年生から6年生までの全児童が披露した「よさこい河井ソーラン2021」の見事な統一感には何度見ても涙があふれてきました。運動会という集団行動にしか生まれない感動を私達に与えてくれた児童の無限の可能性に驚くばかりでした。また、持久走大会では、どの子も自分との闘いに逃げることなく走りきり、自己新をマークする児童が続出しました。ここでもまた子供たちの大きな成長を感じました。しかし、運動会や持久走大会などは、運動が得意な子にとっては、自分が活躍できる絶好の場であり高い意欲をもって取り組めますが、運動が苦手な子にとっては苦痛でしかない1日であったはずです。それでも嫌なことや苦手なことに勇気をもって挑戦してくれた子どもたちには「また一つ心が強くなったね」と改めて褒めてあげたいと思います。
ある保護者からこんなお話を聞きました。「うちの子は、運動オンチで運動会は苦手なんですが、よさこいは大好きなのでここで娘は頑張ると言ってました」と。苦手な中にも自分を輝かせる部分を見つけて、それに一生懸命打ち込むことで自分の良さを発揮する、そして充実感を得る、なんて素晴らしい生き方なんだろうと思いました。踊り終えた彼女の姿はとてもキラキラと輝いていたことを思い出します。学習面でも生活面でも、こんな生き方ができれば素晴らしいですね。
学校では、通知表渡しを通して、子供たちの頑張りを精一杯お伝えしたいと思っております。ご家庭でも是非お子様と一緒に2学期の振り返りをしてみてください。そして、お子様が新しい年を迎えるに当たり、「今年はこんな自分になりたい」といった理想のイメージ像を描かせ、その実現に向けてお子様を支えていただければと思います。
最後になりましたが、2学期は保護者の皆様、地域の皆様から様々なご支援をいただきましたお陰で、本校の教育活動がより充実したものとなりました。子供たちに夢を与えようと大切なオリンピックの聖火リレートーチを本校に貸して下さった松本様、野菜やサツマイモ植えのご支援をしていただきました輪島公民館様、子供たちの登校を温かく見守っていただきました見守り隊の皆様、田植え体験のお世話をいただいた表先生をはじめとした輪島公民館の皆様、楽しい読み聞かせを続けて下さっている図書ボランティアの皆様、人権集会でお世話になった小﨑先生と倉田先生、知的・発達障害の啓発キャラバン隊「ぴーすのたね」の皆様、そしてスクールカウンセラーの中田先生、愉快なお話会をしていただいた岩山様、道徳授業で貴重な体験談をお話いただいた輪島高校ボランティア部の皆様など12名のゲストティーチャーの皆様、親子ふれあい活動でお世話いただいた輪島市蒔絵組合の皆様、小松サイエンスヒルズの貝田先生、3年生の防災教育の講師となっていただいた田上先生と輪島市防災対策課の皆様、5年生の親子ふれあい活動でお世話いただいた市スポーツ推進委員協議会の皆様、6年生の卒業制作でご指導いただいた前古様と輪島市沈金組合の皆様、学校コンサートで素晴らしい歌声と演奏を披露して下さった仲谷様、フルート奏者多田様、ピアニスト山田様、宿泊体験学習やバス遠足等でお世話になった各種施設の皆様、薬物乱用防止教室で講師を務めていただいた星野様、金管鼓隊合同発表会でお力を貸していただきました市民祭り実行委員会の皆様、社会科見学でお世話になった輪島消防署やワイプラザの皆様、学校と共に児童の健全な育成にご尽力いただきましたスポーツ少年団の皆様と児童クラブの皆様、そして授業参観、学校行事、親子ふれあい活動等、お忙しい中にも足を運んでいただきました保護者の皆様、本校はこんなに多くの方々に支えてられていることを改めて知り、感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。
3学期も「地域から愛される学校づくり」~みんなで育てよう~を合い言葉に、職員一同力を合わせ、286名の子供たちが河井小学校をもっともっと好きになるよう努力して参りますので、今後も変わらぬご支援・ご協力をお願い申し上げます。
冬休みは2週間と短いですが、オミクロン株の広がりが懸念されますので、不要不急の外出は避けられて、大晦日やお正月という厳かで楽しい歳時記をご家族皆様で楽しんでください。それでは、よいお年をお迎えください。
学校長 松山 真由美
河井小金管鼓隊2021「元気」「感動」「感謝」
「地域に元気と感動を与えて、みんなが楽しめる最高の金管を創造しよう」のスローガンのもと、河井小金管鼓隊2021はスタートしました。
1学期は新型コロナの感染拡大により思うように練習ができませんでした。2学期に入ってからは運動会練習に力を注ぎました。そして運動会が終わり、ほぼ2週間という大変短い期間を使って集中してドリル練習を重ねてきました。昼休みも使い、1日2時間続きの練習もあり、かなりハードなスケジュールだったと思います。それでも、誰一人として途中で投げ出してしまう人はいませんでした。発表会に向け、常に完成度の高い金管鼓隊を目指して一人ひとりがよく努力してくれました。
「伝統を受け継ぐ」、言葉で言えば簡単ですが、その言葉の裏側には目に見えない努力や高学年としての自覚、河井小児童としてのプライドがあるということを、子どもたちの金管鼓隊に取り組む姿勢から知ることができました。50年以上続く、伝統ある河井小の金管鼓隊を、今年度もしっかりと引き継いでくれたことに感謝の気持ちで一杯になりました。
金管鼓隊合同発表会は、これまでの演奏の中で最高のものとなりました。声を合わせ、音を合わせ、そして心を合わせ、これまでに熱心に指導してくださった先生方や温かく見守ってくださった保護者の皆様、そして地域の方々への感謝の気持ちを、心を込めた演奏で表現してくれたと思います。沿道や会場となったマリンタウンには、たくさんの人が詰めかけ、子供たちを応援してくれましたが、きっと元気と感動をお届けできたのではないか思います。子どもたちの高い意識と集中力、そして、これまで支えていただいたみなさんへの感謝の思いに胸が熱くなりました。
河井小金管鼓隊2021は金管鼓隊の歴史に新たなページを刻み、生涯忘れることのない素晴らしい思い出を共に創造することができました。子どもたちの頑張りはもちろんですが、温かく見守り、ご支援いただいた保護者の皆様や地域の方々のおかげです。沿道からの温かい笑顔や大きな拍手は子どもたちの大きな励みとなりました。そして、自分だけのためではなく、周囲の人々のためにも精一杯努力し、人々から認め励ましていただくことの素晴らしさや有難さを感じることができたと思います。心より感謝いたします。今後も地域に愛され、地域に貢献できる子どもたちの育成を目指し、職員一同努力してまいります。変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
運動会のご参観・温かいご声援に感謝申し上げます
10月9日(土)すばらしい秋晴れのもと、令和3年度の運動会が行われました。今年度は幼稚園の運動会と重なったため、午後開催とさせていただきました。初めての午後開催のため少々戸惑ったものの、午前中の3年生から6年生の「よさこい河井ソーラン」や低学年の「ダンス」のリハーサルを多くの保護者や地域の方々にも見ていただくことができ、午後開催の良さを発見することができました。また、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、人数制限を設けての開催といたしました。これにつきましてもご家族の皆様にはご迷惑をおかけしたことと思います。大変申し訳ございませんでした。来年こそは従来通り、ご家族皆様がそろって参観できますようコロナウイルスの収束を祈るばかりです。
今年度の運動会練習の開始にあたって、職員に「運動会を通して育てて欲しい力」をお願いしました。一つ目は「集団行動力」。二つ目は「勝敗へのこだわりと結果の受け入れ方」。三つ目は「高学年の心の育成」。そして最後に児童の姿を通した学校力の発信です。
皆様の目からご覧になられてどうだったでしょうか。
一つ目の集団行動力として取り組ませたのは①時間を守る②あたたかな聴き方③駆け足で素早く移動するの3点です。効率よく練習を進める上ではどれも大切な行動となりますが、低学年の子どもたちにとってはどれも難しい行動でもあります。しかしながら、授業前の先生方の声掛けと授業後の評価により、子どもたちは確実にできるようになってきました。身に付いた集団行動力は授業に求められる規律ある態度、協力性、集中力につながると考えます。
二つ目の「勝敗へのこだわり」については、縦割りの応援練習に特に顕著に表れていました。何回か練習を重ね、いよいよお互いの応援を見合う場面がやってきた時のことです。普段の授業ではほぼ見られない光景でした。低学年でさえ、微動だにせずじっと相手チームの応援を見いる姿に鳥肌がたちました。「これは本気だ。すごい」と。何がここまで子どもたちを真剣にさせるのかと考えたら、やはりその源は高学年の真剣な姿にあったと思います。毎日の練習に手を抜くことなく、これでもかと思うほど声を出し切り、全体をまとめようと必死に頑張ってきた高学年の姿を見てきたからです。河井小のすばらしい伝統・校風を伝えるために頑張ってくれた高学年の力はとても大きなものでした。運動会が終わった後、6年生の教室では記念撮影が行われていました。同じクラスでいながら、紅組、白組に分かれなければならない6年生ではありますが、互いの健闘を讃えあったからこそ、あの写真の一人ひとりの充実した笑顔が生まれたのだと思います。
三つ目の「高学年の心の成長」については、言うまでもありません。6年生には準備にも運営にも後片付けにも関わってもらいました。これらの活動を通して、言われて動くのではなく、自ら仕事を見付けて動ける6年生になってきました。競技中は応援を続け、後輩たちのやる気をアップさせてくれました。もちろんどの競技にも本気で踊り、本気で走り、本気で取り組むすばらしさ、カッコよさを見せてくれました。また、4年生以上の子どもたちの働きも立派でした。競技中の低学年の面倒を見ることは大変だったでしょう。でも高学年のリードがあったから低学年の子どもたちもスムーズに動くことができたと思います。放送もしっかりと練習をして、運動会を盛り上げる放送ができました。
このように2週間ほどの運動会練習を通して、子どもたちにはいろいろな力が身に付きました。本気で取り組む力、根気強く取り組む力、自分を表現する力、心を揃えて動く力、友だちと一緒に頑張る団結力、助け合う協調性、同じ目標に向かって努力する連帯感などです。このような力が今後の学校生活にも十分生かされるよう、指導の継続を図ってまいりたいと思います。
最後になりましたが、保護者の皆様、ご家族の皆様、地域の皆様、最後まで子どもたちに温かいご声援を送っていただきましたことに感謝申し上げます。皆様からのご声援が子どもたちの大きな励みとなり、最後まで全力でやり遂げることができました。また、後片付けに際しましてもご協力いただき大変助かりました。後片付け後の皆様からの拍手が心に染み、「また、頑張ろう」と私自身も励まされました。ありがとうございました。今後も充実感・達成感で一杯の子どもたちの笑顔を求めて、全職員で力を合わせ学校運営をして参りますので、ご支援・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
学校長 松山 真由美
今も昔も変わらない大切なこと
本校では子供たちの自主性を育むために、自主学習ノートに取り組ませています。いわゆる自学ノートと呼ばれているものです。自学ノートが1冊終了すると、校長の私に提出され、大きなシールが貼られるとオリンピアンとして「かしこオリンピック」に参加する資格が与えられます。そのオリンピアンになろうと、子供たちは漢字や計算など基本的な学習や自分の興味関心のある勉強、あるいは苦手な勉強等をそのノートに自分なりに工夫をしながら書いてきます。2学期に入ってから、その提出が一気に増えてきました。
提出される自学ノートを見ると、どの子もよくしてくるのが漢字・計算練習です。今の世の中は合理化されていますが、漢字や計算などの基本事項は瞬時に覚えたり、正しく計算できたりしません。何度も何度も繰り返し書いて練習する、ミスがないか一回一回チェックして忘れやすい箇所、間違えやすい箇所は見やすいように間違わないように書き出すなど、時間のかかる学習も必要になってきます。確かに面倒な取組かもしれませんが、基本を身に付けるには反復練習は欠かすことのできない活動だと思っています。英語が好きだった私も、何度も何度も書いて覚えた英単語は、今でも手が覚えていて書いてみると思い出すことがよくあります。
新学習指導要領が始まってから、自ら課題を見つけ、その解決策を友達との対話を通して見つけたり、さらに学びを深めたり、広げたりする活動を行っています。その活動を円滑に進める上でも、基礎的・基本的な学習事項の定着は必須です。労を惜しまず地道に毎日コツコツと練習して頭にインプットしていく習慣は今も昔も変わらない大切なことです。今後も是非続けて欲しいと思います。そして学習したことをテストで試すことはもちろんですが、それ以上に今学習していることが、自分の将来の夢実現につながると信じて学習を継続してもらいたいと思います。私自身もペンだこができるまでコツコツと英単語練習を重ねたことが、私の将来の夢英語教師の実現につながりました。だから、子供たちにはこう言ってあげてください。「今、君が一生懸命やっていることのどれかが、今はどれかはわからないけど、将来の夢実現につながっているんだよ」と。
テストのための勉強ではなく、夢実現のための楽しい勉強になるよう、興味関心のあることに取り組めるような自学ノートの取組を考えていきたいと思います。自分の将来についてはまだまだイメージできない子どもの方が多いかとは思いますが、だからこそ幅広い知識をたくさん蓄え、自分の夢実現に必要な引き出しを多くつくってあげたいものです。
学校長 松山 真由美
保護者の皆様のご協力に感謝申し上げます。
9月9日(木)から12日(日)の休校期間中、お子さんの自宅待機、PCR検査の実施にご協力をいただき誠にありがとうございました。保護者及び関係機関の皆様のご協力のおかげで、無事学校を再開することができましたことに心より感謝申し上げます。
本日は児童の登校後、私の方から全校児童に向けて以下の2点について話をしました。
1点目は、今日登校したくてもできない友達がいること。その友だちのことについて間違った情報を流したりうわさ話などをして、その友達の心を痛めることのないようにして欲しいということ。もししてしまった自分に気付いたらただちに止めること。している友だちがいたら注意すること。注意しても聞かなければ先生に教えること、そういう人を先生方は絶対許さないし、みんなも注意できる子どもになって欲しい、そして休んでいた友達が登校した時は温かく迎えて声をかけて欲しいとお願いをしました。
2点目は、これまで行ってきた感染対策をさらに強化すること。朝の検温と健康観察、正しいマスクの着用、手洗いと消毒をこまめにすること。給食時の黙食と口を結んでの歯磨き、友だちとの距離をとること、などについてお願いをしました。
最後にお互いに安心できる声かけをしあいながら、コロナ対策を続けていきましょうと伝えました。
学校といたしましては、9月13日(月)から2週間、感染予防のために以下のことについて変更と徹底を図ります。
①6年教室を3階集会室「光」に移動します。児童と児童の間隔をこれまで以上とるためです。
②掃除は縦割りをやめて、学級単位とし、学年間の交流を減らします。
③6年生が行っていた1年生の給食の準備を職員が行います。
④歯磨きをする場所を学年ごとに分けます。
⑤教室の自分の机を1日2回除菌シートで拭きます。
⑥感染対策を行ってもなお感染リスクの高い学習活動は行いません。
(音楽におけるリコーダーのや鍵盤ハーモニカ等の管楽器演奏、朝の歌唱など)
⑦鼻水やつばのついたティッシュやマスクは蓋つきごみ箱にいれることを徹底します。
⑧中休み後の手洗いをさらに徹底します。(中休み終了5分前の放送と確認)
⑨正しくマスクを着用できるよう声掛けを継続します。(マスクの予備をお願いします)
⑩教室換気は換気扇及びサーキュレーター(扇風機)で十分換気を行います。
学校行事について
運動会の延期・・・10月9日(土) 雨天の場合は10日(日)
※開催時刻に関しては後ほど連絡いたします。午後開催もあり得ます。
※10月中はサンアリーナは使えませんので、本校グランド実施となります。9日・10日
両日とも開催できない場合は、別日にダンス等の発表を行いたいと考えております。
その際は平日となります。できるだけ早く開催日をお伝えいたします。
保護者の皆様には行事等の変更でご迷惑をおかけすることとなりますが、ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
学校長 松山 真由美
飛躍の2学期がいよいよスタート
1年のうちで最も心も体も大きく飛躍する2学期がいよいよスタートしました。2学期はご存知の通り運動会に始まり、遠足、マラソン大会、2年生は芋ほり体験、3年生は親子行事、4年生は稲刈り体験、5年生は合唱の集い、4~6年生は金管鼓隊発表会など、学校行事が目白押しとなります。
学校では、それらの行事を行う際、その一つ一つの行事の目的を確認しながら、自分の目標を定め、その目標達成のために自分は何をしなければならないのかを考え、そして実行し、終わった後は振り返る、そういった流れを大切にして、自分を客観的に見る力、自分を評価する力、周囲への関わり方などの力を付けさせています。そうすることで、人の役に立てた自分に気づき、次もみんなのために、河井小のために頑張ろうという気持ちや感謝の心が育っていくものと思います。そこに外部からの評価が加わるとさらに子どもたちの自己評価は高まり、つながる学校行事がすべてうまくいく場合が大いにあります。是非保護者の皆様におかれましては、各行事ごとに本人が頑張ったことや努力したことの話には耳を傾け、その頑張りを評価してあげてください。
そういった意味で2学期最初の運動会は、2学期の行事の成功・失敗を左右する大事な行事となると言えます。そこで、職員とは「運動会とその練習」を通して育てて欲しい心についてお願いをしました。
一つ目は、身に付けさせたい集団行動として、①時間(集合)を守る②「あたたかい聴き方」をする③駆け足で素早く移動する、この3点を守るよう指導すること。これができればとても効率的な練習ができると思います。そして1日の練習終了後にはその3点について評価するようにお願いしました。
二つ目は、勝敗へのこだわりと結果の受け入れ方についてです。昨年度1年生の女児児童が負けたことが悔しくて泣いている姿を見ました。この子は1年生であっても勝敗にこだわる気持ちがあったからこそ、一生懸命練習し、本番では本気で走り、本気で踊り、全てを本気で取り組めたのだと思います。だから負けた時には涙が出たのでしょう。本気になるためには、本気にさせる仕掛けが必要です。先生方には勝敗にこだわらせ、本気で取り組ませるようにお願いをしました。そして勝敗が決まってしまえば、その結果を素直に受け入れ、互いを讃え合う姿勢も教えてあげて欲しいとお願いしました。
三つ目は、高学年の心を育てることです。高学年の子どもたちは自分の種目出場はもちろんですが、会場準備や後片付け、競技の運営なども任されます。彼らはその仕事を責任をもって成し遂げることで、高学年としての自覚をより確かなものにしていきます。教室での学習以上に学校行事がその力を育ててくれます。そして私たち教師の任務の一つは、一人ひとりの責任ある行動をよく観察し、褒めることです。ご家族の皆様も是非、競技の結果のみならずお子様の仕事ぶりについてもよく見てあげ、そのことについても褒めてあげてください。
2学期も1学期同様、保護者や地域の皆様、各種団体の皆様からご協力をいただきながら学校行事を進めて参りたいと思います。どうぞお力を貸してください。お願いいたします。
最後になりますが、コロナ感染拡大が再び懸念されております。これまで以上に感染対策の徹底を図って参ります。ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
学校長 松山 真由美
身体も心も育った1学期が終わりました
本日をもって令和3年度1学期が無事終了しました。昨年度はコロナ感染症対策としてとられた休校措置により、1週間というとても短い夏休みとなりましたが、今年度は保護者の皆様と子供たちの努力、地域の方々のご支援により、例年どおりの夏休みを282名の児童と共に迎えられることをとても嬉しく思っております。特に見守り隊の皆様方には、毎週月曜日、朝早くから子供たちの登校を見守っていただき誠にありがとうございました。
4月には授業参観とPTA総会、6月には学校公開・授業参観と講演会、各学年親子行事(1・2・5年)、そして全校集会では2年生の学年発表等、感染対策をとりながらたくさんの保護者の皆様にご参観いただきました。また、公民館さんのご支援をいただき、2年生は野菜・芋植え、4年生は田植え等の貴重な体験も行うことができました。さらに、昨年度できなかったスポーツフェスタでは、ほとんどの子供たちが自己記録を更新しました。またチビッコオリンピックにもたくさんの子どもたちが積極的に参加してくれました。このように学校内外でさまざまな活動が行えたのも、保護者や地域の皆様及び関係団体の皆様のおかげと思っております。心より感謝申し上げます。
さて、1学期の子供たちの様子は、保護者の皆さんの目にはどのように映ったでしょうか。
1学期、子供たちは71日間学校に通いました。どの子も本当によく頑張って通ったと思います。担任から事前に見せてもらった通知表には、学習面の頑張りのみならず、生活面での思いやりのある行動や優しい行動など心の成長に対するコメントがたくさん書かれてありました。身体の成長はもちろんですが、心の成長は大変喜ばしいものです。通知表を囲んでお子さんの身体と心の両方の成長を共に感じ、お子さんを多いに褒めてあげてください。保護者の「褒め言葉のシャワー」は子供たちの明日からのやる気・本気につながるはずです。
子供たちが待ちに待った夏休みは7月21日から8月29日までの40日間となります。1年生にとってはもちろんですが、2年生にとっても初めての長期間の夏休みとなります。学校生活はチャイムで始まりチャイムで終わる時間割に沿ってみんなで生活しています。そのため自分で時間を決めて何かしようと思ってもできないことが多いです。でも夏休みは違います。生活の中心は家庭となり、自分で時間を決めていろいろな行動をすることができます。長い夏休みをどのように過ごすのか、どのように過ごしたらよいのか、お子さんと一緒に考え、計画を立て実行できるよう声かけや点検をお願いします。毎日コツコツと勉強したり、読書をしたり、お手伝いをしたり、スポーツをしたり、お友達と遊んだり、とやることは山のようにあります。40日後のイメージをもたせながら頑張らせてください。また、夏休み中には、スポーツの祭典と呼ばれるオリンピックやパラリンピックが開催されますので、親子でスポーツ観戦というのもいいと思います。スポーツには人を感動させる力がありますから、テレビの前で一緒に感動の涙を流すのもいいのではないでしょうか。
どうぞ親子で楽しい夏休みをお過ごしください。夏休み明けには、さらに成長した子供たちと会えることを楽しみにしています。
最後になりましたが、コロナ感染拡大が再び懸念されております。夏休み中と言えども、感染対策をしっかりと行い、できるだけ不要不急の外出は避けられますようお願い申し上げます。
学校長 松山 真由美
学力向上の取組について
新しい「学習指導要領」がスタートして1年3か月が過ぎました。新学習指導要領では、子どもたちの「生きる力」を育むためには、学校での学びを日常生活で活用したり、ご家庭での経験を学校生活に生かしたりすることが大切と言われています。本校でも、一つ一つの知識がつながり「わかった」「おもしろい」と思える授業づくりに、また、周りの人たちと共に考え、学び、新しい発見や豊かな発想が生まれるような授業づくりに努めています。
6月24日(木)には、指導主事の先生方をお招きして、本校の授業改善の状況や学力向上の取組について見ていただきました。本校では、昨年度まで算数科を中心に授業について研究してきましたが、学力調査等で、話の中心に気を付けて聴き、質問したり感想を述べたりすることや読解力に課題があることがはっきりしてきましたので、今年度からは国語科に変更して研究を進めています。今回は河井小の授業スタイルや授業以外での学力向上の取組を紹介します。
まずは河井小授業スタイルについてです。主に次の3つの取組を共通実践しています。
①ま・ナビボード ・・・自分の考えをもつための視点や方法等を示します。
これにより、児童は自分の考えをもてるようになります。
②アタックポイント・・・授業の中で中心となる活動です。
これにより、学習が深まり、児童は目指すゴールの姿に迫ります。
③今日の言葉 ・・・ 授業の中で覚えて使って欲しい言葉を示します。
これにより、児童は覚えて欲しい言葉を使って自分の考えを表現
できるようになります。また、語彙も豊富になります。
次に授業以外での取組を紹介します。
①条件作文・・・全校同じテーマで、字数80字から100字で条件に合わせて書きます。
これにより目的や条件に応じて書く力がつきます。
②新聞要約トレーニング・・・新聞記事を要約します。
(4~6年生) これにより文章を速く正確に読めるよ
うになります。
③対話力トレーニング・・・全校が同じテーマで他学年と交流します。
これにより対話力が身に付きます。
④詩の暗唱・・・毎月各学年1編ずつ詩を暗唱します。
これにより正しい日本語を覚え、語彙力を広げます。
⑤読書活動の推進
・月2回以上の図書室利用 ・全校朝読書の実施 ・学級文庫の活用
・図書ボランティアとの連携 ・家族読書ウイーク ・読書冊数調査
・新聞コーナーの設置 ・いしかわ学校読書の日における取組
・各学年「おすすめの本」の取組 ・読書感想文の取組 ・読書感想画の取組
このような活動により、文字を読むことの抵抗が減り、読書が好きになる児童が増えます。 授業参観にお越しの際は、掲示された条件作文等をご覧になってください。
これらの取組が確実に学力向上につながるよう、やりっぱなしとならないように、趣旨や目的を確認しながら実践していきたいと考えております。どうぞ、ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。
学校長 松山 真由美
GIGAスクール構想本格的にスタート
令和3年1月26日中央教育審議会から「令和の日本型学校教育」の姿が発表されました。その中で何度も目にするのが、「個別最適な学び」「協働的な学び」という言葉です。
「個別最適な学び」とは、要は「個に応じた指導」ということです。私たち教師は、これまで以上に子どもの成長やつまずき、悩みなどの理解に努め、個々の興味・関心・意欲等を踏まえてきめ細かく指導・支援することや、子どもが自らの学習の状況を把握し、主体的に学習を調整することができるよう促していくことが求められるようになります。
また、「協働的な学び」とは、探究的な学習や体験活動等を通じ、子ども同士で、あるいは多様な他者と協働しながら、よりよい学びを生み出していこうというものです。
このような個別最適な学びと協働的な学びを実現し、教育の質の向上を図るとともに、新たな感染症や災害の発生等の緊急時にあっても全ての子どもたちの学びを保障するため、「GIGAスクール構想」(Global and Innovation Gateway of All)がスタートしたというわけです。これからの教育にはICTは必要不可欠ということです。
本校においても、昨年度末「1人1台端末」chromebookが導入され、Wifiの整備も完了しています。GIGA校内研修推進リーダーの重政先生を中心に、推進チームを結成し、昨年度よりこれまで4回の校内研修を実施してきました。①GIGAスクール構想について ②端末の基本操作について③授業等で活用できるアプリケーションの活用について、などです。
1学期の目標は、とにかく児童も先生も「使ってみる、慣れる」です。
具体的には
①帯タイムを使って児童がchromebookに触れる機会を増やします。
②低学年は「カメラ」及び「画像編集」、中学年は低学年の内容に加え「キーボード打ち」、 高学年は低・中の内容に加え、「クラスルーム等でプレゼン」、「文章編集」、「アンケート 調査」等の機能を体験し、使い方に慣れるようにします。
1学期の終わりには、互いのchromebookを活用した実践事例を交流していきたいと考えています。働き方改革と言われる中、先生方は時間を絞り出して、一生懸命頑張ってくれています。研修においでた講師の方からも「河井小の先生方は大変熱心ですね。」というお言葉をいただきました。校長の私の目から見ても、研修に向かう姿勢は大変すばらしいと思います。
chromebookを活用した授業についてはまだまだ手探り状態ですが、教師も児童も共に学びながらchromebookを活用していきたいと思います。その際、chromebookを活用すること自体が目的化しないように、また、健康面を含め、chromebookが児童に与える影響にも留意しながら、積極的に活用していきたいと思います。
学校長 松山真由美
目指すは「地域から愛される学校づくり」
4月13日の全校集会で、私から子どもたちには、昨年度に引き続き今年度もみんなで力を合わせ、「地域から愛される学校をつくりましょう」と話しました。
地域の方々から愛されるためには、まずは学校内のみんなから愛される人間になる必要があります。みんなから愛されるためには、みんなのために働ける人になって欲しいと願っています。
具体的には、自分ができること、自分がやらなければならないこと、つまり、係活動や委員会活動、毎日の清掃活動などにしっかり取り組むということです。あたり前のことですが、これを毎日しっかりとやり続けることは中々難しいことですし、それができる子どもは多くの友だちや先生から信頼されることになります。この信頼感が良好な人間関係を生むと思っています。全校児童283名がそんな信頼関係でつながることができれば、どんなに素敵な学校になることでしょう。考えるだけで、ワクワクします。校内貢献活動が愛校心を生み、やがては地域にも貢献したいと思える人間になるはずです。学校では、自分の役割を果たす児童全員を褒めの対象とし、全校でできた喜びを感じさせ、自己肯定感や自己有用感を高めていきます。
入学式が終わって3週間が経ちました。その間、子どもたちの校内貢献活動は進んでいます。朝、玄関前のお花に水をあげてくれる子どもたちや無言清掃に一生懸命に取り組んでくれる子どもたち、新型コロナウイルスに感染しないように毎日放送をかけてくれる子どもたち、1年生のために給食準備をしてくれる6年生などなど、そんな素敵な子どもたちに支えられて学校は成り立っています。もっともっとそんな子供たちを増やしていきたいです。
最後になりましたが、4月23日金曜日に行われましたPTA総会では、たくさんの保護者の皆様にご出席いただき、改めて保護者の皆様のご期待に沿えるよう、職員一同力を合わせて頑張っていかねばならないと感じました。今後も引き続き本校へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
学校長 松山真由美
令和3年度 河井小学校がスタートしました!
温かい春の風が河井小学校に吹いてきました。チューリップも咲き始め、52名の新入生の入学をお祝いしてくれています。少し落ち着いていた新型コロナウイルスが再び猛威を振るい始め、県内でもステージ2「感染拡大注報」が出されました。そんな中、今年度も基本的な感染防止対策を取り、入学式を無事挙行することができました。新入生の明るい笑顔と元気な挨拶に私たち職員も大きなエネルギーをもらいました。前日は6年生が新入生のために一生懸命入学式の準備をしてくれました。6年生ありがとう。あらためて河井小学校の顔となった新6年生の凛々しくなった姿に感心しました。これから行われる学校行事が成功するかどうかは6年生にかかっています。先生や仲間と仲良く協力しながら、河井小学校を力強くリードしていってもらいたいと強く願います。この1年、児童が主体的・協働的に学習や学校行事に取り組み、自ら課題を解決できる力を身に付けると共に、校内貢献活動を通して愛校心を育て、みんなが「河井小学校が大好き」と言えるような学校、地域から愛される学校づくりを目指して、全教職員が一丸となって精一杯努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
【教育目標】
心豊かにたくましく生きる子の育成
【めざす児童像】
〇明るくたくましい子 〇よく考えやりとげる子 〇協力し進んでやる子
【教育方針】
地域から愛される学校づくり~みんなで育てよう!~
【重点目標】
①学力の向上
・自ら課題を発見し、主体的・協働的に課題を解決する力を育成します。
・端末(chromebook)を活用した新たな授業づくりを通して学習意欲の向上を図ります。
・英語検定にチャレンジさせ英語学習への興味関心を高めます。
・家庭と連携を図りながら家庭学習習慣を身につけさせます。
②豊かな心の育成
・朝読書を工夫し、読書の質的向上を図ります。
・挨拶、服装、下足そろえ、時間厳守、約束を守るなど凡事徹底を図ります。
・異学年交流や縦割り班活動を通して思いやりと協力する態度を育てます。
・活動の振り返りと見える化により自己有用感を高めます。(キャリアパスポート活用)
・伝統芸能の継承や金管鼓隊のパレード参加、米作り等、外部とつながる教育活動を積極的に進めます。
・校内貢献活動を推進し、愛校心を育てます。
③健やかな体と危機管理意識の向上
・児童会と連携しながら、いじめを許さない風土づくりをします。
・水泳や陸上など各種大会に教職員一同精一杯支援し、一生懸命に取り組ませます。
・「早寝・早起き・朝ごはん」を基本とした規則正しい生活習慣づくりをします。
・家庭と連携しながら、ゲーム及びメディア依存症の予防に努めます。
・防災教育と各種訓練を定期的に行い、子どもたちの危機管理意識を高めます。
最後に、283名の児童一人一人の大切な命を預かっているという意識を忘れず、「命を守る」ことを基盤に、常に子どもに寄り添った指導を通して信頼関係を構築して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
学校長 松山真由美
令和2年度 第66回卒業証書授与式
今日、晴れて卒業式を迎えた6年生の皆さん、おめでとうございます。
卒業の年に、新型コロナウイルスの大流行の中で学校生活を送ることになり、6年生にとっては生涯忘れられない一年となったことでしょう。
それでも学ぶことはたくさんありました。皆さんは、学校のリーダーとして、下級生を支え、コロナが生み出した様々な困難を乗り越えてくれました。コロナ対策ではお互いを気遣い、毎朝の検温、マスクの着用、手洗い・消毒を頑張って続けてくれました。保健委員会を中心に密を避けた行動や換気の呼びかけ、学級当番は授業後「三密を避けた行動をとりましょう」の声掛けを卒業まで続けてくれました。正にめざす児童像「よく考え、やりとげる子」を実践してくれました。
4月16日から始まった休校。休校中は出かけることもできず、友だちとも自由に会えず、辛い日々が続いたのではないでしょうか。5月18日から始まった分散登校で友達と再会できた時の皆さんの顔はとても嬉しそうでした。あの時の気持ちを忘れないでください。そして学校で大好きな友達と一緒に勉強することのすばらしさや家族とともに健康な毎日を送れることにも感謝してほしいと思います。
コロナ禍での1年を振り返ってみて、校長の私が最も心に残ったのは、やはりマリンタウン陸上競技場で行われた金管鼓隊発表会です。市民まつりが中止となり、なんとかして子どもたちの発表の場がもてないかと考え、輪島市教育委員会に相談しアドバイスをいただき、鳳至小学校の校長先生と相談し、無事実施することができました。ただ、実施できただけでなく、それが皆さんの頑張りで大成功のうちに終わることができたことです。これまで一度もやったことのない場所での発表は、限られた2日間の練習とリハーサル、時間制限もある中で、互いに声掛けあって心を合わせて集中して演奏しきってくれました。その心の強さには驚くばかりでした。地域の皆様や保護者の皆様にも喜んでいただき、「地域から愛される学校づくり」の一歩を踏み出せたかなと思いました。6年生ありがとう。伝統を守ろうとする6年生の姿勢は、5年生をはじめとする下級生に確かに受け継がれていくはずです。
すばらしい足跡を残してくれた6年生の皆さんに、私からひとつの詩を贈ります。
これは宮沢章二さんの「行為の意味」という詩です。
あなたの心はどんな形ですかと人に聞かれても答えようがない
自分にも 他人にも心は見えないけれど ほんとうに見えないのであろうか
確かに心は誰にも見えないけれど心づかいは見えるのだ
それは人に対する積極的な行為だから
同じように胸の中の思いは見えないけれど 思いやりは見えるのだ
それは人に対する積極的な行為なのだから
あたたかい心が あたたかい行為になり やさしい思いが やさしい行為になるとき
心も思いも 初めて美しく生きる それは人が人として生きることだ
終わりになりましたが、保護者の皆様、地域の皆様には、令和2年度の本校の教育活動にご理解とあたたかいご支援をいただきましたことに、心より御礼申し上げます。河井小学校の子どもたちの健全な成長のため、職員一同誠心誠意努力して参りますので、今後ともご支援ご指導をよろしくお願い申し上げます。
学校長 松山 真由美
寒く厳しい冬を越え いよいよ開花へ 希望の春への一歩
「三寒四温」という言葉がありますが、まさに今年の冬はその言葉がぴったり当てはまる年になりました。こうして一歩一歩春に近づいていくのですね。今日2月23日は少し風は冷たいのですが晴れていて、校庭では数名の子供たちが元気にサッカーを楽しんでいます。季節と同様に、子どもたちも厳しい寒さに耐えながらも、そして1年以上続くコロナと闘いながらも、もうすぐ来る春への準備、新しい学年への準備に頑張っています。このあと、卒業式という1年で最も大事な学校行事を迎えることになりますが、これまで育ててきた主体性、協働性、表現力、行動力といった社会で必要な力を、「卒業式」という行事を通して、さらに磨き一人ひとりの成長の集大成をはかっていきたいと思います。
成長と言えば、19日に行われた「6年生を送る会」でも、子どもたちの成長ぶりを感じることができ、職員と共に喜び合い、子どもたちにも称賛の言葉を贈りました。堂々とした演技、スピード感ある踊り、思いのこもった歌声、盛り上げる時は盛り上げ、静かに聞く時は静かに聞くといったメリハリある姿勢、どれをとっても4月当初とは比べものにならないほど立派になりました。そして何よりも6年生への感謝の気持ちがこもった心温まる出し物に、子どもたちの心の成長を感じました。
また、22日(月)から始まった自学ノートの校長点検にも子どもの成長を感じました。22日早速4年生、2年空組、さくら組がノートを提出してくれました。4年生ともなると、字の大きさや形も随分整い、1ページに書く量もかなり多くなってきます。図やイラスト、中にはグラフなども書いてわかりやすくまとめる児童もいます。さすが高学年のノートだなと感じました。また2年生とさくら組のノートは、計算・漢字練習など、基礎的・基本的な学習の積み上げが見られます。2年生の多くが九九名人となっているので、九九練習もばっちりです。絵日記などもあり、見ていて楽しい気分になります。今後も低学年では、学習の基盤づくりをしっかりと行っていかねばと思っています。
同日には「第3回学校関係者評価委員会」も開催され、学校の取組を外部の方々にも評価していただきました。ここでも子どもたちの頑張りをたくさん褒めていただきました。
・輪島中生徒の聴く姿勢が良いのは、中学校での指導はもちろんだが小学校からの指導の成果でもある。
・小学校での英検合格は大変すばらしい。輪島市の目標数値である「中学校卒業時3級以上取得者50%以上」につ ながる。今後もできるだけ多くの児童にチャレンジさせて欲しい。
・小学校での学習習慣が中学校でも大変役に立っている。
・児童アンケートで「学校は楽しい」の質問に97%の児童が肯定的な回答をしているのは良い。
もちろん、課題もいくつか残りました。
・基本的生活習慣の定着(早寝・早起・朝食の定着)、特に早寝が課題です。
・通信機器利用の指導と実施 など
以上の2点に関しては、保護者の皆様と連携しながら取組を進めていくしかない、というご助言をいただきました。課題については、1つずつ改善できるよう努力して参ります。ご家庭におかれましても、ご理解とご協力をお願いいたします。
学校評議員やPTA会長・副会長の皆様、貴重なご意見・ご助言、誠にありがとうございました。
学校長 松山 真由美
学校でできることを最大限に!!
県内でも新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。このような状況を受け、県では「感染拡大警報」が出されました。現状はステージ2の「警報」段階にあたるということですが、油断はできない状況です。
学校においても、今一度「文部科学省衛生管理マニュアル(Ver5)」で行動基準等について確認を行いました。以下がその内容の一部です。
〇学校の行動基準
ステージ2 身体距離1メートルを目安に学級内で最大限の間隔を取る
【ステージ2で拡大局面の場合】感染リスクの高い学習活動を停止する
【感染リスクの高い学習活動】
・長時間、近距離で対面形式となるグループワーク
・近距離で活動する調理実習
・近距離で組み合ったり接触したりする運動 など
ステージ2地域では
上記の活動は、可能な限り感染症対策を行った上で、リスクの低い活動から徐々に実施すること
〇学校の役割
新しい生活様式の実践の指導
〇基本的な感染症対策
①感染源を断つ
風邪症状が見られるなら登校させない(欠席扱いにならない)
レベル2の地域では、児童と同居の家族の健康状態の把握
を校舎に入る前に確認
手洗い、咳エチケット、消毒の徹底
②集団感染リスクへの対応
3密を避ける(特に冬場は換気) ソーシャルディスタンス マスクの着用
〇具体的な活動場面ごとの感染予防対策
器具や用具を共用する場合は使用前後の手洗い
給食時の対面を避ける 食事後のマスク着用
スクールバス内もマスク着用
今後計画されている行事(授業参観・学級懇談会、6年生を送る会、卒業式など)がいくつかありますが、学校でできる最大限の感染対策を講じて、できるだけ実施していきたいと考えております。しかしながらステージ3になった場合は、これらの行事等についても再検討が強いられるかもしれません。
コロナ感染対策等について、ご心配な点やご要望等がございましたら、ご遠慮なさらず学校へお申し出下さい。
学校長 松山真由美
あけましておめでとうございます 今年もよろしくお願いいたします
新年あけましておめでとうございます。昨年は保護者の皆様、地域の皆様、各団体の皆様には大変お世話になりました。皆様のお力添えがあり、昨年も本校の教育活動を円滑に進めることができました。心より感謝申し上げます。
さて、2021年、令和3年がスタートいたしました。今年は丑年です。牛は昔から食料としてだけでなく、農作業や物を運ぶ時の労働力として、人間の生活に欠かせない動物でした。勤勉によく働く姿が「誠実さ」を象徴し、身近にいる縁起の良い動物として十二支に加えられたようです。また「紐」という漢字に「丑」の字が使われており、「結ぶ」「つかむ」などの意味を込めたとも考えられているそうです。本校の子どもたちもぜひ勤勉によく働く誠実な児童であって欲しい、2学期で培われた力が3学期には実を結びさらに大きな花となって欲しいと願うばかりです。3年生の学年通信のタイトルにもあるように、まさに「大輪」となって締めくくりの3学期を終えて欲しいと思っています。
1月8日は爆弾低気圧による大雪が予想されていましたが、幸いにも登校には大きな支障がなく、子どもたちは元気な姿で登校してくれました。久しぶりに聞く子どもたちの挨拶の声はやっぱりいいな~と思いながら、玄関で子どもたちを迎えました。
始業式では、子どもたちに大きく3つのことについて話しました。
一つ目は、新年及び3学期のスタートにあたり、「目標」を立てること、その目標を達成するために「しなければならないこと」を自分で考えるように話しました。
二つ目は2学期の終業式でも話したのですが、「時間を守ること」です。朝読書や掃除の開始時刻を守れない児童がまだ数名います。1日にすればたった10分の読書タイムですが、200日続けると約33時間となり、読解力に差がつくのは明らかです。日々の積み上げを大切にしながら、子どもたちの力を付けていきたいと考えています。朝読書については、登校時刻も関係しますので、保護者の皆様のご理解・ご協力を切に願います。
三つ目は、「コロナ対策の徹底」についてです。
1都3県では緊急事態宣言が出され、本県においても感染者が増加しています。この実態を受けて、再度「マスクの着用」「手洗い・消毒」「換気」の徹底を子どもたちにもお願いしました。職員にも、子どもたちのコロナ対策への意識が向上するよう、指導をお願いしました。
今年こそはコロナが収束し、1日も早く我慢の生活から解放されたいですね。
最後に私の学校経営ビジョンで大切にしていることを申し上げます。以下の3点です。
・挨拶 ・時間厳守 ・整理整頓
この3つがしっかりとなされる学校は、「学んだことが身につく場」となり、「人としての生き方を学べる場」になると考えています。まずは、あたり前のことがあたり前にできる児童の育成を目指し、全職員力を合わせ頑張っていこうと思います。変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
学校長 松山 真由美
ありがとうございました そしてよいお年をお迎えください。
例年より2週間程長い2学期が終わりました。猛暑が続いた8月の中旬から寒さ厳しい12月まで、子供たちはコロナ対策をしっかりとりながら、279名(2学期より新しいお友達が3名加わりました)が大きな事故・怪我もなく元気に過ごしてくれました。私たち教職員も毎朝児童玄関に立って、子供たちの元気な挨拶にパワーをもらいながら頑張りきることができました。2学期の挨拶運動後、子供たちの挨拶はさらに磨きがかかってきたように思います。私たちのエネルギー源となってくれた子供たちに感謝です。
さて、2学期子供たちは多くの経験を積み、大きく成長してくれました。6年生が見本となって示してくれた「素早い行動」には、全児童が見習い、集会等ではその姿をバッチリ見せてくれました。「あたたかな聴き方」どの学年も1学期に比べ、話す人の方を向き、反応しながら聴けるようになりました。暗唱集会での発表の声も大きくなり表現力が付いてきました。低学年の中にはジェスチャーを付けて発表する学年もあります。高学年の英文の暗唱ではプレゼンを使って分かりやすく発表してくれました。
また、行事で培った粘り強さはテストにも表れてきました。先日行われた市の学力テスト、全児童の解答用紙を見たところ、空欄はほとんどなく、難しい問題にもなんとか食らいついていこうとする粘りが見られました。
また、外国語科が教科となったことを受け、5・6年生に英語検定の受検を勧めたところ、なんと27名も申し出てくれました。金管鼓隊の練習がある中、昼休み等を使いながら一生懸命受検勉強をする姿には感心させられます。まさに今求められている「主体性」ではないでしょうか。
今の子供たちが大人になる頃には、想像できないくらい社会情勢は大きく変化していると言われています。与えられたことを学ぶだけではなく、自ら課題を見つけ、その解決策を対話を通して、複数の人間と協働で解決していく能力が求められています。本校でもペア・グループ活動を通して、自分の考えを深めたり広げたりしながら、よりよい解決方法を探る学習を行っています。また、今年度より始めた「対話力トレーニング」は子ども達の対話能力を高めることを狙っています。各種発表会では表現力の育成を目的に行われています。このように本校の取組を通して、少しでも子供たちの「学びに向かう力」「自ら学び続ける姿勢」「対話力」等が育って欲しいと思っています。3学期からも継続して行っていきます。
最後に、この2学期、PTA役員の方々を始めとする保護者の皆様、地域の皆様、各団体の皆様方には、本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。特に保護者の皆様方には、コロナ渦にも関わらず、学校行事には足をお運びいただいたり、PTA親子ふれあい活動にご参加いただいたり、本当にありがとうございました。河井小学校は、多くの保護者及び地域の皆様に支えられて成り立っていることを改めて感じさせられました。
3学期も教育目標「心豊かにたくましく生きる子の育成」が実現できるよう、「知育・徳育・体育」の取組をバランス良く設け、職員一同丁寧にその取組を実践して参りたいと思いますので、今後も今まで以上のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。
冬休みは2週間と短いですが、不要不急の外出は避けられて、大晦日やお正月という厳かで楽しい歳時をご家族皆さんで楽しんでください。それでは、よいお年をお迎えください。
学校長 松山 真由美
お子さんと一緒に成長を振り返ってみてください
いよいよ12月にはいります。12月は2学期のまとめの月であると同時に、3学期のよいスタートを切るための準備の月でもあります。2学期や今年になってから頑張ったことやできるようになったことをお子さんと一緒に振り返り、お子さんに成長した自分に気づかせ、自信を持たせて、3学期を迎えていただきたいと思います。
2学期の始業式では子供たちに「〇〇の秋」を想像してもらい、そこから2学期は特に「勉強の秋」と「スポーツの秋」を意識して頑張って欲しいとお願いしました。
「スポーツの秋」として行われた学校行事では、子供たちは大変よく頑張ってくれました。9月の「運動会」、10月の「持久走大会」、11月の「八の字跳び大会」など、どの行事にも、自分や団・班の目標をしっかりと持ち、高学年がリーダーシップを発揮し、みんなで力を合わせ練習を積んで本番を迎えることができました。以前にも申し上げましたが、大切なのは本番で力を発揮することは勿論ですが、本番を迎えるまでの過程を重視することです。職員にも過程を重視するようお願いをしています。練習で100%の力で練習していても、本番ではプレッシャーや緊張感で100%の力を出し切れないと言われます。しかしながら、本校の子供たちはどの行事にも、各自が持っている力を精一杯発揮し、結果を残してくれました。まさに過程を重視した結果と捉えています。また、本番で力が発揮できましたのは、保護者の皆様のお力添えもあったと思います。暗唱集会や八の字跳び大会、全校集会での各学年の発表会等小さな行事にも、本当によく足をお運び頂き、子供たちの成長ぶりを参観していただいたことが子供たちの大きな励みとなりました。コロナ禍で不安な中、本当にありがとうございました。
「勉強の秋」においては、どの学年も落ち着いた学習姿勢で授業に臨んでくれました。
○1年生は良い姿勢で授業を受け、自分の意見も上手に発表できるようになりました。
○2年生は自学ノートを頑張って書く児童が増え、今は九九の暗唱に一生懸命取り組んでいます。
○3年生は友達の意見を聞いて、つなげて自分の意見を発表することができるようになりました。
○4年生も2学期に入り、自学ノートの提出が増え、自分で前向きに学習ができるようになってきました。
○5年生は自分の意見をもとに、友達との交流を通して自分の意見を広めようとするようになりました。
○6年生はペア・グループ活動を通して、友達の意見を素直に受け止め、自分の意見を広げたり深めたりすることがで きるようになりました。
12月に入ると、5年生は県の評価問題、そして全学年輪島市の学力テストが行われます。4月からこれまで学習してきた内容がどれだけ定着しているかをみるテストとなります。数値の上でも子どもの成長を感じられるよう、学校ではもちろん復習を行いますが、ご家庭でも再度単元テスト等でつまずいた箇所については復習させる等、ご協力願えれば助かります。小学校の学びが基礎となり、中学校の学習へとつながります。小学校でのつまずきは小学校のうちに解消しなければ、中学校に上がった時、子ども自身が大変辛い思いをします。なぜなら学校は一日のほとんとが学習をする場だからです。是非、学習支援について家庭でのご協力をお願いいたします。
尚、12月25日には学期末懇談会が行われます。お悩みやお困りのことがありましたら、遠慮なさらず担任にご相談ください。よろしくお願いいたします。
学校長 松山真由美
子どものこころとからだの成長を知る
10月22日(木)本校において就学時健康診断が行われました。約50名の子供たちがやや緊張しながらも、希望に満ちた笑顔で保護者と一緒に来校してくれました。保護者の皆様もお子さんと同様、期待と不安が入り交じった気持ちだったことと思います。
全体会での冒頭、「誰もが安心して過ごせる学校を目指し、お預かりしたお子様は職員一同力を合わせ、責任をもって育てて参ります。」と申し上げました。本当にこの言葉をしっかりと胸に刻み、来春入学してくる子供たちはもちろん、今いる子供たちも大切に育てていかねばならないと思っております。
全体会では、教務主任から「肝心かなめの1年生」の冊子を使って、保護者向けの講座も実施致しました。その説明では、子どもの接し方について私自身も再確認したことや忘れてはならないことがたくさんありましたので、保護者の皆様にも改めてその一部をご紹介いたします。
★小学校低学年
特徴
集団生活のルールを守って生活します。また、与えられた役割の責任を果たすことが自信につながります。3年生ぐらいになると、まわりの人と自分を比べたり、まわりの人から見られている自分に敏感になったりします。
アドバイス
しっかり目を見て、子どもの話を聴くことが大事。
先生や友達、親からほめられたり、認められたりすることが、子どもの自信につながります。よいところをどんどんほめてあげましょう。心配なことがあったら、遠慮せず担任の先生に相談しましょう。
★小学校高学年
特徴
「思春期」の入り口、あるいはすでに踏み出している時期。心とからだがアンバランスな時期で、成長の個人差も大きくなります。この時期は同性の仲間や友達を求めるようになります。友達との関わりを通して、自分の考えを確かめたり、他者の考えに気付いたりします。
アドバイス
「思春期」にさしかかるこの時期は友達との影響を大きく受けるときです。毎日の会話を通じて、子どもの友達関係を理解するように努めましょう。
【親子でチャレンジしてみよう!】
子どもには豊かな体験をたっぷりさせましょう。子どもの頃の体験は生きる力につながります。
〇交流体験 資源回収 お祭り 清掃活動 ラジオ体操など
〇自然体験 貝採りや魚釣り 花や野菜育て 森探検 星空眺め など
〇生活体験 食事のあとかたづけ お花の水やり 洗濯物の取り込み など
石川県教育委員会「肝心かなめの1年生」より
「感謝」「元気」「笑顔」「真剣」「本気」が溢れる演奏
「地域に愛されてみんなが笑顔になる金管2020」を合言葉に、休校明け、学校生活が軌道に乗り始めた頃から、本格的な練習が始まりました。今年の夏も暑く、しかも運動会の練習も重なり、ハードスケジュールの中での練習でした。しかしながら、誰一人として途中で投げ出す人もいない、しかも集中して取り組む姿勢は大変立派でした。
「伝統を受け継ぐ」、言葉で言えば簡単ですが、その言葉の裏側には目に見えない努力や高学年としての自覚、河井小児童としてのプライドがあるということを、子どもたちの金管練習に取り組む真剣な姿から学ぶことができました。伝統ある河井小の金管鼓隊が50年もの間受け継がれてきたのは、今の5・6年生のような努力できる子供たちがいたからだと思います。
50年以上続く河井小金管鼓隊にとって、マリンタウン競技場での発表会は、金管歴史の新たな1ページになったかもしれません。最初で最後の発表会になったかもしれません。いずれにしても、子どもたちにとっては、貴重で思い出深い体験になったことは間違いありません。声を合わせ、音を合わせ、動きを合わせ、そして心を合わせ、精一杯演奏しきった子どもたちの表情は、成就感や達成感でいっぱいで、とてもすがすがしい表情をしていました。
発表会前日、マリンタウンでのリハ―サルを終え、団結式を行いました。その中で、リーダーの多くが口にしたのが「感謝」「元気」「笑顔」「真剣」「本気」「感動」「合わせる」などといった言葉でした。それらは、まさに練習を通して育って欲しいと指導者が願う心でした。発表会では、そんな心を精一杯演奏に込めることができたと思っています。保護者や地域の皆様から頂いた大きな拍手は、本当に有難く心に響きました。
10月12日(月)朝のこと、郵便受けに一通のお手紙が入っていました。それは地域の方からの心温まるお手紙で、「河井小の演奏に涙が溢れ、心が洗われました。前を向いてまた笑顔で頑張ろうと思いました。」といった内容で、職員一同そして演奏した子どもたちも大変嬉しい気持ちになりました。お一人でもそう思ってくださる方がいらっしゃることが分かり、この発表会を開催した甲斐があったなと思っています。
最後になりましたが、開会式で鳳至小学校の山岸校長先生もおっしゃっていたように、無事発表会を開催できましたのは、感染予防対策をしっかりととって下さった市民の皆様のお陰と思っています。また、温かい声援を送って下さいました保護者や地域の皆様、本当にありがとうございました。皆様の大きな拍手や声援が励みとなり、子どもたちも最後まで頑張りきることができました。心より感謝申し上げます。今後も地域に愛され、地域に貢献できる子どもたちを育成して参りたいと思っておりますので、変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。
学校長 松山真由美
体験活動は学びの出発点
9月17日・18日の2日間、6年生は宿泊体験学習、1~5年生はバス遠足(9月18日)を無事実施することができました。1年生はプラネタリウム見学、家畜とのふれあい、2年生は乗船体験と貝細工、3年生は伝統的な製塩技法体験、4年生は総持寺での座禅体験、5年生は能登鉄道乗車体験、6年生は釣り体験や追跡ハイキングなどを行ってきました。どの活動も学校の授業だけではできない活動ばかりで、感動の連続だったようです。
中でも1年生はプラネタリムの星空が変わる度に「ワ~」「スゴイ!」の歓声をあげていたそうです。素直に感動し出てきた言葉だったのでしょう。このように子供たちは体験活動を通して、感動したり、驚いたりしながら「なぜ?」「どうして?」と考えを深め、実際の生活や社会、自然の在り方について学んでいきます。つまり、体験こそが学びの出発点であり、五感を通して学ぶ体験的な活動は、子どもたちの思考を活性化し、学ぶことの喜びや意欲を引き出すことにつながっていくのだと思います。「自然に触れる体験をしたあと、勉強に対してやる気が出る子どもが増える」という調査結果も報告されているそうです。
また、学校では体験活動の充実を図るために、下の写真にみられるような取組を行っています。
まず、活動前にみんなで「めあて」とそのめあてを達成するための具体的な「行動や心構え」について話し合います。
次にそれらを意識して全員で実践していきます。
最後に自己の振り返りを行います。自分を振り返ることで、実践できたことが増えれば自分の自信や意欲の向上となり、それがみんなでできたのならばさらに大きな自信となり、学級の団結力や協働性にもつながっていきます。
もちろん自己肯定感も高まります。また他者の振り返り(教師や保護者など)を加えることで、人の役に立てた自分にも気づき自己有用感を高めることにもつながっていくのです。以前、保護者の皆さんに書いていただいた「河井小パワーアップシート」も、子どもたちの自己肯定感や自己有用感を高めることを狙いとしたシートです。今後も体験活動や学校行事終了後には、シートの記入をお願いしたいと思います。子どもたちの頑張りを大いに褒めてあげてください。
最後になりましたが、悪天候にもかかわらず、バス遠足に快くお子様を送り出していただきました保護者の皆様には、お詫びと共に感謝の気持ちで一杯です。ご協力いただきまして、本当にありがとうございました。お陰様で子どもたちは心に残る貴重な体験ができました。
学校長 松山真由美
運動会を通して育ってきた心
今年度の運動会は、新型コロナウイルス感染防止のため、また熱中症予防対策として、規模を縮小し、午前中の半日開催と致しました。今年度のテーマは「278人ワンチーム!最後は笑顔でハッピーエンド!!~限られた時間を本気で挑もう~」です。子どもたちは夏休み明けから、各学年ごとに練習に取り組み(1年生はもっと早かったかも)、8月28日(水)からは全体練習に突入。毎時間暑さと闘いながら、汗だくになり練習する姿は、まさに限られた時間を本気で挑み、みんなでよりよいものを目指そうとする子どもたちの意欲の表れでした。練習を重ねるごとに力強い集団へと変わっていく様は、先生方のエネルギー源にもなっていきました。運動会の練習中は学校全体がエネルギッシュで活気を帯びており、子どもたちからも先生方からも「運動会を成功させるぞ」という強い意気込みを感じました。普段の授業だけでは生まれてこない力です。学校行事のすばらしさですね。
運動会終了後、1年生の女の子が一人泣いていました。泣いている訳を聞くと、「紅組が負けて悔しくて泣いている。」とのことでした。この子は1年生であっても「紅組が絶対勝つ、勝ちたい!」という強い気持ちがあったのでしょう。勝敗にこだわる気持ちがあったからこそ、全力で走り、踊り、応援合戦では大きな声を出し切り、紅組の勝利に貢献しようと頑張れたのだと思います。
運動会では、こんな「全力で頑張ろうとする力」、チームに少しでも貢献しようとする「連帯感」動きや声、心を揃えようとする「団結力」、与えられた仕事をやりきる「責任感」、さらに時間を有効に使うための「規律ある行動力」、気持ちを伝える「表現力」、やりきった後の「充実感」、お互いの健闘を「讃え合う気持ち」など、育つ心はたくさんあります。運動会という学校行事を通して、間違いなく本校の子どもたちにもそんな心が育ってきていると自信をもって言えます。このような力の育成が学校行事だけに終わることなく、今後の学校生活にも生かしていけるよう指導してまいります。
そして、5・6年生に関しては、競技をしながら運営にも関わってもらいました。運動会の成功のカギは高学年の働きにあったと言っても過言ではありません。運動会の運営を通して、高学年としての自覚がさらに高まり、強いリーダーシップを発揮してくれました。特に6年生に関しては、応援練習を通して、下級生をまとめ上げ、最高のパフォーマンスを演じてくれました。6年生の姿がまさに今の河井小の姿そのものです。後輩たちは、この6年生の姿を目標にして、今後も努力してくれると信じています。6年生ありがとう!今後この良き伝統・校風を引き継ぐのは5年生です!
最後になりましたが、保護者の皆様、ご家族の皆様、そして地域の皆様、最後まで子どもたちに温かい声援を送っていただきありがとうございました。皆様の声援が大きな励みとなり、子どもたちも最後まで頑張りきることができました。また、後片付けにもご協力いただき、大変助かりました。後片付けの際には、段取りの悪さがあり時間がかってしまったことをお詫び申しあげます。本当にありがとうございました。
学校長 松山真由美
2学期始業式の言葉
9日間というとても短い夏休みが終わり,今日から2学期が始まります。夏休み中は,家庭でもコロナ対策を取りながら,お家の人と楽しい時間を過ごすことができましたか。お家の人のお手伝いができましたか。中には不要不急の外出を避け,お家で応募作品に挑戦してくれた人もいました。短くても楽しい思い出ができたと思います。是非,始業式の後,各教室でお友達や先生にお話をしてください。
さて,今日から2学期です。まだまだ暑い日が続きますが,確実に季節は夏から秋に変わり,徐々に過ごしやすい日々になってきます。そこで,皆さん,考えてみてください。ここにはどんな言葉が入りますか。(〇〇の秋)そうですね。学問の秋,スポーツの秋,読書の秋,食欲の秋,芸術の秋など,いろいろな言葉がはいります。それだけ,秋は勉強をするにも,スポーツをするにも,おいしい物を食べて体を大きくするにも,また読書にふけるにも,一杯音楽を聴くにも,とにかく何をするにも最適な季節というわけです。
そこで,二つの秋について校長先生からお願いをします。
一つ目は「学問の秋,勉強の秋」です。2学期は1学期に積み上げてきた学習を土台にして,さらに「わかった。勉強って楽しい」と思えるように,先生やお友達の言うことをよく聴いて,自分の意見を広げたり深めたりしてください。1学期の終わりには校長先生も全員の自学ノートを点検しました。一人ひとりの頑張りがよく見えるノートになっていてビックリしました。2年生や6年生の中には,自学ノートが3冊目に突入する人もいて,かしこシティも賑やかになってきました。2学期はもっともっとかしこシティへの訪問者を増やしていきましょう。
二つ目は,「スポーツの秋」です。9月5日には運動会が行われます。もちろん中心は6年生で,それを引き継ぐためには5年生の力も必要となってきます。
校長先生は過去に3回河井小の運動会を見たことがありますが,ダイナミックな「よさこい」や元気いっぱいの応援合戦には,いつも感動していました。今年度はその運動会をフルに見れることを楽しみにしています。「6年生!持ち前のリーダーシップを発揮し,地域や保護者の皆さんに大きな感動を与えられる運動会となるよう,よろしくお願いします!」この他,スポチャレへの挑戦,スポーツフェスティバルなどわくわくするような行事が一杯あります。
日本中では,新型コロナウイルスの感染が拡大しています。1学期同様,自分達ができる対策を確実にとりながら,全員で元気に2学期を乗り切りましょう。
保護者の皆様へ
1学期は休校期間中,さらに学校再開後も,毎日の検温・健康観察票への記入,マスクの着用,手洗いや消毒への声かけ等にご協力をいただき,本当にありがとうございました。2学期も引き続き,コロナ対策をとって参りたいと思いますので,ご理解・ご支援の程お願いいたします。
学校が再開して2ヶ月が過ぎようとしています。
学校が再開して約2ヶ月が過ぎようとしています。学校では再開ガイドラインに沿って、新型コロナウイルス対策を進めています。また、子どもたちが楽しみにしていた水泳も始まりました。もちろん、水泳時もガイドラインに沿って細心の注意を払いながらの指導を行っています。毎朝の検温やマスク忘れも随分と減り(ゼロになることはありませんが)消毒を忘れる児童もほとんどいません。
このような制約の多い、場合によっては我慢を強いられる状況下でも、子どもたちは子どもたちなりに、この状況を受け入れ、どうすべきなのかを考えながら、日々明るく前向きに頑張ってくれています。先日、3年生が国語の勉強で校長室にインタビューに来ました。校長へのインタビューの後、私からも子どもたちにインタビューをしてみました。
校長:「学校は楽しいですか」
児童3人:「楽しいです。」
校長:「何が楽しいのですか」
児童3人:「お友達と一緒に勉強したり遊んだりすることです。」
こんな風に応えてくれる子どもたちの日々の活動から、私たち教職員も大きなエネルギーをもらっています。本当に有難いことで、子どもたちに感謝です。
さて、休校期間中の学習の遅れにつきましては、徐々に回復してきています。特に6年生の学習内容については、積み残しのないよう十分配慮しながら進めていきたいと思っています。教科書を単に消化するということのないよう、児童の理解度を把握し、必要ならば個別指導等も行いながら、学習内容の定着に努めてまいります。夏休み中はドリル等の「宿題はなし」としましたので、夏休みを迎えるまでの間、家庭学習をしっかりとするよう学校でも指導してまいりますので、ご家庭においてもお声かけをお願いします。
また、2学期にはいると、運動会や6年生宿泊体験学習、バス遠足、金管鼓隊発表などの行事が予定されております。行事を通して、学校では様々な仕掛けをしながら、子どもたちの心を育てていきたいと考えています。この後も、各種行事やPTA活動等で保護者の皆様にはいろいろとお世話になります。どうぞ、よろしくお願い致します。
学校長 松山真由美
朝読書の時間
本校では8時15分から25分までの10分間を朝読書の時間としています。全国の公立小学校の8割で実施されているという朝読書は「みんなで読む」「毎日読む」「好きな本でよい」「ひたすら読むだけ」の4原則に従い、自由に読書を楽しむ時間となっています。朝、脳が活動し始めるタイミングで読書を始めることにより集中力が向上し、落ち着いた状態で1限目に入ることができています。また、好きな本を読むことで読書習慣が身に付き、読書へのモチベーションが高まり読書体験が楽しいと思えるようになります。読書体験には、知らない世界を知る喜びと自分の気持ちを言語化した文章を読み、共感する喜びがあります。さらに読書は語彙力を豊かにし、思考力、読解力、表現力も養ってくれます。たった10分の積み重ねが子どもたちに大切な力を付けてくれるのですから、学校としては大切にしたい活動の一つと考えています。
学校長 松山真由美
子供には外遊びが大事です!
6月1日からは休み時間にも子どもたちの元気な声が戻ってきました。学校の遊具使用禁止も解け、子どもたちは自由に遊具を使って遊んでいます。学校では毎朝10時15分から、20分間の長休みタイムが始まります。児童玄関に行くと、1年生の女の子が「みんなで仲良く遊ぼう。」とお友達に話していました。私は心の中で「そうだ!そうだ!仲良く遊ぶんだよ。」と思いながら、1年生の女の子たちに「いっぱい遊んでおいで。」と声をかけてグランドに送り出しました。子供たちは外遊びが大好きです。
皆さんもご存じかと思いますが、外遊びには様々な効果があります。
一つ目は、体力がつきます
学校にはブランコ、ジャングルジム、のぼり棒、うんていなど、自然と体全体を使う遊具がたくさんあります。それらで毎日遊ぶことで、運動神経が高まり、体力がつきます。斜面を登ったり降りたりすることで体幹も鍛えられます。体幹が鍛えられることで、バランスの良い体つきになります。
二つ目はコミュニケーション力がつきます。
一緒に遊んでいる仲間の気持ちを察したり、失敗しても励ます気持ちが育まれます。また、子どもなのでトラブルも発生しますが、自分たちで話し合ってそのトラブルを解決しようとします。遊びの中で友達に迷惑をかけたと感じた時は素直に謝る、など友だちとのコミュニケーション力がつきます。
三つ目は発想力や調整力がつきます。
たくさんの友だちと遊ぼうとすると、どんな遊びをどんなルールですればみんなが楽しめるかを考え、話し合う必要性が生まれます。そうすると自然と子どもたちの中に話し合いが始まり、それぞれが自分のやりたい遊びを提案し、その遊びの良さをPRしながら、最終的には1つに決めていきます。もちろん自分のやりたくない遊びになるときもあります。しかし、友だちの考えと自分の考えとを調整して、自分を納得させるようになります。
このようなコミュニケーション力や体力アップ、発想力・調整力の育成は、まさに学校教育の中で意図的、計画的に取り組まれていることなのです。しかしながら、子どもたちは小学校入学前から、遊びの中からそのような大事なことを学んできています。学習はもちろん遊びを通しても、さらに生きていく上で大事な力を身に付けさせたいと考えています。今後も、家庭でも外遊びをするようお声かけをお願いします。
学校長 松山真由美
凡事徹底してます!
今は手洗い・消毒、検温、マスク着用、ソーシャルディスタンス・・・
分散登校が始まって2週間がたちました。
毎朝玄関では、子供たちは手指消毒、健康観察票の提出、マスク着用のチェック、この3点を凡事とし徹底しています。健康観察票提出の際は、ソーシャルディスタンスをキープし、提出時は挨拶に加え、自分の学年・組・氏名を合わせて言います。
分散登校が始まった当初は、低学年の中には、自分の下足箱の位置を忘れたり、学年やクラス名を間違えたり、と小さなハプニングが続きましたが、ようやくこれまでの学校生活スタイルに加え、新しい登校スタイルにも慣れたようで、大変スムーズにすることが出来るようになりました。
1メートル間隔の座席や授業中のマスク着用は当たり前です。遊んだ後の消毒や手洗いも忘れません。
コロナウイルスへの子どもなりの意識の高さが窺えます。1年教室と6年教室の間には動物もマスクをしたかわいいポスターを貼り、注意喚起をしています。
学校でもいつ終息するかわからない新型コロナウイルスとの闘いに試行錯誤しておりますが、感染予防のためにできることは確実にやって参りたいと思います。どうか、保護者の皆様も学校を助けてください。お願いいたします。
学校長 松山真由美
「子どもは子どもの中で育つ」
いよいよ分散登校が始まりました。分散登校初日から1年生の女の子が走って登校してくれました。「おはようございます。早いね。」と私が声をかけると、彼女は「はい」。「久しぶりにお友達に会えるからうれしいのかな?」と尋ねると「はい」とより一層大きな声で返事を返してくれました。
1ヶ月ぶりに子どもたちの元気のよい声が戻ってきました。やはり、子どもたちの声は学校に活気を与え、そして私たち職員に元気、やる気を与えてくれます。まるで魔法のような存在です。子どもっていいですね。
週末はだれもがステイホームを心掛けていたと思います。私は家の片づけに没頭しました。いらなくなった衣類や靴、書籍などを整理して断捨離です。そんな時、一冊の文集を発見。それは私が教えたバレー部員が作成した文集です。片づけそっちのけで、その文集に読みふけってしまいました。
20年程前のことを思い出したのです。平成11年のことです。当時の私は門前中女子バレー部の顧問をしていました。平成11年度の新入部員は9名。その中で一人ダウン症の生徒が入ってきました。名前は「さおり」。何かあっても責任をとれないと思った顧問の私は、一端入部を断ったにもかかわらず、どうしてもという両親の強い思いに押され、入部を許可しました。
予想どおり、体力のないさおりはみんなと同じ練習についていけるはずはありません。みんなが10周走っても、彼女は3周ほどしか走れません。「仕方ないな」と思っているのは顧問だけで、そんな時はチームのみんなが彼女が10周走り終わるまで一緒に走ってくれるのです。また、コートに固まって動かない時もよくありました。そんな時は、コートで固まってはいけない理由をきちんと彼女に伝え、それでも言うことを聞かない時は、引きずってでもコートから出し、再度コートは練習するところだと教えていました。サーブはほとんど入りません。そんな時もサーブを打つ位置を前にすることを教え、さおりに自信を持たせる工夫をしてくれました。
このようにさおりに対して厳しさの中にも思いやりのある行動を一人ひとりが率先してとってくれるようになり、いつのまにかさおりを中心としてチームがまとまり、3年生の県体予選前には、「点差をつけてさおりを試合に出場させること」がチームの目標となったのです。そして大会当日、23-16でリードをし、いよいよさおりがピンチサーバーとして出場する場面がやって来ました。30本打って1本入るか、入らないかのサーブがなんとネット手前で落ち、サーブポイントを決め24-16に。そして奇跡は二度起きました。次のサーブもネット近くで落ち、ボールはダイレクトに自分たちのコートへ。そのチャンスを逃さずダイレクトで打ち返し2点目が入りました。25-16で勝利したのです。ビデオを撮っていたお母さんは手が震えて撮影できなかったと後で教えてくれました。
輪島市の吉岡邦男前教育長がよく話されていた「子どもは子どもの中で育つ」の言葉が思い出され、その意味の深さを改めて思い出す機会となりました。
今、社会では「多様性」が求めれています。学校には、いろんな子ども達がいて、一人ひとり違った考えを持っています。授業では、自分とは違う意見も受け入れながら、自分の意見を広めたり深めたりする活動を取り入れています。こうすることで、自然と多様性を認め、それを受け入れる人間になれると考えます。他人の意見や思いを柔軟に受け止められる幅広い人間になってもらいたい、「みんな違ってみんないい」と、互いの良さを認め合える学校づくりに努力してまいります。今後ともご支援・ご協力をお願いいたします。
学校長 松山 真由美
地域から愛される学校づくり
「地域から愛される学校づくり」を
目指し、6年生が考えてくれました。
4月7日の始業式で、私からは全校児童に「地域から愛される学校をつくろう」という話をしました。その話を受けて、6年生が学級会で「地域から愛される学校にするために、私たちができることは何か」というテーマで真剣に話し合いをしてくれました。
6年海組では
・苦手なことにもあきらめない。そのために教え合ったり、助け合ったりする。
・見た目や見栄えにこだわる。普段の生活から服装や姿勢に気を付ける。
・困っている人を助けたり、手伝ったりする。(荷物持ちや道案内など)
・ルールやマナーを守る。
・挨拶をする。挨拶をすると地域の人たちも元気が出るし、気持ちよくなる。
・地域の人との交流を積極的に進める。(レクリエーション、イベントへの参加、三夜踊り、
パレード、スピードウオーク、駅伝)
6年空組では
・楽しい取組をしていく(クラブ、委員会)。
・けんかなしにする。他の学年と積極的に遊ぶ(他学年と仲良くする)。
・行事などで自分たちから盛り上げる。
・誰にでも親切にする
・挨拶を自分からする。
・礼儀正しくする
・学校の中だけではなく、学校の外でも自分たちの良さを広げていく。
校長として、6年生の真剣な話し合いはとても嬉しかったと同時に、6年生のものの考え方や捉え方がしっかりしていることにも感心しました。入学式で1年生にお願いした「挨拶や返事をはっきりとしましょう。挨拶はみんながうれしくなる魔法の言葉です」には間違いがなかったと、6年生の話し合いから感じることができました。6年生の皆さん、すばらしい話し合いをありがとう。
そこで、やはりまずは挨拶から真剣に取り組ませてみようと思いました。
「大きなこえで、げんきよく」
キーワードは「自分から」 です。
地域の方々にも、恥ずかしがらずに堂々と挨拶ができる子を目指して、基本的な挨拶習慣が身に付くようご協力をお願いいたします。
学校長 松山真由美
令和2年度 河井小学校がスタートしました!
美しい草花に囲まれ、春の息吹が満ちあふれる良い季節となりました。新型コロナウイルス対策のため、入学式は規模を縮小して行ったものの、新入生の明るい笑顔と元気な挨拶に私たち職員も大きなエネルギーをもらうことができました。また、前日新6年生が新入生のために一生懸命入学式の準備をしてくれる姿や始業式での規律ある在校生の姿にも感心しました。こんなすばらしい子どもたちと共に、この河井小学校をスタートできることを心から嬉しく思っています。この1年、「学校って楽しい」と子どもたちが思える学校づくり、地域の人たちにもしっかり挨拶ができ、地域から愛される学校づくりを目指して、全教職員が一丸となって精一杯努めて参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
【教育目標】
心豊かにたくましく生きる子の育成
【めざす児童像】
〇明るくたくましい子 〇よく考えやりとげる子 〇協力し進んでやる子
【教育方針】
地域から愛される学校づくり ~みんなで育てよう!~
【重点目標】
①学力の向上
・自分の考えを持ち、つなげて話す力をつけていきます。
・ICT機器を活用した授業を展開することで、子どもたちの学習意欲を高めます。
・交流活動等を通して英語学習への興味関心を高めます。
・家庭と連携を図りながら家庭学習習慣を身につけさせます。
②豊かな心の育成
・挨拶、服装、下足そろえ、約束を守るなど凡事徹底を図ります。
・異学年交流や縦割り班活動を通して思いやりと協力する態度を育てます。
・積極的に子どもたちの長所を見つけ、褒め、自己有用感を高めていきます。
・伝統芸能の継承や(金管鼓隊のパレード参加)、米作り等、外部とつながる教育活動を積
極的に進めます。
③健やかな体と危機管理意識の向上
・児童会と連携しながら、いじめを許さない風土づくりをします。
・水泳や陸上など各種大会に教職員一同精一杯支援し、一生懸命に取り組ませます。
・「早寝・早起き・朝ごはん」を基本とした規則正しい生活習慣づくりをします。
・防災教育と各種訓練を定期的に行い、子どもたちの危機管理意識を高めます。
最後に、277名の児童一人一人の大切な命を預かっているという意識を忘れず、「命を守る」ことを基盤に、常に子どもに寄り添った指導を通して信頼関係を構築して参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
学校長 松山真由美
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
~第65回卒業証書授与式~
3月17日(火)
例年にない暖冬でした。明るい陽射しと新しい芽の伸びが、春の躍動感を感じさせます。新型コロナウィルス感染症の流行により臨時休業が行われる中、第65回卒業証書授与式が実施され、34名の6年生の皆さんが、この河井小学校の学舎を巣立っていきました。ご卒業おめでとうございます。保護者、ご家族の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。また、河井小学校の教育活動に対して深いご理解と温かいご協力を頂いたことに、厚く御礼申し上げます。
卒業生は、入学以来、学びに向かう力を基本として、たくさんの知識や技能、それを活用する力を身につけ、そして、豊かな心と健やかな体を育み、立派に成長し、中学校へ進む力がつきました。
今、次のステージへ夢や希望を膨らませていることと思います。その希望に努力という心を乗せて行動に移し、前へ踏み出すことを期待します。
そのために、「Giant Killing!」(ジャイアント キリング)という言葉を贈ります。
スポーツの試合などで明らかに格上の相手から予想に反して勝利をもぎ取る「大番狂わせ」を意味する言葉です。ただし、勝利や成功は 挑戦の先にあります。その道のりでの苦労がその人を鍛え、磨き上げ、本物にしてくれます。人は、本物に出会わないと本物になりません。失敗を恐れずにチャレンジして成長してください。本気・本腰・本物です。ジャイアントキリングを巻き起こし、想像をはるかに超えた素晴らしい未来を創造してください。
しかし、これから進んでいく道には、必ず困難があります。中学校の時期は、目を離さない、目を離しても心を離していはいけない時期です。だんだん、自分の考えで行動していきますが、判断の方向が曖昧になっている時には、タイミングのよい支えをよろしくお願いします。
河井小学校の卒業生として、自信と誇りを持って、中学校へ行っても頑張ってください。そして、未来に向かって、たのもしい一歩を歩み出してください。
6年生の今年1年間の活躍は、河井小学校の最高でした。奥能登で一番児童数の多い河井小ですが、学び合う姿勢や学力定着、物事に熱心に取り組む心力や走るなどの体力向上の取組は、素晴らしかったです。まさに「河井小のプライドとブランド」を確かなものにしてくれました。
令和元年度 ありがとうございました! ~「みんなで輝き、人が育つ学校」~
令和元年度も3月24日の修了式をもって、1年間の教育活動が終わります。今年度も、「子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり」を教育方針に掲げ、【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】積極的な指導を行ってきました。心を育てるために「みんなのために、自分から」「人にしてあげる喜び」を合言葉とし、「輝く笑顔」に満ちあふれ、「みんなで輝き、人が育つ学校」づくりにも取り組んできました。
今年度は、先生方の入れ替えによる「学校力」を落とさないことが課題でしたが、学力(知)・心力(徳)・体力(体)すべての面で確実に成果を上げてくれました。教育システムが整い、組織的に取り組み、その成果を上げ、子ども、先生、学校が育ちました。
来年度も河井小学校は前進します。起こせ!Giant Killing!(ジャイアント キリング)です。
終わりになりましたが、保護者やご家族、地域の皆様には、令和元年度の教育活動への深いご理解と温かいご協力に対し、厚く御礼申し上げます。今後とも、河井小学校と子どもたちの健全な成長へ向け、誠心誠意頑張りますので、ご支援ご指導を末永くよろしくお願い申し上げます。
「みんなで輝き、人が育つ学校」に取り組んだ1年間!
「みんなで輝き、人が育つ学校」に取り組んだ1年間!
~ 後期学校評価アンケート結果と方策の報告 ~
3月17日(火)
河井小学校では、学校づくりの基本として、「学んだことが身につく場」「人としての生き方を学ぶ場」「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」と考えています。
4月より、学校教育目標「心豊かに、たくましく生きる子の育成」の実現に取り組み、「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」を教育方針とし、「心が育つ、学力が伸びる、体力がつく」 積極的な指導を行ってきました。そして、【みんなで輝き、人が育つ学校づくり】を推進してきました。そのため、前期の学校評価を受け、年度後半の方針・方策を立て、子どもたちの成長をうながし、その成果を後期学校評価アンケートをもとに教育活動を振り返りました。
学校関係者評価委員会は、学校評議員3名とPTA会長、副会長(母親代表)の5名で構成されています。当日、5限目に授業参観をし、委員会が開催されました。学校から「学習指導と学力向上、生徒指導と豊かな心、健康・体力指導と危機管理、開かれた学校と家庭・地域との連携」の5観点から成果と課題、学年末・次年度へ向けての方針と対策を説明し、話し合いがもたれました。
次のような意見が聞かれました。
・高学年になればなるほど良くなっている。落ち着いて勉強に取り組んでいる。
・小学校の高い学力を中学校でも維持してほしい。
・近隣の他校の学校公開に保護者も参加してみるのもいいと思う。河井小のよさを感じると思う。
・ズックのはき方やシャツの整えなど、子どもたちのお互いの声かけの場を設け、温かな関係を作
ってほしい。身なりを整える、物を大切にする心や態度を育ててほしい。
・アンケートからPTA活動の積極的参加の評価について、授業参観など学校との関わりなども考
えると評価はもっと高くなるといえる。
学校が現状の説明責任を果たし、家庭や地域が情報を共有化し、教育への関心を高め、連携と協働を進め、子どもたちの成長をうながしていきたいです。後期学校評価結果を来年度の学校運営に反映し、教職員一同、教育の質的向上をめざして、全力を挙げて取り組んでいきます。今後とも、ご理解ご協力をよろしくお願いします。
つぼみから花、咲かせよう!
つぼみから花、咲かせよう!
~今年度のラストスパートと次のステージへの準備~
2月26日(水)
3学期もあと、1ヶ月となりました。令和元年度教育活動のラストスパートです。今年度のまとめと新学習指導要領全面実施に向けて来年度の準備が進められています。子どもたちは、活動のめあてをしっかりもち、何事も積極的に取り組んでいます。そのため、内容が充実し、学力が伸び、心が育ち、体力がつくという成果も大きいです。主体的な姿に関心します。
【学力が伸びる】
・1学期からの学習状況を確かめる県評価問題(5年生)と輪島市学力調査(1~6年生)がありました。その結果から、県や市平均を上回るすばらしい成績でした。
・詩の暗唱も月初めに配布されたらすぐに覚えて合格する子が増えてきた。4年間全員合格!
・学んだことの定着や学習意欲の喚起を狙って家庭学習の取組が行われています。自学ノートが1冊、終わると職員室前「かしこ山遊園地」に自分の分身を貼る活動をしています。現在、363冊が終わっています。昨年の1.5倍の充実ぶりです。
【心が育つ】
・場の空気を読んだ振る舞いがみられます。授業の時、集会の時、縦割り班活動の時、掃除の時などメリハリをつけた行動がみられます。
・「みんなのためにしてあげる」というプラスの心と行動が、学校中に見受けられます。
【体力がつく】
・持久力を高めるために「輪島市内の全小学校を順番に走る」取組をしています。2周目に入っている学年もたくさんあります。
・俊敏性を高めるため「なわとび運動」の取組をしています。長縄とびや技能とびに挑戦しています。
花を育てよう!心の花を咲かせよう! ~エアリーフローラの花束~
1月29日の授業参観で4年生が1/2成人式を行いました。その時に、石川県オリジナル品種の「エアリーフローラ」を保護者の方にプレゼントしました。石川県農林水産部の企画に応募したところ抽選でお世話して頂けました。エアリーフローラは、「旅立ちを祝う花」で花言葉は「希望」です。
保護者アンケートから、「家族も花を囲んで、咲くのを楽しみにしています。」「お花は、みんなを明るく、そして、心を豊かにしてくれ、笑顔にしてくれます。」と花育のよさが聞かれました。知育、徳育、体育や食育という言葉をよく聞きますが、【花育】もあるのです。小学校では、朝顔を育てたり、プランターや花壇の水やりをしたり、理科でヘチマを育てて勉強に生かしたりしています。
花育は、花や緑を通して、子どもたちの情操を育む活動です。その効果について触れてみます。
1.感謝する気持ち:花や緑との体験が、大切でかわいいと思う気持ちを育み、感謝につながる。
2.やさしい気持ち:花をふさわしく扱う感性と方法が身につけば、やさしい気持ちになる。
3.探究心や創造力:植物を育てたり、楽しむ工夫をすることで、豊かな創造力が育つ。
4.人とのつながりを作り、広げる:栽培や鑑賞を通して、地域や世代間交流につながる。
学校公開が開催されました! ~聴く力、話す力、書く力の育成~
1月29日に学校公開が行われました。授業参観・学年懇談会、6年生は、中学校入学説明会に多数のご参加をありがとうございました。
「学校公開・授業参観アンケート」のご記入をお願いしたところ、たくさんのご提出を頂きました。ご協力をありがとうございました。集約結果をお知らせします。
第3回 学校公開・授業参観アンケート
評 価項 目 (人) 1 子どもたちは、授業の始めと終わりの挨拶がしっかりできている。→A35 B10 C1
2 子どもたちは、先生や友だちの話をしっかり聞いている。 →A28 B17 C1
3 子どもたちは、自分の考えや意見を発表している。 →A31 B10
4 子どもたちは、ノートを丁寧に書いている。 →A13 B22 D1
5 教室の掲示物などの学習環境が整っている。 →A44 B3
(A) そう思う (B) どちらかというとそう思う(C) あまりそう思わない (D) そう思わない
※先日の学校評価アンケートで寄せられた学習指導への感謝の声を少し紹介します。
・授業中にわからない所があっても、自分で先生にきいて教えてもらえると話してくれます。自分から「聞いてみよう」と思える環境や雰囲気を作ってくれているのでできることだと思います。
・いつも温かいご指導をありがとうございます。
・理解が難しくても、個別対応をしてくださっており、保護者としてありがたいです。
よりよい教育活動が創り出され、子どもたちの健全育成を目指すためには、学校と家庭や地域との連携・協働した「チーム学校(チーム河井)」の実現が求められます。
そのために、河井小学校の教職員は、一体となって積極的な教育活動を行っていきます。保護者や地域の皆さまのご理解ご協力、「チーム河井」の一員としてバックアップを今後ともよろしくお願いします。
子どもたちが成長する学校環境づくり!
子どもたちが成長する学校環境づくり!
~【心豊かに、たくましく生きる子】の育成~
1月24日(金)
今年も暖冬となっています。雪の便りは聞かれるのでしょうか。早いもので3学期もあと2ヶ月となりました。子どもたちは、いろいろなことに挑戦し、自己成長をうながしています。輪島市学力調査の1~6年生の成績をはじめ、文化面などでも活躍が光ります。どんどん、学びの力・心の学力・体の力を伸ばして下さい。同時に、将来の社会を担うための力も培ってください。
・知らないことを学習し続ける習慣
・自分で課題を発見し、解決に向けて挫折してもやり遂げること
・自分との考えの違いを認め、対話を通し、協力できること
社会の変化に対応し、新しい社会を創っていくために、自分で考えて、判断し、行動を起こす(自律)した大人になることです。そこで、大切になってくるのは、子どもの教育にかかわる環境づくりです。「何のためにやるのか!自分にできることは何か!」という目的意識や当事者意識をどうもたせるかです。何事にも挑戦することで少しずつ自信がつくものです。自信のエネルギーをもとに、自分で決めた方向に進み、自分でやっていく姿勢をどんどん育て、今よりも高いレベルへ向かわせたいです。自己否定(自分を責める)や他者否定(人を責める)していては、風土は育ちません。そして、本校の教育目標である「心豊かに、たくましく生きる子の育成」を図っていきたいです。
みんなでかしこくなっていきましょう! ~学んだことが身につく取組~
12月に1~6年を対象に輪島市学力調査(2学期までの範囲)が行われました。学校は勉強する場です。学んだことを身につける場でなければなりません。そのためには、学びを支える学習習慣づくり(学びの約束)、学び合う姿の見える授業づくり(授業改善)がポイントです。河井小学校は、今、「学びの空気」がとてもいいです。今後、結果を分析し、長所伸長、弱点補強に力を注ぎ、子どもたちの成長を願いたいと思います。
輪島市学力調査(12月実施)
国 語 算 数
本校平均 市平均 本校平均 市平均
1 年 84.2→83.1 89.4→86.9
2 年 87.2→85.8 80.0→80.7 社 会 理 科
3 年 88.9→79.9 83.6→75.9 本校平均 市平均 本校平均 市平均
4 年 90.4→82.3 83.5→72.7 80.4→72.7 69.3→58.2
5 年 78.8→75.1 72.9→66.1 74.8→63.0 80.1→73.0
6 年 84.6→74.0 82.7→73.2 87.3→68.4 72.4→63.4
説明する力!話す力! ~考えが生まれる・増える・ふくらむ・納得・変わる~
中期学力向上プランの働きかけにより、学び合いの中で「ま・ナビボード」「変身Ⅴ」が、考えの広まりや深まりに効果的だったことが分かってきました。ま・ナビボードは、思考の活性化をうながします。変身Ⅴは、自分の考えを広め深めるキーワードです。(①わかった②それもあるな③そうかな④なるほど⑤ちがう考えになった)3学期は、話し合いの後や振り返りで広まったり深まっりしたことを自分なりにまとめて、話す力がつくように働きかけていきます。
1年間の働きかけのまとめと次の取り組みの準備の時期です。学校公開が、1月29日(水)に開催されます。学校や子どもたちの様子をご覧下さい。先日、第2回学校評価アンケートが行われました。【応援される学校づくり】に向けて、ご協力ありがとうございました。アンケート結果の集計・分析・今後の方策の検討を行い、2月下旬に学校関係者評価委員会を開催し、貴重なご意見や示唆を頂き、学校運営に反映し、教育の質的向上を図りたいと考えています。
今後とも、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。
成長に向かって膨らみ始める2020年がスタート!
成長に向かって膨らみ始める2020年がスタート!
~ 教育のいろいろな働きかけ ~
1月10日(金)
新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年は、子(ねずみ)年。 植物に例えると【成長に向かって種子が膨らみ始める時期】です。未来への大いなる可能性を感じさせてくれます。新しいサイクルの始まりを意味しています。
令和2年度より新学習指導要領が全面実施されます。次のステージの始まりです。河井小学校では、「心を育てる」「学力を伸ばす」「体力をつける」ことに積極的な指導を行い、新しい時代に必要な資質・能力の三本柱を育てていきたいと考えています。
・学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性の涵養
・生きて働く知識・技能の習得
・未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力などの育成
ねずみは「ねずみ算」と言う言葉があるほど、子どもをどんどん産んで数を増やしていくことから「子孫繁栄」の象徴でもあります。河井小学校の教育活動も目標に向かって進み、成果を出して「繁栄」していきたいと考えます。
みんなでかしこくなりましょう! ~学んだことを身につけること~
12月に石川県5年生を対象に行われた県評価問題(2学期までの範囲)の自校採点結果が、でました。また、1~6年を対象に輪島市学力調査も行われました。結果は1月下旬に分かります。
5年・県評価問題
国 語 本校→ 73.4点 県→ 59.8点
算 数 本校→ 84.4点 県→ 56.3点
合 計 本校→157.8点 県→116.1点
これらの結果をもとに、分析、課題発見、原因究明を図るとともに、子どもたちにつけたい力【広まった・深まったことを話そう!】の進捗状況を検証し、今後も学習内容定着に努めていきます。今後も落ち着いた温かな雰囲気を継続し、みんなでかしこくなりましょうを合言葉に「学び合う姿の見える授業づくり」「学びを支える基盤づくり(学習の約束の徹底)(言語活動の活性化)(補充学習や家庭学習の充実)」を重点とした指導を行い、より一層の成果を上げたいと考えています。
いつからでも!どこからでも! ~子どもたちの成長の変化~
河井小学校に赴任して4年が過ぎようとしています。当時の様子と比べて、子どもたちは、いつからでもどこからでもよくなれるんだなと感じています。
そのために、「限界突破の努力」「よき師との出会い」「読書体験」の3点が大切です。河井小学校では、子どもたちの無限の可能性に対し、積極的な働きかけを行っています。まずは、実行です。学習環境の整備、学習規律の徹底、学習習慣の育成言語活動の充実、いい授業づくり、道徳の重点項目の設定など多方面から迫っていったのです。子どもたちは、果敢に取り組み、「成長」を獲得しました。その達成感や成功体験が、次の取組(挑戦)のやる気につながっていきました。また、読書活動の推進(朝読書・読み聞かせ読書・おすすめの本・貸出の推奨)により読書量が増えて、心にたくさんの栄養が送られました。 読書量は、向上心のバロメーターと言われます。
今後も、子どもたちの学びに向かう姿、関わりあう姿などの成長を期待しています。
1年間の成果をまとめ、2020年度へ引き継ぐ大事な3学期がスタートしました。「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」に向け、学力(知)・心力(徳)・体力(体)の育成に向けて「心が育つ・学力が伸びる・体力がつく」積極的な指導を行ってきました。
子どもたちは、新年を迎え、新たな夢や希望に胸を膨らませていることでしょう。子どもたちの輝かしい未来に向けた健やかな成長を願い、教職員一体となって積極的な教育活動を行っていきますので、保護者やご家族、地域の皆さまのご理解ご協力を今後ともよろしくお願いします。
「心を育てる、人を育てる」教育環境の充実!
「心を育てる、人を育てる」教育環境の充実!
~ 2020年の新たなスタートに向けて ~
12月24日(火)
2学期も終わり、明日から冬休みとなります。子どもたちは、各方面で活躍し、成長の秋にふさわしい2学期でした!河井小学校では、子ども達、先生、保護者や地域の皆さんと共に、合言葉の「輝く笑顔」と「みんなで輝き、人が育つ学校づくり」に向けて、4月から頑張っています。
また、心が育つことを第一として、2学期から【みんなにしてあげる喜び】を掲げ、他への働きかけから、自分を伸ばすことをめざしています。心が輝き、行動が輝くことで、成果が輝いています。2020年の新しい年がスタートします。学びの力、心の力、体の力を今後も継続して、さらに高みへと伸ばしていきたいです。
子どもの自主自立の精神を養う希望の学び! ~秋田県東成瀬村と河井小学校の教育~
全国学力調査でトップクラスの成績を収めている秋田県。その中でも、特に高いとされている東成瀬村の教育の秘密が紹介されていました。東成瀬村の小学校の取組が、河井小学校の取組ととても共通する部分が多いと感じました。子どもたちの力を高めるために取組んでいることが偶然にリンクしていて、系統化されていたのです。特に、同じようなことをしようとしていたわけではありませんが。
東成瀬村の教育は、どのようなのでしょうか。
教育の改善に力を入れたのが、「指導法の研究」と「子どもたちの心の教育」でした。県教育委員会→管内教育事務所→市教育委員会→各学校→各先生と一本筋の通った教育体制で、学力向上という一つのゴールに向かってベクトルがそろっていたそうです。
・授業スタイル:探究型授業の実施→課題を自分で考え、答えを導き出す
集中力が途切れない知的好奇心を揺さぶる授業
・追求活動:課題をつかみ、各自答えを考え、発表し議論させて、答えを導く
・黒板の様子:問題や課題、出された考えやまとめが分かりやすく書かれている(板書の構造化)
・自学ノート:ノートに書く約束→①日付 ②内容 ③取組んだ時刻・時間 ④めあて ⑤振り返り
先生の評価を書く 2冊用意して交互に返却 自学コンクールの実施
・読書活動:図書の本の充実 朝読書の時間の設定 400字詰め原稿用紙の作文指導
・将来の夢:「夢の木」の掲示→なりたい職業とそのわけの掲示と更新 将来の夢と現実の勉強
「聴いて考えてつなげる授業づくり」を通して、考えが広め深めています。つまり、多様な価値観にもまれることでモノの見方や考え方を鍛えているのです。そして、「心が育つ」積極的な指導を通して、あいさつをする、人に親切にするなどあたり前のことをあたり前に行う力がついていくのです。今後も、自らの未来を自らの力で切り開く土台をしっかりと養ってあげれるように努めたいと考えます。
「学力、心力、体力を育てる」整備された教育環境 ~学校文化の継承・発展への期待~
輪島市教育委員会による教育懇話会が、12月5日に行われました。宮坂教育長をはじめ、教育委員会、教職員や保護者の皆様のたくさんの参加をいただき、ありがとうございました。
教育懇話会では、教育委員会から「河井小の現状と課題」、宮坂教育長から「河井小への期待や今後の教育」が話されました。河井小の教育活動全般にわたり、高い評価をいただきました。保護者の皆様から質問や意見が出され、教育について話し合われました。学びたい、伸びたい教育の推進です。
なんといっても教育課題や学校課題、ニーズに対し、家庭・地域、教育委員会、学校がスクラムを組み、ベクトルの向きを合わせていくことが肝心です。学校は「保護者や地域のニーズに応える学校づくり」を展開し、家庭や地域の皆様方には「校長のリーダーシップの応援」をお願いします。そして、合言葉「子どもたちの健全な成長」の実現と高みをめざし、学校文化の継承と発展に向けて前進していきます。
最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も河井小学校が、素晴らしい学校となるために教職員が一体となって頑張っていきますので、よろしくお願いします。
変化の先の進化を求めて!
変化の先の進化を求めて!
~「目標と夢」の設定とその実現~
12月 2日(月)
夕暮れの早さと吹く風の冷たさに冬の訪れを感じる頃、2学期もあと1ヶ月となりました。11月は、学習の取組の様子だけでなく、スポーツ、文化芸術など各方面にわたり河井小学校の子どもたちの充実ぶりがうかがえました。教育ウィーク期間中に行われた道徳の授業参観、縦割り班8の字跳び集会、学校コンサート、いしかわっ子駅伝交流大会、硬筆書写作品コンクール、文化の日作品展の図画や習字など、熟成の秋と言えるほどです。
これからも、新しい自分づくりに向けて、他との関わり合いを大切にしながら、チャレンジ精神をもって、輝いていってほしいです。
目標をもて!夢をもて!過去最高順位と自己新記録の樹立へ! ~いしかわっ子駅伝交流大会~
男子96チーム、女子91チームが参加して、いしかわっ子駅伝交流大会が11月2日(土)に金沢市西部緑地公園陸上競技場で行われました。女子チームで、過去最高順位である6位入賞を果たすことができました。また、男子では、堀井敬悟さんが、第4区間2位、女子では、岩崎来瞳さんが第3区間1位、橋本凛華さんが第4区4位とすばらしい成績で区間個人賞を受賞しました。何より参加した男女14名が自己新記録を出すことができたことも素晴らしいです。
こんな大躍進のカギは何か?担当の先生に選手選考の後、どんな取組をしたのか聞いてみました。
「まず、目標作りをしました。そして、チームの記録は10位以内、個人の目標はベスト記録として練習を重ねました。」目標や夢の立てる時に、①数値で具体的に表すこと②期限を決めること③ワクワクする内容であること④紙に書きだすことが大切と言われます。
確かな目標が、主体性とチャレンジ精神という非認知力を支えて結果が出たということです。
視聴覚教育の研究発表会が開催されました! ~プログラミング教育~
11月14日(木)に「第60回石川県視聴覚教育研究大会・輪島大会」の研究発表会が開催されました。公開授業は、2年空組の体育「表現遊び」と6年の総合的な学習の時間 (プログラミング教育)「発明家になろう~プログラミングで日常生活を便利に~」の2つでした。ともに、ICTを活用した主体的・対話的で深い学びを目指した授業研究でした。
石川県教育委員会、奥能登教育事務所、輪島市教育委員会、輪島市内外のたくさんの先生方が参加され、子どもたちの学びの様子を見ていかれました。来年度から新学習指導要領が全面実施になり、小学校では、プログラミング教育が本格的に行われます。
生活の中に自動販売機やロボット掃除機など、コンピュータやプログラミングの働きに便利さ感じることができます。それに伴い、この先どんな社会になるのか予測が難しくなってきています。
そんな時代に向けて望ましい教育と考えて、プログラミング教育が推進されます。「コンピュータを受け身ではなく、積極的に活用する力」や「プログラミング的思考(順序立てて考え、試行錯誤し、ものごとを解決する力・論理的思考力)」を育てていきます。コンピュータの基本的な操作の仕方とコンピュータを動かすための考え方を育て、コンピュータを使いこなす力を身につけようということです。
教育活動の先を見通した計画的な準備を行う中で、課題発見、課題解決をうながし、受け身でなく進んで工夫、努力していける【夢中になる空間】を提供したいと思います。
教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
こころとかたち
こころとかたち
~見えないことが見えることを育てる~
10月28日(月)
週末ごとに台風が日本列島を襲い、甚大な被害をこうむっています。亡くなられた方、被災された方に哀悼の意を表すとともに、お見舞い申し上げます。
さて、4年生の米作り体験では、表正克さん、輪島公民館、JAわじまの方々にお世話いただき、稲刈りとはざ干しも終わり、収穫祭の親子餅つき行事を待つばかりです。また、2年生の野菜作り体験で、輪島公民館、はなさかクラブの方々にお世話いただき「サツマイモの収穫」を行い、サツマイモパーティーも計画されています。
収穫の秋を迎え、河井小学校の教育活動も【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】というまさしく「実りの秋」です。
人生100年時代に向けた教育を! ~学力と心力を伸ばす働きかけ~
輪島市教育委員会の宮坂雅之教育長が、機会をとらえて、見えない力の向上についてよくお話しされます。それは、人生100年時代を向かえるにあたり、学力をつけることと同時に、やり抜く力・がまんする力・困難からの立ち直る力・仲良く協力してやっていく力・怒りをコントロールする力など非認知力を育ててほしいということです。それは、生涯学び、活躍していく素地をつくるためだからです。
来年度、新たな学習指導要領が完全実施されます。確かな学力の育成、豊かな心の育成、健やかな体の育成は、教育政策の目標となっています。それは、生きて働く知識・技能の習得、未知の状況にも対応できる思考力・判断力・表現力の育成、学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力・人間性を養い育てることです。
また、基本的な方針の1つとして、夢と志をもち、可能性に挑戦するために必要とする力を育成することを掲げています。自分にはよいところがあると思う自己肯定感・自己有用感の育成、人権教育といじめの根絶も施策としてあげられています。
今日的開発課題を実現へ! ~ノーベル化学賞 吉野 彰 氏~
今、何が求められているのかを考え、実現に向けてやり抜き、開発を成し遂げ、ノーベル化学賞を受賞されました旭化成の名誉フォロー・吉野 彰氏です。「リチウムイオン電池」の開発が世界的な栄誉に輝きました。リチウムイオン電池は、軽くて、再充電できる強力なバッテリーで、小型の携帯電話やノートパソコン、電気自動車などに使われています。現在の通信手段や情報伝達の情報化社会を支えるほか化石燃料に頼らない地球温暖化の解決にもつながる成果として高く評価されました。
そこで、研究者の姿勢を語るとともに、子どもたちにエールを送っているので紹介します。
研究者は基本的に、1つは柔軟性と、もう1つは真逆の執着心というか、しつこく、しつこく最後であきらめない。この2つが必要だ。一番難しいのは、剛と柔のバランスをどうとるか。かたいばかりだとめげる、柔らかいばかりだと前に進まない。大きな壁にぶち当たった時も『まあ、なんとかなるわ』と。そういう柔らかさも絶対にいるんじゃないかな。
感動して涙する歌声を届けよう! ~輪島市小学生「合唱の集い」~
5年生が、輪島市小学生「合唱の集い」に向けて、1ヶ月近く練習に取り組み、本番を迎えました。曲名は、SEKAI NO OWARIの「RAIN」でした。素敵な歌声を届けたいと願い、仲谷響子さんをお招きして、歌唱指導をしていただきました。仲谷響子さんは、輪島市出身で、東京芸術大学音楽学部声楽科卒業され、ソプラノ歌手として活躍されています。また、OKEエンジェルコーラスを金沢市で指導でされています。
歌で使う声の発声練習を行い、姿勢、表情など細かなアドバイスを受けながら、合唱が進められました。子どもたちに伝えたいことはありますかと尋ねたところ、「河井小学校の子どもたちは、力があります。子どもたちの歌は、プロが歌うよりも聴いている人を感動させる力があるので、本番を期待します。」とエールをいただきました。
そして、本番!「言葉、盛り上がり、バランス、気持ち、どれも良かったです。ハモリにジーンとしました。200点です。心から拍手です。」と感想を頂きました。
「形は心をつくり、心は形にあらわれる」と言われます。こころとかたちの相関関係で人が育っていきます。自分にはよいところがあると思う心が、自分を育てる、集団を育てるよりどころとなると思います。
教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
みんなにしてあげる「喜び」!
みんなにしてあげる「喜び」!
~心を育て、教育活動の充実を目指して!~
9月27日(金)
今年の夏も、今までにない天候でした。酷暑、台風による暴風と大雨が日本列島を襲い、自然災害の怖さにおびえました。輪島では、大雨による洪水や土砂災害の危険が迫っているとして「警戒レベル4(避難勧告)や避難指示(緊急)」が発令された時がありました。幸いにも大きな被害はありませんでしたが、自然の猛威の怖さを痛感させられます。
植物の実りの秋!勉強の秋!スポーツの秋!芸術の秋!です。子どもたちの学びの姿に期待が持てる秋です。教育活動もますます充実していきます。
「優しい関わり」と「感謝」 ~優しくされると優しくなる~
台風15号が関東地方を襲いました。暴風雨により、甚大な被害がでました。特に、千葉県では「電柱が倒れ、電気が来ない。水道の水が出ない。屋根が飛んで天井がない。」など普通の生活が、何日もできない状態でした。復旧工事が急ピッチで進められています。9月16日の新聞で「赤の他人ではいられない~停電11万戸、約2万戸断水~」と報じられていました。ボランティアの方もたくさん支援活動にあたっています。ボランティアの高校生は「同じ地域で苦労している人がいる。復旧に貢献したい。住民の方から助かったといわれ、うれしかった。」と話していました。助けてもらった感謝の思いが、関わり合いの中に広がっています。
スポーツや運動会を通した喜びと感謝! ~感動の思いの広がり~
運動会では、いろいろな喜びが交差しています。全力で楽しむ「自分で活動する喜び」、応援される「周りからしてもらう喜び」、応援団や係活動など「リーダーシップを発揮する喜び」があります。また、一生懸命に取り組む姿、活動ぶりは、見るものに感動という喜びを与えます。そして、応援してよかった!見てよかった!とありがとういう感謝の気持ちを抱かせます。
運動会の終わりの挨拶
今日の運動会を全力で取り組むことができたのがよかったと思います。運動会を成功させるために頑張ってき
た自分を褒め、準備や指導をして下さったお家の方や先生方に感謝しましょう。
星稜高校野球部の甲子園準優勝のお礼
1人では、ここまで来れなかった。
9人でも、ここまで来れなかった。
77人でも、ここまで来れなかった。
100万人超の応援があったから、ここまで来れた。
念願だった甲子園決勝の舞台に立つことができました。
マウンドに立てた者、グラウンドに立てた者は限られていたかもしれません。
でも、ベンチのみんな、応援の皆さん、声援を送ってくれた全国、石川県、ファンの皆さまと、感動を分かち
合えたとしたらこれに勝る喜びはありません。
応援ありがとうございました。
星稜高校野球部のメンタルトレーニングでは、【感情】をプラスにして【思考と体調】を高めています。目標達成のためにやらなければならないことを「快」として、ワクワクしながらチャレンジしています。自分のためだけでなく、誰かのために夢や目標を持つことで、自分を乗り越える力としているそうです。
教職員一同、子どもたちの「心の力」を伸ばし、健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
花に水 人に愛 学びに心 そして 人生に夢
花に水 人に愛 学びに心 そして 人生に夢
~次の成長に向けたスタート!~
9月2日(月)
台風の通過により、過酷な暑さの気温も下がり、吹く風に涼しさが感じられます。3日間の全校登校日、ウォーミングアップ登校日を終え、楽しかった夏休みも終わり、いよいよ、2学期のスタートです。学びの場の学校にも、活気が戻ってきました。
2学期は、1学期に頑張ってきたことを成果として表す学期です。「きれいなことば やさしいこころ」をモットーに【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】教育活動の働きかけを継続していきたいと思います。
11月14日(木)に河井小学校で第60回石川県視聴覚教育研究大会・輪島大会の研究発表会があります。大会研究主題は「情報を主体的に活用し、「自ら学ぶ力」をつけるための視聴覚教育の在り方を追求しよう ~ICTを活用した主体的・対話的で深い学びを目指して~」です。本校は、「聴いて、考えて、つなげる授業づくり」と研究を進めています。2年空組と6年生が授業を公開して、教育活動の様子を見ていただきます。
花に水 人に愛 学びに心 そして 人生に夢
料理研究家の神田川俊郎氏は、いい料理を作るために「花に水 人に愛 料理に心」と話していました。この言葉を借りて、学校・学びと人生にあてはめて、心の中で思っている言葉あります。それは、「花に水 人に愛 学びに心 そして 人生に夢」です。いずれも、生活の中で欠かせないもので、大切にしてほしいと考えています。
花に水→花には水が必要です。水がないとしおれます。土の中の栄養分を溶かして吸収できません。
人に愛→愛がないと心が荒みます。愛とは、親切、思いやり、感謝、礼儀、相互理解、許し合いなどです。
周りの人を大切にすれば、巡り巡って自分も大切にされるものです。
コミュニケーションによる関わり愛です。
学びに心 →学びは、心をこめてです。子どもたちの成長を目指すための責任感と使命感、子どもたちへの愛
情、確かな力量が教育へのエネルギー源です。教育は人なりです
人生に夢 →夢や希望が自分を大きくしてくれます。実現への自己研鑽が自己成長を促します。
「夢なき者に成功なし」江戸時代に活躍した吉田松陰氏の名言です。
ルール マナー エチケット ~インテグリティ(誠実さ、真摯さ、高潔さ)な振る舞い~
最近、「交通トラブル」など人との関わり合いについてよくないことが報道されています。スポーツ界では、いろいろな問題に対してスポーツ競技の価値を下げない取組をしています。日本オリンピック委員会・強化本部は、『人間力なくして競技力向上なし』を合言葉に心の啓発と競技力向上を狙っています。
それを受けて、バスケット競技では、指導者や選手、組織に対して、インテグリティ(誠実さ、真摯さ、高潔さ)な振る舞いを求めています。誠実さとは、うそをつかない・相手を傷つけない・真心があることです。真摯さとは、相手の気持ちを考えて行動する・ひたむきにということです。高潔さとは、心気高く、清らかであるということです。
私たちの身近な合言葉で「ルール マナー エチケット」があります。
ルールは、守るべききまりです。
マナーは、一般常識、公共の場での行動基準です。
エチケットは、人に不快感を与えないように気をつかうことです。
小学校は、社会に出るための素地作りの時期です。子どもたちの学校生活ではもちろんですが、家庭や社会生活においても、身につけてほしい振る舞いだと考えています。
2学期は、1学期の成果を土台に、さらに充実した学校生活が送れるよう教職員一同、取り組んでいきます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
「学びの目」の真剣さと「学びの空気」のあたたかさ
「学びの目」の真剣さと「学びの空気」のあたたかさ
~1学期の成長度のふりかえり~
7月19日(金)
暑さの到来に夏を感じますが、教室内は、空調設備が整い、快適な学習環境です。4月に新学年が始まり、はや4ヶ月が過ぎ、もう夏休みを迎えます。
教育方針を「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」としてスタートしました。入学式後の始業式では、「やさしく」「話を聴く」「あいさつ」「そろえる」ということをお願いし、約束しました。【自分から】【みんなのために】を合言葉に、よりよい成長をしてほしいです。学校では、「きれいなことば やさしい心」を呼びかけ、【心が育つ、学力が伸びる、体力がつく】積極的な指導を行い、「輝く笑顔」「みんなで輝き、人が育つ学校」に向けた教育活動を進めてきました。
始業式での「4つの約束」の実行度!
1つ目の約束は、「やさしく」です。
お互いに関わり合うを大切にしてほしいです。いじめによる重大事件が報道されいてます。ことばや行動の行き違いから、心や体を傷つけることがあります。ひとつのことばを大切に、美しくして、人に優しくしてほしいです。児童玄関の「輝く河井っ子」に一人一人の輝きが、たくさん書 かれてあります。もっともっと輝いてください。
2つ目の約束は、「話を聴く」です。
学校は勉強する所です。学んだことを身につけていく所です。そのためには、「話を聴く」ことが第一です。学習中の「あたたかな聴き方」「やさしい話し方」ができ、学びの空気のあたたかさを感じられます。聴いて、考えて、話して(受信→思考→発信)、学び合いを高めていきましょう。
3つ目の約束は、「あいさつ」です。
授業の始めと終わりの時、学校で出会った時などのあいさつが身についてきました。あいさつは、「笑顔で・自分から・立ち止まって・語先後礼」で行います。先にあいさつすると、あいさつが返ってきます。あいさつされると、心にカロリーが与えられます。ウイン・ウインのいい関わり合いが欠かせません。
4つ目の約束は、「そろえる」です。
自分のみなりや身の回りを整え、みんなでそろえましょう。身なりは、【名札、えりやボタン、シャツイン、ズックのはき方】です。身の回りは、【机の上、机の中、机の位置、下駄箱のズックのそろえ】です。そして、廊下や教室など学校の学習環境をきれいにそろえて下さい。
「行動をそろえよう 声をそろえよう すると心がそろい みんなの笑顔がそろう」
1学期の成長度、輝き度!
①落ち着いた雰囲気での学習!学びの目、学びの空気が見違えるようになりました。
②石川県基礎学力調査で好成績!
小学4年 国語 河井小 86.7 → 県平均 65.2 +21.5
算数 河井小 87.4 → 県平均 72.9 +15.5
小学6年 社会 河井小 78.5 → 県平均 70.4 + 8.1
理科 河井小 68.8 → 県平均 63.9 + 4.9
③6月の金管鼓隊の演奏で最高の賞賛!「心が一つになっている!完璧!」と高評価を頂きました。
④運動面でも大活躍!
・6年生の陸上競技大会で上位成績を収め、大会新記録が続出しました。史上初の2年連続男女リレー優勝に輝きました。
県陸上競技大会で、優勝や上位成績という栄誉を収めました。
⑤言語活動の充実!
・詩の暗唱は、今年度で4年目になります。全校全員合格です。6年生は、4年間で30作の詩を唱えました。(話す)
・行事作文を新聞投稿し、随時、新聞に出ています。(書く)
・図書室の本の貸出冊数・読書冊数が、大幅に増えています。(読む)
⑥家庭学習の自学ノート完了の「かしこ山遊園地」の入場者数、昨年度の2倍!
・職員室前に「いいノートの見本」や「完了ノート」が展示されています。自学ノートの「ノートの使い方」「字の美しさ」「内容」が充実しています。
⑦学習規律や生活目標の取組で花丸連発!
いよいよ、夏休みです。計画的に勉強をし、長期の休みでしかできないことに挑んで下さい。また、むし歯を治すこと、ケガや病気、事故に気をつけるなど健康面や安全面にも配慮した夏休みを送って下さい。
1学期の成果を土台に、2学期はさらに充実した学校生活が送れるよう職員一同、取り組んで行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
Young Man
YoungMan♪すばらしい河井っ子!
~心が育つ 学力が伸びる 体力がつく~
6月26日(水)
日差しの強さが、暑い夏を予感させます。プールでの水泳指導が始まり、1学期のしめくくりの時となりました。先日の学校公開では、お忙しい中、授業参観をはじめ、親子学年行事や教育講演会など多数のご参加、ありがとうございました。子どもたちの学びの様子は、いかがだったでしょうか。落ち着いた雰囲気で学習に取り組んでいたでしょうか。本校では、「みんなでかしこくなりましょう」を合言葉に、「広めよう!深めよう!自分の考え!」を学力向上の柱とし、学び合う姿を目指します。
先月、川崎市で、スクールバス待合の登校時に痛ましい事件がありました。また、登下校時の歩行中に自動車事故に巻き込まれる事件が報道されています。あってはならないことです。登下校や放課後の安全指導を十分に行いますが、ご家庭でもご指導をよろしくお願いします。
わじま市民祭りでは、「Young Man(ヤングマン)」を5.6年生が金管鼓隊で演奏しました。「良かった!」「最高!」「涙が出ました!」「完璧!」「心が一つになっている!」「音が出ている!」と賞賛の言葉をたくさん頂きました。子どもたちの成長に喜びを感じました。ありがとうございました。
子どもたちの立てたスローガン【仲間との絆 ~みんなで届けよう河井っ子の笑顔~】と「去年を超える」を合言葉として練習に励み、その成果を全て発揮することができました。子どもたちの志と意欲、先生たちの支援が高まり合い、マリンタウン広場で同時発火した瞬間でした。
「潜在的に秘める無限の可能性」への挑戦 ~姿勢・思考を変える(マインドセット)~
2019年ラクビーワールドカップ日本大会が近づいてきました。2015年イングランド大会では、優勝候補の南アフリカに勝利し、「史上最大の番狂わせ」と言われるくらいの活躍ぶりでした。
当時の全日本監督のエディージョーンズ氏は、どんな指導方針でチーム作りをしたのでしょうか。選手の【姿勢・思考を変える(マインドセット)】の成果と言われています。
・私たちには、無理だろう →マインドセット →誇りと自信を持たせ、世界と戦う姿勢に変える
一番の課題は、リーダーシップをつけることでした。リーダーズグループをつくり、必要な4つの要素を身につけることにとりかかりました。【①理想的な姿勢をチームに見せること ②モチベーション(動機付けや目的意識)を上げる ③一人一人への配慮 ④あたり前を変えること】でした。
競技力向上を狙った積極的な指導ですが、みんなで輝く学校づくりや学力向上の取組にも共通したことがあります。【心を育てる】ことが何事にも大切なことです。
ヤングマンの歌詞通りに「若いうちは何でもできる」のです。すばらしい河井小の子どもたちです。潜在的に秘める無限の可能性をさらに伸ばせる取組を教職員一同で行っていきますので、保護者や地域の皆さまの河井小学校の教育活動に対しご理解ご協力をよろしくお願いします。
仲間との絆~わじま市民まつり・金管鼓隊パレード~
仲間との絆 【みんなで届けよう河井っ子の笑顔】
~わじま市民まつり・金管鼓隊パレード~
6月1日(土)
【出発式】
いよいよ、わじま市民まつりの本番の日がきました。「仲間との絆~みんなで届けよう河井っ子の笑顔~」を合言葉に、去年を超えるために練習に励み、その成果を全て発揮する時がきました。
出発式に際し、保護者の皆様、地域の皆様にご参加いただきありがとうございます。
今年の演奏は、ファンファーレ・ドラムマーチ・校歌・ヤングマンです。ヤングマンといえば、♪若いうちは、やりたいこと何でもできるのさ!Y.M.C.A♪です。
今年の6年生は、とても心が育ちました。4月の学力調査の質問紙で、4年生の時に比べて、4点について良好な向上が見られました。
・自分によいところがある
・失敗を恐れず挑戦する
・先生はよい所を認めてくれている
・道徳の勉強は好きだ
やればできると自分を認める自己肯定感、チャレンジする意欲・冒険心、よりよい信頼関係、今までの自分を振り返り、これからの生き方づくりを積極的に考え、実践する態度がうかがえます。
今年の河井小学校は、「みんなで輝き、人が育つ学校」をめざしています。心が育てば、いろいろな活動がうまくいきます。
始業式に子どもたちに「やさしく、話をきく、あいさつ、そろえる」のお願いをしました。4つ目のそろえることを発揮する時です。
新しいワッペンをそろえ、新しいクォードでリズムをとり、しっかりと音をそろえ、行動をそろえ、声をそろえ、心をそろえ、そして、みなさんの笑顔の輝きをそろえることができるでしょうか。
河井小学校金管鼓隊2019の応援をよろしくお願いします。
【解散式】
お疲れ様でした。たいへん素晴らしい演奏、ドリルでした。仲間の絆から生まれた笑顔を輪島市民の皆様に与えることができました。それ以上に、感動の涙を、また、生きる力を与えたことでしょう。
また、解散式までも、子ども達の頑張りを応援して頂いた保護者の皆様、地域の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。
河井小学校の金管鼓隊の感想をいろいろな方が聞かせてくれました。
良かった! 最高! 涙が出ました! 完璧! 心が一つになっている!
学校は、地域の中にあって「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」です。「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」をめざして、教育活動を行っています。
ヤングマンの歌詞通りに「若いうちは何でもできる」のです。すばらしい河井小の子どもたちです。潜在的に秘める無限の可能性をさらに伸ばせるように、教職員一同で教育活動を頑張っていきます。
先日、石川県教育委員会の教育次長様が、河井小学校を視察に来られました。授業での子どもたちや先生の様子を見ていかれました。昨日、輪島市教育委員会より、「子どもたちは大変すばらしい!先生たちの授業の様子もすばらしい!」と報告がありました。
保護者、地域の皆様には、河井小学校の子ども達の無限の可能性の発展ために、「学校の応援団」としてよろしくお願いします。
みんなで輝き、人が育つ学校へ!
みんなで輝き、人が育つ学校へ!
~ 「きれいなことば」で「やさしい心」を育てよう ~
5月28日(火)
新緑の時期が過ぎ、今年も金管鼓隊の演奏が、リズムよく響きわたる頃となりました。演奏曲は「校歌」と「YOUNG MAN(ヤングマン)」です。♪若いうちは、やりたいこと何でもできるのさ!Y.M.C.A♪という歌詞は脳裏から離れません。
今、5・6年生は、昨年の演奏やドリルよりも充実させ、皆さんに、最高の笑顔と感動を届けようと頑張っています。わじま市民まつりに向けたスローガンは、【仲間とのキズナ!~みんなでとどけよう河井っ子の笑顔~】です。始業式に子どもたちに「やさしく、話をきく、あいさつ、そろえる」のお願いをしました。4つ目のそろえることを発揮する時です。
6月1日のわじま市民まつりでは、新しいワッペンをつけ、新しいクォードでリズムをとり、しっかりと音をそろえ、行動をそろえ、心をそろえ、そして、みなさんの笑顔と輝きをそろえることができるでしょうか。応援をよろしくお願いします。
「心の育ち」がみられます!
4月に行われた石川県と全国学力調査に伴って、質問紙調査も実施されました。今の6年生が4年生の時に答えた質問の数値を比較して、心がとても育っていることが見られました。
自分によいところがある 4年:73% → 6年:91%
失敗を恐れず挑戦する 4年:77% → 6年:85%
先生はよい所を認めてくれている 4年:90% → 6年:97%
道徳の勉強は好きだ 4年:57% → 6年:78%
やればできると自分を認める自己肯定感、チャレンジする意欲・冒険心、一人ひとりが大切にされている自己存在感や良好な学習環境、これからの生き方づくりを積極的に考え、実践する道徳授業の充実がうかがえます。心が育てば、活動がうまくいく相乗効果や成果が見られるようになります。各方面での活躍を期待します。
河井小学校、河井っ子のゆるぎない姿に向けて!
新学年がスタートして、はや2ヶ月が過ぎようとしています。学校ビジョンに従い、教育活動が軌道に乗り始める時期です。教育目標「心豊かに、たくましく生きる子の育成」を掲げ、教育方針を「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」とし、【心が育つ、学力が伸びる、体力がつく】積極的な指導を行い、学力(知)・心力(徳)・体力(体)のバランスよい育成に前進しています。
【めざす学校の姿】 『みんなで輝き、人が育つ学校』の推進
・学校は、子どもたちにとって「学んだことが身につく場」である
・学校は、子どもたちにとって「人としての生き方を学ぶ場」である
・学校は、地域の中にあって「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」である
【めざす子どもたちの姿】
・明るくたくましい子 (思いやりの心を持ち、あたり前のことがあたり前に行動ができる子)
・よく考えやりとげる子 (学習規律を大切にし、聴いて考え、伝え合い、根気強く取り組む子)
・協力し進んでやる子 (みんなのために、自分から、積極的に活動する子)
河井小学校の教育活動が、ますます充実し、何年たっても変わらない学校力をつけられるよう保護者や地域の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いします。
聴いて、考えて、つなげる授業づくり
聴いて、考えて、つなげる授業づくり
~「広まった・深まったことを話そう!」~
4月30日(火)
平成31年度の教育活動が軌道に乗り始める頃となりました。【心が育つ 学力が伸びる 体力がつく】積極的な指導が教育活動のキーワードです。授業改善において、平成28年度より、3年間「聴いて、考えて、つなげる」授業づくりに取り組んできました。
これまでの成果
授業でもっとも大切なことは話を「聴く」ことです。学習習慣として「あたたかな聴く」「やさしい話し方」に重点を置き、学習基盤(学習の約束5か条)を整える働きかけを続け、学習に向かう姿に良好な変化が見られるようになってきました。その成果として、友だちの考えや意見を自分の考えと比べながら聴くことで、自分の考えに付け足しや書き直しができる子が増えてきました。
高みを目指して
「聴いて、考えて、つなげる授業」では、質の高い「聴く」意欲、思考力と判断力を育てる「考える」、思考の整理・再構築のための「つなげる」という学習活動が仕組まれます。つまり、受信→思考→発信というサイクルです。そこで、友だちの話を聴いて、つなげて話すための変身キーワードを5つ考えました。
【広まった・深まった変身ファイブ】
①わかった!(うまれる)
②それもあるな。(ふえる)
③そうかな。~にも言える。(ふくらむ)
④なるほど、確かに、やっぱり!(なっとく)
⑤ちがう考えになった!(かわる)
授業中、友だちの考えを肯定的に聴き、聴いたことを思考・判断したことを教室の友だちと共に考えます。その考えを広げたり、深めたりすることで、学ぶことのおもしろさ、楽しさを実感できる教室づくりができます。そして、信頼感や安心感がある教室での授業を目指していきたいです。
【みんなでかしこくなりましょう!】
学びの約束5ヶ条
1 「ベル着」しっかり「ベル学」へ
2 授業のあいさつ元気よく
3 足ぺったんでよい姿勢
4 おしゃべりせずに集中しよう!
5 準備をしてから休み時間
あたたかな聴き方 やさしい話し方
1.話す人のほうを見て 1.まず返事「はい」
2.おしゃべりせずに 2.みんなの方を向いて
3.うなずきながら 3.みんなに聞こえる声で
4.最後まで 4.はっきりと最後まで
5.自分の考えと比べながら 5.友だちの考えや意見につなげて
今後も、子ども達の健やかな成長を願って教職員、一丸となって頑張っていきます。保護者や地域の皆さまも、河井小学校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いします。また、河井小学校への応援もよろしくお願いします。
ご入学・進級おめでとうございます!平成31年度が始まりました!
ご入学・進級おめでとうございます!平成31年度が始まりました!
子どもの成長が見え、応援される学校づくり
~【心が育つ、学力が伸びる、体力がつく】積極的な指導~
「どんなことを」「どのように働きかけて」「どんな成果を出すか」
「みんなで輝き、人が育つ学校」の推進
4月5日(金)
新しい元号「令和」が発表され、新しい時代への期待が膨らみます。春の溌溂とした輝きが、いたるところで感じられ、1年のスタートに意気込む時です。その中で、平成31年度の入学式が、4月5日(金)に行われ、59名の新1年生を迎えました。ご入学、進級おめでとうございます。南志見小学校からの転入生をはじめ、全校児童271名の新しい1年がスタートしました。
学校教育目標を「心豊かに、たくましく生きる子の育成」、教育方針を「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」とし、学力(知)・心力(徳)・体力(体)の育成に向けて【心が育つ、学力が伸びる、体力がつく】積極的な指導を行っています。新学習指導要領では、文科省の方から「チームとしての学校」を強く打ち出していますが、保護者や地域が【応援団】になってくれるように頑張りたいです。
この3年間で、県の理科教育研究発表会、県の道徳教育研究発表会2回と市の研究発表会と合わせて4回の研究発表会を行いました。授業改善が進み、学習規律が確立され、学習習慣が定着し、その成果として、学力調査、評価問題において、県の上位の成績を維持することができています。河井小学校の教育活動が、上昇気流から安定した上空飛行をしている感じです。しかし、人事異動で先生方の入れ替えがあり、「学校力」を落とさないことが今年の課題です。
子どもは、どこにいてもだれでもが、同じように潜在的な能力を持っています。それをどう引き出すかは、先生の指導力や学校の教育力にかかっています。子どもたちの可能性に対し、積極的な指導をし、良好な変化をうながしたいと考えています。心を育てるために「みんなのために」「自分から」を合言葉とし、「輝く笑顔」に満ちあふれ、「みんなで輝き、人が育つ学校」を創り上
げていきたいです。
始業式では、全校のみなさんに、次のことを話しました。
今日から平成31年度のスタートです。5月には、令和元年がスタートします。在校生のみなさんは、学年が1つ上がりました。学年が上がるというのは、勉強が難しくなって、責任が重くなると言うことです。しっかりと乗り越えていって下さい。
河井小学校のキャッチコピーは「輝く、笑顔」です。【みんなの笑顔】です。先生、家族、地域の人、みんなの笑顔です。【輝き】は、まず、学校が楽しいことから発せられます。勉強が分かったという姿、運動に頑張った姿、いい調子・うまくいったという姿から出てきます。去年は、6年生の輝きを全体に広めると考え、「みんなで輝く学校」に取り組んで来ました。とても頑張ってくれました。今年は、輝くということは、一人一人が立派に育っていくことと考えて、「みんなで輝き、人が育つ学校」になってほしいです。
学校は、たくさんの人たちで勉強をして、心を育てる所です。「心が育てば、学力が伸びる、体力がつく」と考えます。そのことで「輝き」ます。その基本は、心は【自分から】【みんなのために】です。行動は、「あたり前のことがあたり前にできる」ことです。そのために、4つの約束をしてください。まずは、さっき、入学式でお願いした3つのことです。
1つ目は、「やさしく」です。
まずは、やさしい言葉です。きれいな言葉は、きれいな心、やさしい言葉は、やさしい心です。ひとつの言葉を大切に、ひとつの言葉を美しくでお願いします。そして、やさしくするとやさしさが返ってきます。
2つ目は、学校の勉強のことで、「話を聴く」です。
お話をよく聞いて下さい。先生やお友だちのお話を耳だけでなく、目を見て、体を向けて、心で聞きましょう。話を聞くことができれば、考えること、発表することもできます。そして、学び合って、勉強がどんどんできるようになります。先生の言うこともききましょう。
3つ目は、「あいさつ」です。
あいさつは、笑顔で自分から、先にしましょう。立ち止まってあいさつをしてから礼をします。その時刻にあった「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」をお家の方、先生、友だちやお客さん、地域の方にも言いましょう。あいさつすると、元気、やる気が出てきます。あいさつは、学校の命です。
4つ目は、「そろえる」です。
まずは、自分のみなりの整いをそろえて下さい。(名札、えり、シャツ、靴下、ズックのはき方)次に、身の回りの整えをそろえて下さい。(机の上、机の中、机の周りや下駄箱のズック)もっと広げ、整えをそろえて下さい。(廊下や教室、ジャンパーかけ)無言清掃できれいに学校を整えて下さい。そろっていると、りりしく見えます。
「やさしく」「話を聴く」「あいさつ」「そろえる」を【自分から】【みんなのために】という姿勢でどんどん良くして、「輝く笑顔」「みんなで輝き、人が育つ学校」にして、みなさんが、いい成長をしていきましょう。
子どもたちの健やかな成長を願った教育活動です。家庭と学校が常に協力し、お子様を良くしたいという「共通な願い」の歩調を合わせながら指導にあたることが何よりも大切であると考えています。その実現に向けて、教職員、一丸となって頑張りますので、保護者や地域の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
6年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!
~第64回卒業証書授与式~
3月15日(金)
やわらかい光が射し、新しい芽が伸び、春の躍動感が感じられる今日の佳き日に、39名の6年生の皆さんが、この河井小学校の学舎を巣立っていきました。ご卒業おめでとうございます。保護者、ご家族の皆様にも、心よりお祝い申し上げます。また、河井小学校の教育活動に対して深いご理解と温かいご協力を頂いたことに、厚く御礼申し上げます。
卒業生は、小学校入学以来、学びに向かう力を基本として、たくさんの知識や技能、それを活用する力を身につけ、そして、豊かな心と健やかな体を育み、立派に成長し、中学校へ進む力がつきました。今、次のステージへ夢や希望を膨らませていることと思います。その希望に努力という心を乗せて行動に移し、「一歩、前へ」踏み出すことを期待します。
昨年、人間国宝に認定された山岸 一男先生の講演会が河井小学校で行われました。「勉強もスポーツも最初は基本が大事。基本が応用につながり、自分らしさが出てくる。」「将来の目標をもって、がまんする。やっていくうちに楽しくなる。」「失敗しても難しいと思わない前向きな姿勢で続けることが大切です」と。そして、能登は、人を育てる風土や文化があると付け加えられました。物事に信念をもって、打ち込むことで、自分が変わり、夢がなかうというメッセージを頂きました。
そのために、2つ言葉を贈ります。
・1つ目は、「No attack! No chance! (ノーアタック ノーチャンス)」です。挑戦しないとチャンスは、つかめません。実現したいと強く願うなら、失敗を恐れず チャレンジして成長してください。
・2つ目は、「No guts! No glory! (ノーガッツ ノーグローリー)」です。やる気がなければ、栄光は、得られません。熱い情熱は、不可能を可能にします。人間性を磨き、一流になってください。
「挑戦」と「情熱」で、想像をはるかに超えたすばらしい未来を創造することができます。しかし、これから進んでいく道には、必ず困難があります。中学校の時期は、手を離しても目を離さない、目を離しても心を離していはいけない時期です。だんだん、自分の考えで行動していきますが、判断の方向が曖昧になっている時には、タイミングのよい支えをよろしくお願いします。
河井小学校の卒業生として、自信と誇りを持って、輪島中学校へ行っても頑張ってください。そして、未来に向かって、たのもしい一歩を歩み出してください。
自分たちの手で「ミライ創造」! ~卒業制作38作目~
今年も、伝統の卒業制作が行われ、新たな歴史を刻んでくれました。38作目となるの題名は 「ミライ創造」です。心に輝いた思い出と大きな手のひらを描いています。これまでの学びを生かして、自分たちの手で新しいものを創造していく決意を意味しています。6年生は、今年1年で、学校全体の学びの姿勢や学力・心の力・体力向上において河井小学校ブランドを確かなものにしてくれました。
平成30年度 ありがとうございました! ~「人が育ち、輝く」学校へ~
平成30年度も残すところわずかとなりました。3月22日の修了式をもって、1年間の教育活動が終わります。今年度は、「子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり」を教育方針に掲げ、【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】積極的な指導を行ってきました。昨年の上昇気流から、子ども達の成長が「確信」になり、上空飛行の軌道に乗り、「輝く笑顔」の1年でした。また、輝くのは、子どもたちだけではありません。先生、家の人、地域の方、全ての輝きを求めて「みんなで輝く学校」づくりにも取り組んできました。スクラムの輪が、学校への応援団となり、太い絆が結ばれました。
今年度の取組を振り返り、「人が育ち、輝く」学校に向けて、来年度も前進します。
終わりになりましたが、保護者やご家族、地域の皆さまには、平成30年度の教育活動への深いご理解と温かいご協力に対し、厚く御礼申し上げます。
今後も、河井小学校と子どもたちの健全な成長へ向け、誠心誠意頑張りますので、ご支援ご指導を末永くよろしくお願い申し上げます。
子どもたちの成長に向け、みんなで盛り上げてほしい!
子どもたちの成長に向け、みんなで盛り上げてほしい!
~後期学校評価アンケート結果と方策の報告~
3月12日(火)
河井小学校では、学校づくりの基本として、「学んだことが身につく場」「人としての生き方を学ぶ場」「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」と考えています。
4月より、学校教育目標「心豊かに、たくましく生きる子の育成」の実現に取り組み、「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」を教育方針とし、「心が育つ、学力が伸びる、体力がつく」積極的な指導を行ってきました。前期の学校評価を受け、年度後半の方針・方策を立て、子どもたちの成長をうながし、その成果を後期学校評価アンケートをもとに、教育活動の検証をしました。
学校関係者評価委員会(学校評議員とPTA会長、副会長で構成)では、学校から「学習指導と学力向上、生徒指導と豊かな心、健康・体力指導と危機管理、開かれた学校と家庭・地域との連携」の5観点から成果と課題、学年末・次年度へ向けての方針・対策を説明し、話し合いがもたれました。
次のような意見が聞かれました。
・アンケートからも、子どもたちの学校生活の充実がうかがえます。
・学力の数値的向上に著しさが見られます。小学校の勉強は、基礎基本なので土台をしっかりさせて、もっともっと上げて、中学校に生かしてほしいです。
・今、幼児教育では、「粘り強さ」「協調性」「やり抜く力」「自制心」「感謝する力」などの非認知能力を伸ばすことが重視されています。集団教育の中で、聴くことをしっかりさせて、その力を伸ばしてほしい。
・PTA活動や学校公開など、みんなで学校に来て、みんなで盛り上げて行ってほしい。
このようにして、学校が現状の説明責任を果たし、家庭や地域が情報を共有化し、教育への関心を高め、連携と協働を進め、子どもたちの成長をうながしたいです。後期学校評価結果を学校運営に反映し、教職員一同、教育の質的向上をめざして、全力を挙げて取り組みますので、今後ともご理解ご協力をよろしくお願いします。
カロリーのシャワーを浴び、さらに徳を積もう!
カロリーのシャワーを浴び、さらに徳を積もう!
~今年度の教育活動のラストスパート~
2月26日(火)
3学期がスタートして、はや2ヶ月が過ぎようとしています。平成30年度教育活動のラストスパートです。今年度のまとめと来年度への準備がが進められています。子どもたちは、学力を伸ばす、心を育てる、体力をつけるために、とてもよく頑張っています。徳を積んでいます!
【学力を伸ばす】では、
・輪島市学力調査結果から、全学年が市平均を上回り、素晴らしい成果が見られました。
・詩の暗唱も月初めで早々と覚え、4月から連続して全員が合格しています。
・家庭学習の充実を狙って自学ノートが1冊終わるごとに職員室前の「かしこ山遊園地」に自分の分身を貼る活動をしています。
現在、360冊が終わっています。
【心を育てる】では、
・縦割り班のなかよし集会や清掃で、活動の中身の充実と関わり合いのよさがみられます。
・道徳教育推進校の2年間の重点的な取組が進められ、学力や体力の向上、規範意識を育む土台が培われています。
【体力がつく】では、
・輪島市内の全小学校を順番に走る取組をしています。2.4.6年生が目標を達成しています。
他の学年ももうすぐ達成します。
・体力づくりの年間を通した取組で「体力テスト」で全種目(男女)が県平均を上回っています。
みんながかしこくなっています! ~さらなる高みを目指したまとめの取組~
12月に1~6年を対象に輪島市学力調査(2学期までの範囲)が行われました。学校は勉強する所です。学んだことはしっかりと身につける所でなければなりません。そのためには、学習の約束を守り、落ち着いて学びに向かうことが欠かせません。河井小学校は、今、どの学年も、どの教室も、学習規律・学習習慣がしっかりしています。さらに、結果を分析し、弱点補強に力を注ぎ、さらに高みを求めて、頑張らせていきます。
輪島市学力調査(12月実施)
国 語 算 数
本校平均 市平均 本校平均 市平均
1 年 89.9→87.5 95.5→90.8
2 年 89.0→84.6 92.3→82.4 社 会 理 科
3 年 84.6→76.5 76.4→76.0 本校平均 市平均 本校平均 市平均
4 年 83.6→81.5 83.6→79.5 76.5→75.6 72.0→72.7
5 年 86.2→77.2 81.0→68.9 80.0→68.6 80.9→70.5
6 年 86.5→77.7 69.5→70.9 80.9→67.9 73.6→66.4
※見えてきた成果と課題
国語:自分の考えを書く作文問題はよい。物語や説明文を的確に読み取る力をつけさせたい。
算数:意欲をもって取り組んでいる。数学的に問題を説明する力をさらに身につけさせたい。
社会:学んだ知識は理解し、資料の活用もよい。社会のできごとに今後興味関心をもってほしい。
理科:自然に関してや観察・実験で学んだ知識の理解はよい。
生活の中にある理科的なことに目を向け、科学的な思考力を身につけさせたい。
学校公開が開催されました! ~字をきちんと書いて表現する力~
1月30日に学校公開が行われました。授業参観・学年懇談会、6年生は、PTA非行被害防止講座・中学校入学説明会に多数のご参加をありがとうございました。
「学校公開・授業参観アンケート」のご記入をお願いしたところ、39通のご提出を頂きました。ご協力をありがとうございました。集約結果をお知らせします。
第3回 学校公開・授業参観アンケート
評 価 項 目 (人)
1 子どもたちは、授業の始めと終わりの挨拶がしっかりできている。→A31 B8
2 子どもたちは、先生や友だちの話をしっかり聞いている。 →A26 B12 C1
3 子どもたちは、自分の考えや意見を発表している。 →A28 B10 C1
4 子どもたちは、ノートを丁寧に書いている。 →A10 B23
5 教室の掲示物などの学習環境が整っている。 →A32 B6
(A) そう思う (B) どちらかというとそう思う(C) あまりそう思わない (D) そう思わない
文部科学省は、「チーム学校(学校と家庭や地域との連携・協働)」の実現を求めています。河井小学校は「チーム河井」としてぴったりとあてはまり、よりよい教育活動が創り出されています。
健やかな成長を願い、教職員一体となって積極的な教育活動を行っていきますので、保護者や地域の皆さまのご理解ご協力、「学校の応援団」としてバックアップを今後ともよろしくお願いします。
心、言葉、行動をつなぐコミュニケーション力!
心、言葉、行動をつなぐコミュニケーション力!
~理解してもらおうと話すこと、分かろうとして聴くこと~
1月25日(金)
暖冬といわれますが、雪が降り、本来の冬らしい日になってきました。はや、3学期がスタートして1か月が過ぎようとしています。
学校では、子どもたちの学力向上・学習力向上をめざして、どんな力をつけたいか、めざす姿に向けて、教育活動に取り組んでいます。その羅針盤となっているのが、学力向上プランです。12月の学力調査をもとに、後期学力向上プランを作成し、定着が弱かった学習内容領域の再指導を行っています。特に、3年生と5年生は1年間のまとめとしてレベルアップ問題を計画的に行い、4月の全国や県の学力調査への準備を行っています。
表現すること!伝えること! ~分からなくても話し合う中で分かってくる~
中期学力向上プランの働きかけにより、学び合いの中で表現すること、説明することが苦手ということが分かってきました。うなずく、返事をすることもです。「説明できてよかった!」「自分の考えが広がってよかった!」「みんなで深められてよかった!」という実感を味わわせ、3学期は、表現する力・伝える力がつくように働きかけていきます。
1~3学期 聴いて、考えて、つなげる授業づくり 受容→思考→発信
(学力向上プラン)【広げよう!深めよう!自分の考え】
1学期 受容(前期学力向上プラン)
・友だちの考えをあたたかな聴き方で聴き、理解して反応することができる。(あたたかな聴き方・やさしい話し方)
2学期 思考(中期学力向上プラン)
・友だちの考えを聴いて、自分の考えをさらに広げることができる。(付け足し・書き直し・言い直し)
3学期 発信(後期学力向上プラン)
・考えたことや広げられた考えを説明することができる。(付け足し・書き直しと説明)
コミュニケーションの力をつけよう! ~Win-Winの関係を築くため~
表現し、伝え合うことは、学習場面だけでなく、学校生活や児童クラブにおいても欠かせません。関わり合いの中で、言葉で十分に伝えられず、感情が高まり、問題行動につながることがよくあります。毎月のなかよしアンケートにも、コミュニケーションが十分でないために起こるトラブルが見受けられます。
コミュニケーションの力をつけてほしいです。
その目的は、①いい人間関係を築くため
②いろいろな情報を交換・共有するため
③説得したり、お願いしたり相手に働きかけたりするため です。
特に、「社会の中で周りの人との関わりを持つために必要とされる力」を育ててほしいです。
①伝える力→「書く」「話す」などで、伝えたいことを相手に「正確に」「効果的に」伝えること
②受け取る力→「読む」「書く」などで、相手が伝えたいことや相手の意図を理解すること
③非言語のコミュニケーション力
→周りの雰囲気からふるまいを推し測ること、「空気を読む」こと(相手の表情・声のトーン)
今は、1年間の働きかけのまとめと次の取り組みを考える時期です。学校公開が、1月30日(水)に開催されます。学校や子どもたちの様子をご覧下さい。
先日、第2回学校評価アンケートが行われました。【応援される学校づくり】に向けて、ご協力ありがとうございました。アンケート結果の集計・分析・今後の方策の検討を行い、学校関係者評価委員会を開催し、貴重なご意見や示唆を頂き、学校運営に反映し、教育の質的向上を図りたいと考えています。
今後とも、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動へのご理解、ご協力をよろしくお願いします。
成長のエネルギーを貯え、猛進する2019年がスタート!
成長のエネルギーを貯え、猛進する2019年がスタート!
~ 教育活動による人間形成!学力形成! ~
1月 9日(水)
新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年は、亥(いのしし)年。十二支の最後です。植物の成長に例えると、葉も花も散ってしまい、種に生命を引き継いだ状態です。季節にたとえると冬です。【春の芽吹きまで、じっと固い種の中でエネルギーを内にこめている】イメージをもち、内部の充実を心がける年です。学校教育において、次の成長に備えて「人間形成、学力形成」「人材育成や環境整備、学ぶ基盤づくり」のエネルギーを貯め込む年というこになります。また、亥は、無病息災の象徴で、目標に向かって猛進していく人を助ける「火の神の化身」とされています、そこで、河井小学校の教育活動は、「成長のエネルギーを貯え、前に進む」年にしていきたいと考えます。
言語力と学力向上の関連 ~「学びに向かう姿」の変化~
3学期を迎えますが、1学期からずっとうれしく感じていることがあります。それは、子どもたちの学びに向かう姿をはじめ、関わりあう姿に劇的な変化がみられることです。
学習の約束の充実、あいさつや服装がきちんとし、教室移動の空き教室が整頓されていることなど、言い切れないほどのあります。子どもたちの自己成長のスイッチが、強烈にONになっているのです。
河井小学校では、言語活動の充実に向けて、読書活動の推進(朝読書・読み聞かせ読書・おすすめの本・貸出の推奨)や詩の暗唱、条件作文・行事作文などに取り組んでいます。言葉は、思考力の土台をつくると思います。言葉を覚えることは、新しい考えを獲得することになり、新しい考え方の出会いをもたらしてくれます。友だちの考えをしっかり聴き、自分の考えを深め、コミュニケーションをとって、新しい考えを生み出していけます。
詩の暗唱をすることで、集中力が高まり、理解力や記憶力向上などの能力開発の効果も現れてきます。あまり意味が分からなくても、レベルの高い文章に触れることで、内面に入り、教養や知性の確かなものに変わります。
みんなでかしこくなりましょう! ~学力の良好な定着~
12月に石川県5年生を対象に行われた県評価問題(2学期までの範囲)の自校採点結果が、でました。また、1~6年を対象に輪島市学力調査も行われました。結果は1月下旬に分かります。
5年・県評価問題
国 語 本校→ 75.5点 県→ 63.2点
算 数 本校→ 80.8点 県→ 49.8点
合 計 本校→156.3点 県→113.0点
これらの結果をもとに、子どもたちにつけたい力【広げよう!深めよう!自分の考え!】の進捗状況を検証し、分析、課題発見、原因究明を図り、今後も学習内容定着に努めていきます。今後も落ち着いた温かな雰囲気を継続し、「学びあう姿の見える授業づくり」「学習の約束の徹底」「学びを支える言語活動の活性化」「補充学習や家庭学習の充実」を重点とした指導を行い、より一層の成果を上げたいと考えています。
1年間の成果をまとめ、2019年度へ引き継ぐ大事な3学期がスタートしました。「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」に向け、学力(知)・心力(徳)・体力(体)の育成に向けて「心が育つ・学力が伸びる・体力がつく」積極的な指導を行ってきました。
子どもたちは、新年を迎え、新たな夢や希望に胸を膨らませていることでしょう。子どもたちの輝かしい未来に向けた健やかな成長を願い、教職員一体となって積極的な教育活動を行っていきますので、保護者やご家族、地域の皆さまのご理解ご協力を今後ともよろしくお願いします。
「子どもが育つ」教育環境!
「子どもが育つ」教育環境!
~ いいことは進んで あたり前はくりかえす ~
12月21日(金)
2学期も終わり、明日から冬休みとなります。実りの秋、収穫の秋の2学期はどうでしたか?河井小学校では、子ども達、先生、保護者のみんなの「輝く笑顔」と「みんなで輝く学校」になるように4月から頑張っています。
働きかけを素直な心で受け止めて、行動にうつすことが、【育ち】に関係してきます。心の輝きが、行動の輝きになり、成果が輝きます。学校全体で足並みをそろえて一つのことをやることによって、その成果が望めます。小さなことでもみんなで取り組み、その成果が、勉強の力、心の力、体の力のいろいろなところに出ている河井小学校です。
心の輝き!笑顔の輝き!
11月16日に平成29・30年度石川県教育委員会指定「いしかわ道徳教育推進事業」の研究発表会がありました。【みんなでよりよい生き方をつくりましょう】を合言葉に、「みんなのために」「自分から」の姿勢を大切にし、心情と行動の変容を求めて道徳授業や教育活動に取り組んでいます。子どもたちや先生が共に頑張っている様子を見て、教育委員会の皆さん、輪島市内外の先生方からとても素晴らしいと感心のことばを頂きました。その一部を紹介します。
・2年間指定の道徳研究で、今年度は昨年度よりも、バージョンアップした参観をさせて頂きました。昨年度の研究をベース にそれが一層充実しているのが手に取るように分かりました。
・どの学年の子どもたちも、姿勢よく座り、心と頭がしっかりと学びに向かっていました。その姿に感動しました。これまでの先生方のご努力が目に見える形で成果となって表れていました。
・公開授業では、どのクラスも昨年課題となっていた「聴く」態度がよかったです。話し手を見て反応し、心から「あー」「なるほど」「へぇー」といううなずきの声が聴こえ、日々の授業改善が進んでいるなと感じました。子どもたちの輝く表情がうかがえ、心の育ちを感じました。
やる気や能力を引き出すために! ~失敗の経験にこそ価値~
子どものやる気や能力を引き出したいと願う気持ちは、先生も親も同じです。先日の校長会で、宮坂教育長が「個性のある子どもを育てる」について話され、子どもの思考力や自主性を育てるために何を心がけたらいいのか、筑波大学付属小学校の田中博史副校長の助言記事を紹介されました。
・筑波大学付属小学校は、子どもたちの意思に任せて実行させる機会を多くとっています。子どもの考えるスイッチが入るのは、自分自身が困って疑問に思った時に入るものです。できてあたり前と思うようなことに、褒めるポイントがたくさんあります。ちょっとした頑張りを見つけたらさりげなく声をかけてあげましょう。評価するのでなく認めるという感覚です。
・正解至上主義は、考える力を弱らせます。答えが誤りでも、勇気を出して発言すれば世界が広がり、対応する力もぐんぐん上がります。失敗を重ねても、関心を持って取り組む姿勢が大切です。
完璧でなければならないとしばりをいれると、うっかり失敗できません。失敗の経験を大切にして、無駄に見えること自体に価値があると考え、頑張りを見つけて褒めていきたいです。
「子どもたちの健全な育ちをうながす」教育環境づくり ~高い評価を頂いた教育懇話会~
輪島市教育委員会による教育懇話会が、12月6日に行われました。宮坂教育長をはじめ、教育委員会、教職員、保護者の皆様のたくさんの参加をいただき、ありがとうございました。
教育懇話会は、子どもたちがおかれている教育環境について話し合う場です。学校では、学校だけで対応できないいろいろな課題があります。その課題に対して、家庭、教育委員会、学校のトライアングルの中で子どもたちの「健全な成長」を願い、連携協力していくことが欠かせません。そのために「輪島市の教育の様子」や「河井小学校の教育の様子」をより深く知り、今後に向けて考えて行ければと思います。教育委員会から行われた輪島市の教育説明の中で、河井小学校の教育活動全般にわたり、高い評価をいただきました。
さらに、教育環境の充実のためには、学校が頑張り、家庭や地域が頑張り、教育行政が頑張り、強固なスクラムを組んで「オール河井」「ウイズ河井」の気持ちが大切です。学校は「地域のニーズに応える学校づくり」を展開し、皆様には「校長のリーダーシップの応援」をお願いし、「子どもたちの健全な成長」の実現と高みをめざして、前進していきます。
最後になりますが、子どもたちのよりよい成長を願った学校教育活動のご理解、ご協力をありがとうございました。来年も河井小学校が素晴らしい学校となり、「子どもたちの育ち」のために教職員が一体となって頑張っていきますので、よろしくお願いします。
無限の可能性への挑戦!
無限の可能性への挑戦!
~「自分のよさ」の発見と伸長~
11月27日(火)
風の冷たさが冬の訪れを感じさせます。2学期もあと1ヶ月となりました。学び、スポーツ、芸術など多方面にわたり河井小学校の子どもたちの活躍ぶりは、実りの秋、収穫の秋にふさわしいものでした。これからも、何かに打ち込み、自分のよさを発揮して頑張ってほしいです。
4月に行われた県の学力調査質問紙に「自分によいところがある」というアンケートがありました。「ある」と答えた4年生は58%(県79%)、6年生は75%(県83%)と県平均を下回りました。
自分のよいところ・長所は、だれにでもありますが、自分も周りも短所ばかりに目が行きがちです。自分の長所を大事にし、自分の好きなこと、得意なことを磨くと、自分の「強み」になり、「これだけは誰にも負けない」という自信が生まれます。人間国宝の山岸一男氏も「好きなこと、得意なことに努力するのは、楽しい。課題もみつかり乗り越えていくことも苦にならない。」と話されていました。自分の「強み」があれば、「自分にはこれがある」というブレない心の芯になります。
自己肯定感(自分はいいものだと肯定する感覚)や自己有用感(自分は周りの人の役に立っている感覚)を伸ばして、自分に自信をもってほしいです。
感動や発見 豊かに表現 ~「新聞読んで」感想文コンクール 2年連続優秀学校賞!~
河井小学校では、土曜授業で3~6年生が北國新聞を読んで感想を書いて、コンクールに応募しました。石川県内の小、中、高校生から北國新聞の記事やコラムを読んだ文章を募り、68校6682点の応募の中から見事に2年連続優秀学校賞に選ばれ、11月17日に、第14回「新聞読んで」感想文コンクールの表彰式がありました。ふるさとのニュースから得た感動や発見を豊かな感性でつづった作品や学校がたたえらたのです。
新聞を活用した学習で、様々な視点から物事をとらえ、ものの見方や考え方を広げ、自分の考えを分かりやすく伝える力、多くの情報から必要な情報を取捨選択する力、何が正しいのか見極める力、課題を解決する力を養ってほしいです。
道徳の研究発表会が開催されました! ~心にエネルギーを!~
11月16日(金)に昨年に引き続き「平成29・30年度 石川県教育委員会指定 いしかわ道徳教育推進事業」の研究発表会が開催されました。石川県教育委員会、奥能登教育事務所、輪島市教育委員会、教育関係者やゲストティチャーの皆様、輪島市内外のたくさんの先生方が参加され、子どもたちの学びの様子を見ていかれました。PTA役員の皆様には、受付・接待・駐車場案内などの運営にご協力を頂き、ありがとうございました。
「心豊かにたくましく生きる子の育成」を研究主題とし、「みんなでよりよい生き方をつくりましょう!」を合言葉に道徳教育に取り組んでいます。授業の終わりにゲストティチャーの方からお話をして頂き、子どもたちも今までの自分を振り返り、これからのよりよい生き方を模索していました。道徳授業を通して、一人一人の心にエネルギーを送ります。心をエネルギーでいっぱいにしたり、心を広くしていきます。今後も、心情や行動の変容がみられる教育活動につなげていきたいです。
道徳の重点項目「思いやり、努力、郷土愛」は、子どもたちの「輝く笑顔」に向けた心の育成です。「長所伸長」を通して、たくましく生きる力を培っていければと思います。
教職員一同、子どもたちの健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり
子どもたちの成長が見え、応援される学校づくり
~ 前期学校評価アンケート結果と方策の報告 ~
11月14日(水)
2030年以降の社会を展望して、子どもたちに求められていることは?
現在の情報社会(Society 4.0)から、人工知能(AI)の発達による超スマート社会(Society 5.0)がやってきます。そして、人工知能などの先端技術の発達が、求められる人材、学びの在り方に変革をもたらします。文科省は、今後5年間の教育目標として、「夢と志を持ち、可能性に挑戦するために必要となる力を育成する」「社会の持続的な発展を牽引するための多様な力を育成する」を掲げています。子どもたち一人一人が社会の変化に主体的に向き合い、自らの可能性を発揮し、多様な他者と協働しながら、よりよい社会と幸福な人生を切り拓き、未来の創り手となる力が求められます。
学校づくりの基本として、学校は「学んだことが身につく場」「人としての生き方を学ぶ場」「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」と考えています。地域の中にあって、「地域とともにある学校」への転換が、求められています。つまり、開かれた学校から、さらに一歩踏み出し、保護者や地域の方々と学校の目標や教育ビジョンを共有し、学校・家庭・地域が、一体となって子どもたちを育むことなのです。それにより、子どもたちの学力向上、生徒指導上の課題解決、教職員の意識改革・業務改善につながり、子どもたちへの効果・学校への効果・保護者や地域への効果が表れてきます。
河井小学校の教育活動の柱となる学校教育目標は「心豊かに、たくましく生きる子の育成」です。その実現に向けて「子どもの成長が見える、応援される学校づくり」を教育方針として「心が育つ、学力が伸びる、体力がつく」積極的な指導をし、「輝く、笑顔」「みんなで輝く学校」づくりに取り組んでいます。
その取組に関して、7月に前期学校評価アンケート(児童・保護者・先生)を行いました。児童には「~していますか。」保護者の皆様には「あなたのお子さんは~していますか。」先生には「~を指導していますか。」と3者に共通項目も設定しています。
学校評価は、子どもたちがより良い教育を受けることができるように教育活動等の成果を検証し、学校運営の改善と発展を目指すためのものです。その取組を効果的にするために学校評価アンケートを行っています。その結果を分析し、後期に向けた対応策を学校で考え、学校評議員とPTA役員(会長、副会長)で構成されている学校関係者評価委員会で説明し、ご指導ご助言を頂きました。
このことを学校運営に反映し、教育の質的向上を図っていきます。学習指導の充実、生徒指導の充実、豊かな心の育成、健康・体力つくりの推進、家庭・地域との連携の5観点から成果と課題、今後の対策をまとめました。
学校が現状の説明責任を果たし、家庭や地域が情報を共有化し、教育への関心を高め、連携と協働が進めていければ幸いです。教職員一同、全力を挙げて取り組みますので、今後もご理解ご協力をよろしくお願いします。
自己ベストへの挑戦が、新たな自分づくりへ!
自己ベストへの挑戦が、新たな自分づくりへ!
【校内持久走大会】
10月26日(金)
秋晴れのもと、「校内持久走大会」が、行われました。子どもたちは、長休みや体育の時間に練習してきた成果を発揮する時です。【心が育つ 学力が伸びる 体力がつく】実りの秋です。「あたり前のことがあたり前にできる」を合言葉に、子どもたちは、どんなことも積極的に取り組み、その成果をあげています。そりは、目に見える行動力、目に見えない心の力です。
持久走大会の開催にあたり、安全確保のために外周コースの誘導係を進んでひきうけてくださったPTA役員の方々、朝早くからたくさんの温かい声援を頂いた保護者やご家族の皆さまに重ねて感謝申し上げます。
スポーツは、自分比べです。自己ベストを出すことが最大のめあてです。
走ることは、1人なので個人スポーツですが、みんなで競い合ったり、応援したりするので、集団スポーツでもあります。運動会のように、協力し、声をかけ合って下さい。
また、長い時間走り続ける忍耐力が自分を高めます。すぐにいやになっていてはいけません。苦しくても続けて、自分を乗り越えていって下さい。苦しい時のひと踏ん張りが、心を育てます。「自己ベスト」「みんなで頑張る」「耐え抜く力」の3つのめあてで頑張って下さい。
人間国宝の山岸一男先生は、「一生懸命に頑張っていると楽しくなる。さらに打ち込むと、自分の型ができ、色がでてくるものだ。」と話していました。
持久走大会での頑張りが、「苦しさを乗り越える自分」を作ります。これからの学校生活において、新たな自分発見です。新たな自分づくりです。頑張っていって下さい。
夢や希望の実現へ向けた素地を作る努力!
夢や希望の実現へ向けた素地を作る努力!
~能登の風土が心を育てる「輪島からの発信」~
10月26日(金)
連続した台風も過ぎ去り、秋らしい過ごしやすい日々が続いています。
先日、2年生が、輪島公民館とはなさかクラブの方々にお世話いただいた「サツマイモ」の収穫を行いました。春の耕しと肥料の混合、夏の40℃近くまで気温が上がった水やりの成果もあってか、巨大なサツマイモに育っていました。春から苗を植え、育て、世話をして収穫の秋を迎えています。まさしく「実りの秋」です。
河井小学校の教育活動も同じです。学力、心力、体力の向上に向けて「みんなでかしこくなりましょう!」「みんなでよりよい生き方を作りましょう」「みんなで体力をつけましょう」を合言葉に【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】積極的な指導を行っています。学習規律、学習習慣、規範意識、運動能力の定着や成果を実感しています。
続けることが力に! ~人間国宝 山岸一男氏 講演会「彩を創る」~
10月16日に沈金の人間国宝になられた山岸一男氏を河井小学校に招いて、講演会を行いました。
・勉強もスポーツも最初は基本が大事。基本が応用につながる。自分の型・色がでてくる。
・漆器の仕事をして45年になるが、一度も嫌になったことがない。毎日、宿題を解くのと同じで、続けることが力となる。
・将来の目標をもって、がまんする。創造の繰り返しなので、やっているうちに楽しくなる。
・能登の風土や文化がみんなを育ててくれる。生まれ育った所を忘れないでほしい。
・室町時代に北前船文化・漆の文化があった。「いいものを作ろう。美しいものを作ろう。負けないものを作ろう」という切磋琢磨の職人魂が、輪島に受け継がれている。
・次の世代へ!小説は、文章で残す。音楽は、五線紙で残す。沈金は、作品で残す。
作品の生命線がアイディアです。アイディアは、どのようにして浮かんでくるのかと質問してみました。「何回も足を運んで見るのです。しゃがんでみたり、見えない所も観察して、これでいいのかと問いかけていくことです。」「失敗しても難しいと思わない前向きな姿勢で経験を積み重ねることが大切です。」と話されていました。将来に向けた「人づくり」への使命と責任を再確認しました。ありがとうございました。
キラ星のように輝く! ~俳優座 塩山誠司氏 「12人の怒れる男たち」~
10月14日に劇団俳優座の演劇が、文化会館で行われました。その中に、河井小学校出身の俳優塩山誠司氏が「陪審員1号」を演じました。大学を卒業後、俳優座に入り、俳優生活28年!全国各地の公演、朝ドラ「まれ」の出演と大活躍しています。当初は、キラ星のように輝く先輩俳優に囲まれていました。しかし、いつか自分も!と地道に努力し、今、日本のトップに輝くキラ星となっています。
小さいけれど世界に誇れる ! ~輪島・白米千枚田あぜのきらめき~
全国連合小学校長会研究協議会北海道大会に函館まで、新幹線を乗り継いで行ってきました。まず、北陸新幹線に乗りました。座席のポケットに無料配布の旅行雑誌(トランベール)があり、最初のページに「輪島・白米千枚田あぜのきらめき」のライトアップの写真が掲載されていました。ルポライター沢木耕太郎氏の「旅のつばくろう」のコラムです。輪島市の紹介の後に、千枚田で出会った香港の観光客との対話が出ていました。中国にも大きな棚田があるけれど、よく手入れされている白米の棚田の方により深く心を動かされるし、日本を旅すると心が落ち着くとありました。また、小さいものより大きなものがよいとは限らないとあらためて教えられましたと。この雑誌は、東北新幹線と北海道新幹線にもありました。もしかしたら、全ての新幹線あるのかな?輪島のことが全国に発信されているの?世界へ発信されているのだ!と驚きました。
能登の風土が、よりよいものを目指す心を育てています。その心の力をもとに、日本の大海原へ輪島発の挑戦があります。私たちは、その素地を大いに培ってかなければならないと思います。
教職員一同、子どもたちが「未来の作り手」となるべく、健全な成長に向けた取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
上には上があるらしい!登りつめてやろうじゃないか!
上には上があるらしい!登りつめてやろうじゃないか!
~「将来の土台作り」と「上を見た働きかけ」~
9月28日(金)
今年の夏は、酷暑、暴風、大雨と自然の猛威に脅かされ、大切なものを失う恐怖感にさいなまれました。秋の運動会も、大雨による土砂災害警報や避難勧告情報に細心の注意をはらう中、体育館で実施しました。室内でしたが、子どもたち、保護者、地域の皆様と距離が縮まり、臨場感と一体感を感じることができました。2学期のはじめの学校を代表する大きな行事をやり切ることができ、一安心しました。深いご理解ご協力、ありがとうございました。
勉強の秋!スポーツの秋!芸術の秋!いよいよ、教育活動も本格的に展開されています。子どもたちの学びの姿に実りの秋がやってきました。
たどり着けない場所などない! ~限りなき可能性への挑戦の連続~
上には、うえがあるらしい!
だったら、行こうじゃないか! おもしろい!
登りつめてやろうじゃないか!
だれも、見たことのない景色を見たいから!
先へ!先へ! たどり着けない場所などない!
9月25日に第2回学校関係者評価委員会が行われました。授業参観をして、子どもたちの様子や河井小学校の教育活動をご覧いただきました。また、児童・保護者・教職員アンケートの結果を集計し、分析し、今後の方向性について検討しました。
その中で「河井小学校では、学力の定着が良好なのに、それが中学校では、どうして十分でなくなるのか?」ということが話題になりました。今の学習規律や学習習慣は、本当に身にしみついているのでしょうか?将来の土台作りになっているのでしょうか?
子どもたちは、次のステージへどんどん進んで行きます。そのためには、「知らないことを学習する習慣」、言われたことをしているだけ、指示を待っているだけでなく「自分で課題を発見し挫折してもやり遂げる力」、内輪だけでなく、自分にない知識や技術を持つ人など「いろんな人と協力できること」が求められます。上を見た働きかけも小学校時代から欠かせません。
勉強でも、スポーツでも、表現することでも「上を目指して努力する」意識を高めていくことが将来に向けて大切だとしめくくられました。子どもたちは、限りなき可能性への挑戦を連続していきます。
学校が楽しい! ~学校が好き みんなが好き 自分が好き~
学校評価の児童アンケートで「学校は楽しい(96%)」、保護者アンケートで「あなたのお子さんは、学校へ行くのが楽しいと言っている(95%)」という結果でした。学校は、集団教育をして、心を育てる場です。勉強もあれば、いろいろな活動もあります。その中には、学習規律や学習習慣、関わり合いの言葉や行動、助け合い支え合いの態度などが含まれています。子どもたちの学校への満足度が高さは、河井小学校の教育活動の充実と信頼と受けとめます。これからも、頑張っていきます。
運動会・集団演技「河井ソーラン2018」! ~心が育った相乗効果~
3~6年生が集団演技を行いました。冬季平昌オリンピックのテーマソング「サザンカ」による表現ダンス、そして、よさこいソーランオープニング、よさこいソーランを披露しました。何回かしか練習できなかったにもかかわらず、完成度の高い素晴らしい演技でした。簡単な動作だけど、全員が息をそろえて、動きそろえないと全体美になりません。
どうして短時間で完成できたのでしょうか?担当の先生に尋ねてみました。「子どもたちが、先生が指導したことを素直に聞いて、自分たちで直そうとしていたから。」だそうです。いい演技を見せたいという意欲に素直な心が応え、チームワークや協調性を自分たちで創り上げ、一体感を育んだのです。
前向きな気持ちで頑張って取り組んで下さい。「上を目指す」ことです。よりよいものを目指して努力することです。その育まれたものが、人生の分かれ目で【目に見える力】【目に見えない力】として発揮されます。教職員一同、今の教育の実りはもちろん、将来へ向けた健全な成長の取組に邁進して行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
スマイル!全力出し切れ 真剣勝負!!閉会式
スマイル!全力出し切れ 真剣勝負!!
~秋の運動会 閉会式~
9月9日(日)
体育館で行われた河井小学校の運動会が、大きなケガもなく、無事開催されたことに感謝申し上げます。
優勝した紅組!おめでとうございます。惜しくも準優勝の白組!よく頑張りました。
今日の運動会を振り返ってみて下さい。「スマイル!」でしたか?「全力出し切り 真剣勝負!」でしたか?本気度と心の育ちを見所として話しました。
開会式では、みんなが膝を高く上げて行進していました。運動会の歌では、紅組も白組も元気よく、大きな声で歌い、勝利を誓っていました。スポーツは勝ち負けがつきものです。勝ったスマイル!負けたたたえ合い!です。
閉会式で、優勝の組が決まった後も、お互いに大きな拍手をする光景が見られました。本気で戦えば、それが満足があります。自分の成長があれば、スマイルです。
特に、「河井ソーラン2018」では、行動と心をシンクロした集団演技は、圧巻でした。最後の決めポーズを見て、ジーンとしたのは、私だけではないと思います。
みなさんから、たくさんの「スマイル」と「感動」をもらいました。ありがとうございました。
最後になりますが、閉会式までたくさんの保護者、地域の方々にご参観を頂いたことに感謝申し上げます。急な日程変更でご迷惑をおかけしましたが、子どもたちの「がんばる姿」をより多くの保護者、地域の方に見ていただいたことでご理解下さい。
今、河井小学校では、「子どもの成長が見え、応援される学校」を目指しています。 子どもたちの成長を願い、教職員一同、一致団結して教育活動に取り組んでいます。子どもは、「家庭で育ち、学校で学び、地域で磨かれる」と言われます。保護者、地域の皆様も、子どもたちの成長を願い、子どもたちや学校を応援して下さい。よろしくお願いします。
この運動会で見せた「本気度・スマイル」を今後の学校生活でも見せ、心がどんどん育ってくれることを期待し、閉会のあいさつとします。本日は、ありがとうございました。
スマイル!全力出し切れ 真剣勝負!!開会式
スマイル!全力出し切れ 真剣勝負!!
~秋の運動会 開会式~
9月9日(日)
昨日は、雨で延期になりました。今日は、日程を急遽変更して、体育館で河井小学校の運動会を開催することにしました。みなさんは、夏休みから運動会練習を行い、本番を迎えることができました。
運動会のテーマは、「スマイル!全力出し切れ 真剣勝負!!」です。みなさん1人1人が、組の優勝めざして、頑張って下さい。
「本気度」を見せて下さい。
「本気度」は、大きな声、輝く目、光る汗、全力の姿から見られます。感じられます。
「心の育ち」を見て下さい。
河井小学校では、「心が育つ、学力が伸びる、体力がつく」積極的な指導を行っています。運動会の練習の中で学んだこと、身についた心の力は何でしょうか?高学年の皆さんは、リーダーシップを発揮して運営をよろしくお願いします。競技には、勝ち負けがつきものです。勝つために全力を尽くすこと、協力し合うこと、お互いにたたえ合うことを見せて下さい。
最後になりますが、この雨の中、ご多忙にもかかわらず、輪島市教育委員会 宮坂雅之 教育長をはじめ、たくさんのご来賓の皆様にご臨席頂いたこと、たくさんの保護者、地域の方々にご参観を頂いたことに感謝申し上げます。
本来の日程ならば、今日も順延となり、月曜日開催となる予定でした。月曜日も雨と予想されるので体育館開催が考えられます。日曜日の体育館開催と月曜日の体育館開催を比べて、どちらの方が、保護者や地域の方に子どもたちの頑張りの様子を見て頂けるかと判断して、苦渋の決断をしました。子どもたちの「スマイル」と「本気度」を見ていただき、ご理解をよろしくお願いします。
「スマイル」と「本気度」で頑張って下さい。本日は、ありがとうございます。
みんなでかしこくなりましょう!
みんなでかしこくなりましょう!
~次の成長に向けたスタート!~
9月3日(月)
過酷な暑さの気温の上昇と台風による大雨の被害がが心配されます。ウォーミングアップ登校日を終え、楽しかった夏休みも終わり、いよいよ、2学期のスタートです。学びの場の学校にも、活気が戻ってきました。
2学期は、1学期に頑張ってきたことを成果として表す学期です。あたり前のことが、あたり前にできる!の取組が、教育効果の拡散につながっています。【心が育つ・学力が伸びる・体力がつく】教育活動の働きかけを継続して行い、1年で一番長い学期を乗り越えていきたいと思います。
11月16日(金)に河井小学校で平成29・30年度 石川県教育委員会指定「いしかわ道徳教育推進事業」の研究発表会があります。研究主題を「心豊かに、たくましく生きる子の育成」とし、「聴いて、考えて、つなげる道徳教育 ~みんなでよりよい生き方をつくりましょう~」と研究を進めています。道徳の授業を公開して、教育活動の様子を見ていただきます。
かしこ山遊園地への入場者が倍増!
家庭学習の自学ノートの取組が定着してきました。1冊終わると、「かしこ山遊園地」に人形の切り絵を好きな乗り物に1枚貼ることができます。1学期のしめくくりに、優秀認定・がんばり認定をしました。評価は「①字の美しさ②ノートの使い方③内容」の3観点から行っています。勉強に向かう姿勢のよさがノートからもうかがえました。現在、52人の入場者数です。夏休み前の2倍です。これからの増加が楽しみです。
タッチの差から学んだこと!
輪島市水泳記録会が、8月9日にサンプルルで行われました。4×25mのリレーでは、男女とも2位と大活躍でした。女子は、ラストで追い込まれ、タッチの差で惜しくも優勝を逃しましたが、健闘をたたえる声援と拍手がやみませんでした。「よくやった!」ですね。今までの頑張り、本番でのベストタイム更新により、【成長】がみられます。
Good Loserの思考と行動で次の勝者へ!
全てが、勝者になれればいいのですがスポーツは、試合の数だけ敗者がいます。小さな大会でも、オリンピックでも、1位に輝くのは、1人、1チームです。全員が勝ちを目指しますが、ほとんどの人は負けます。鍛錬の中で学んだこと、身についたことは何か?負けから学んだことは何か?潔く負けを受け入れ、勝者をたたえられる敗者をGood Loser(グッド ルーザー・よき敗者)といいます。勝つために全力を尽くすこと、負けたことを後悔しないこと、負けた相手を大事にすること、結果よりも成長を大事にすることなどです。
スポーツと同じように、勉強も生活も「うまくいくように」「成功するように」「笑顔が見られるように」していますが、そうならないこともあります。そんな時、Good Loserの思考と行動できることが、心の成長につながり、次の勝者につながっていくと思います。
2学期はさらに充実した学校生活が送れるよう教職員一同、取り組んで行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
どんな夏休みを送っていますか!
どんな夏休みを送っていますか!
~全校登校日~
8月6日(月)
夏休みに入って、16日間が過ぎました。みなさん、どんな生活を送っていますか。夏休みにしかできないことに頑張って下さいとお願いしましたが、どうですか。校長先生と北海道の千歳空港で出会ったお友達もいました。
命に関わる熱中症、水の事故、交通事故はありませんか。ヒャッとしたことはありませんか。通信器機を使ったトラブルはありませんでしたか。
73年前、8月6日は広島に、8月9日は長崎に原子爆弾が投下された日です。そして、8月15日に戦争が終わりました。
戦争が起こると
・たくさんの命が奪われています。
・住む家がなくなります。家族がバラバラになります。
・笑顔がなくなります。
73年前の原子爆弾の比べ、今は科学技術が進歩し、比べものにならないくらいの威力があると聞いています。戦争でなく、平和な豊かなことに使ってほしいと思います。「高い学力をどんなことに使うの?」「優しさ・思いやりを世の中に溢れさせて!」と。
世界の平和は、「一人ひとりの命の重みを知ること」「 互いを認めあうこと」です。学校生活の平和も同じです。河井小学校は平和ですか?「一人ひとりを大切にすること」「関わり合いをよくすること」が平和の証です。
先生たちは、学びの場所が快適になるように、暑い中、ワックスがけをしました。廊下は、鏡のようにピッカピカです。汚さないで下さいね。また、少しでも涼しくなるように、各教室に扇風機も設置しました。皆さんが充実した学校生活を送ってくれることを期待しています。
夏休みもあと25日です。みなさんも楽しかった思い出、がんばった思い出をたくさん作って下さい!
質の高い学び合いへ ~1学期の頑張り度と成長度~
質の高い学び合いへ
~1学期の頑張り度と成長度~
7月20日(金)
大変暑い日が続いています。4月の入学式、始業式から、もう4ヶ月が過ぎ、もう夏休みです。教育方針を「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」としてスタートしました。
始業式には、「あいさつ」「なかよく」「話を聴く」「整える」を【自分から】【みんなのために】という姿勢でどんどん良くして、みなさんがいい成長をしていくことをお願いしました。そのために、学校では【心が育つ、学力が伸びる、体力がつく】積極的な指導を行っていきました。合言葉の「輝く笑顔」「みんなで輝く学校」になるためには、「あたり前のことがあたり前にできる」ことが第一です。
始業式での「4つの約束」の実行!
1つ目の約束「あいさつ」が、身についたでしょうか。あいさつの心得4ヶ条は、「笑顔で・自分から・立ち止まって・語先後礼」です。あいさつは、心にカロリーを与えてくれ、関わり合いがよくなります。
2つ目の約束「なかよく」が、できましたか。感情が高ぶった時のことばと行動を振り返ってみて下さい。ありがとうの心の花を咲かせ、人に優しくすると、自分も優しくされます。
3つ目の約束「話を聴く」は、学校の勉強で、基本中の基本です。学習の約束の「話す人の方を見て、うなずきながら聴く」をしっかりしましょう。あたたかな聴き方ができれば、考えること、発表することもできます。そして、質の高い学び合いをめざしていきましょう。
4つ目の約束「整える」によって、りりしい姿をめざします。まず、自分のみなりを整えます。名札、えり、シャツイン、靴下、ズックのはき方です。次に、身の回りです。机の上、机の中、机の周りを整え、下駄箱のズックをそろえて入れてることです。もっと広げて、廊下や教室、ジャンパーかけを整えて下さい。無言清掃で、学校の学習環境をきれいに整えて下さい。
1学期の頑張った姿!
①学校全体が落ち着いた雰囲気になり、学びに向かう姿勢が見違えるようになりました。
②石川県基礎学力調査の結果がでました。前学年と比べ、とてもよく頑張っています。
小学4年 国語 河井小 77.5 → 県平均 61.7 +15.8
算数 河井小 84.2 → 県平均 75.1 + 9.1
小学6年 社会 河井小 86.0 → 県平均 64.4 +21.6
③6月の金管鼓隊の演奏は、「リズムやテンポがいい。動きにキレがある。」と高い評価でした。
④運動面でも大活躍!6年生の陸上競技大会で男女リレー優勝など好成績でした。
⑤言語活動が、とても充実しています。
・詩の暗唱は、今年度も行い3年目になります。全校全員合格です。(話す)
・行事作文を新聞投稿し、随時、新聞に出ています。(書く)
・図書室の本の貸出冊数が、大幅に増えています。(読む)
⑥家庭学習の自学ノート完了の「かしこ山遊園地」の入場者数が増え始めました。
職員室前や教室前にノートがたくさん展示されています。
⑦学習の約束「みんなでかしこくなりましょう」の毎月の学習規律がほぼ花丸です。
ひとつのことばを大切に!ひとつのことばを美しく!
ことばのやり取りから感情が高ぶり、軽率な行動につながることがあります。ことばの持つ意味を自覚して発信して下さい。ことばを大切に、ことば遣いを丁寧にして、関わり合いをよくしてほしいです。3年生の7月の詩の暗唱の内容は、子どもたち、わたしたちへのメッセージと感じます。
ひとつのことば 北原 白秋
ひとつのことばでけんかして ひとつのことばでなかなおり
ひとつのことばで頭が下がり ひとつのことばで心が痛む
ひとつのことばで楽しく笑い ひとつのことばで泣かされる
ひとつのことばは それぞれに ひとつの心を 持っている
きれいなことばはきれいな心 やさしいことばはやさしい心
ひとつのことばを大切に ひとつのことばを美しく
今年度のキーワードは、「子どもの成長」と「応援される学校」です。子どもたちの1学期の【頑張り度=成長度】です。「がんばった」「できるようになった」という成長の実感を大切にし、伸びしろは、2学期に期待します。
また、保護者や地域の皆様の【教育活動への参画=学校への応援】と受けとめます。見守り隊、学習環境整備ボランティア(生け花・ワックスがけ)や図書ボランティア、道徳やクラブ活動のゲストティチャーなど、学校へ足を運び、子どもたちのために汗を流して頂いていることに感謝申し上げます。
いよいよ、夏休みです。計画的に勉強をし、長期の休みでしかできないことに挑んで下さい。また、むし歯を治すこと、ケガや病気、熱中症、事故に気をつけるなど健康面や安全面にも配慮した夏休みを送って下さい。
1学期の成果を土台に、2学期はさらに充実した学校生活が送れるよう職員一同、取り組んで行きます。今後とも、本校の教育活動に対し、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
Ultra Soul(ウルトラ・ソウル)!
Ultra Soul(ウルトラ・ソウル)!
~心が育つ 学力が伸びる 体力がつく~
6月26日(火)
プールから聞こえる子どもたちの歓声が夏の訪れと1学期のしめくくりを感じさせる頃となりました。先日の学校公開では、お忙しい中、授業参観をはじめ、親子学年行事や学校保健委員会など多数のご参加、ありがとうございました。子どもたちの学びの様子は、いかがだったでしょうか。「みんなでかしこくなりましょう」を合言葉に「聴き合う」「話し合う」そして「つなぎ合う」ことで、考えが「広まり、深まる」という学び合い姿を目指しています。そのためには、落ち着いた雰囲気といい関わり合いが、不可欠です。学校公開アンケートから「書くこと」の評価が上がったことがうかがえました。
また、大阪地震でブロック塀倒壊により、痛ましいできごとがありました。河井小学校でもプールが道路沿いにあり、ブロック塀で囲まれています。その対応については、輪島市教育委員会で検討中です。学校では、ブロック塀に近よらないよう指導しますが、生活道路でもあるので、地域の方もご配慮をよろしくお願いします。
今、自分がやっていることをやり抜く!
わじま市民祭りでは、世界水泳選手権大会公式テーマソングだった「ultra soul(ウルトラ・ソウル)」
を5.6年生が金管鼓隊で演奏しました。「リズムやテンポがいい演奏で、切れのある動きだった!」「音がそろっていて、りりしかった!」「見ていても、聞いていてもよかった!」と賞賛の言葉をたくさん頂きました。子どもたちの成長に至福の喜びを感じました。ありがとうございました。
ultra soulとは、強じんな意志の力・何でも乗りこえていく気概のことです。そして、スローガンの【輝け!全力!笑顔!~みんなでHAPPYになろう~】を実現するために、みんなで心を合わせて、やり抜きました。
「きめる」学び! ~筑波大学附属小学校の研究発表会に参加~
石川県教育委員会から「いしかわ道徳教育推進事業」の指定を受けて2年目になりました。「みんなでよりよい生き方をつくりましょう」を合言葉に心を耕し、道徳性の成長を促進しています。
より効果的な教育活動を願って、本校の道徳教育推進教師が筑波大学附属小学校の研究発表会に参加してきました。研究テーマは、「『きめる』学び」でした。自ら「立ち止まって考えること」「決めたことに対して責任を持つ」ことを重視し、「考える時間」「自ら決めていく場」を設定し、「きめる」時に発揮する感覚と理論を育てていくということです。学びの場においても、「きめる」「きめ直す」ことを通して、【知的たくましさ】【情的たくましさ】を養い、人間性を育む土台となるようにと考えて、筑波大学附属小学校では研究を進めています。
心が育つ!体力がつく! ~400mリレーで男女アベック優勝!~
子どもたちの健全な成長をめざして、【心を育つ】積極的な指導を行っています。取組の心がよくなるとその成果も上がると思います。
6月13日に輪島市小学校陸上競技大会がマリンタウン競技場で開催され、6年生全員が、参加しました。体育や放課後の時間に練習をして、本番に臨みました。「自己ベスト」を記録することが第一です。前の自分より、今の自分はどうか?今の自分より、これからの自分をめざして!という自分を乗り越える連続です。快挙が生まれました!400mリレーで男女アベック優勝を果たしたのです。4人が100mずつ走るので、個人の速さと走る速さを落とさないバトンパスのタイミングが決め手です。団体戦は、個人を鍛えないと伸びてきません。まじめに頑張る心、あきらめない心が成果につながりました。
「ことば」と「こころ」
先日の学校保健委員会(集会型)では、小児科医の小浦 詩先生に「あなたが生まれた日」という演題でご講演頂き、「チーム河井」としての応援を誠にありがとうございました。赤ちゃんや子どもたちには、たくさんの「あなたが好き・大事」が詰まっています。大切にされている自分を広め、周りを大切に自分になっていってほしいです。まずは、言葉で心を伝えて下さい。言われて嫌なことを言わない、命に関わる乱暴なことを言わないことです。心のエネルギーが下がってしまったり、トラブルの原因になります。先日、指導主事訪問があり、たくさんの指導主事の方が来校されました。「さわやかな気持ちのよいあいさつを受けました。」「教室の黒板係でない児童が手伝っていました。いい友達だからという返事でした。」と河井小の子どもたちの温かな行動に感心されていました。ぜひ、子どもたちのありがとう探しをしてほしいです。小さな感謝の積み重ねで心に大きな花を咲かせるでしょう。心が育つとみんな笑顔になれますね!よろしくお願いします。
河井小学校の教育活動が、ますます充実するよう保護者や地域の皆様のより一層のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
輝く笑顔!みんなで輝く学校へ!
輝く笑顔!みんなで輝く学校へ!
~ 「自分から」「みんなのために」の心を育てよう ~
5月25日(金)
金管鼓隊のリズミカルな演奏が、校舎に響きわたる頃となりました。今年のスローガンは、【輝け!全力!笑顔!~みんなでHAPPYになろう~】です。輪島市民の皆さんに、感動の笑顔を届けようと5.6年生が、練習に励んでいます。「校歌」と「ultra soul(ウルトラ・ソウル)」の曲を演奏しています。昨年は「6年生が輝く学校づくり」でしたが、今年は「みんなで輝く学校づくり」です。「みんなで」という「withの心」が今年のポイントです。子どもや先生、保護者や地域の方も一緒に笑顔になり、輝きましょう!6月2日のわじま市民まつりでは、音がそろい、行動がそろい、心がそろい、そして、みなさんの笑顔と輝きがそろうでしょうか。乞うご期待です!
めざす姿に向けて、前進しています!
1学期がスタートして、2ヶ月が過ぎ、学校の教育活動も軌道に乗り始めました。学校は、教育目標の「心豊かに、たくましく生きる子の育成」に向けて、子どもたちの「学力」「心力」「体力(健康)」をバランスよく育てるために前進しています。
【めざす学校の姿】
・学校は、子どもたちにとって「学んだことが身につく場」である
・学校は、子どもたちにとって「人としての生き方を学ぶ場」である
・学校は、地域の中にあって「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」である
【めざす子どもたちの姿】
・明るくたくましい子 (思いやりの心を持ち、あたり前のことがあたり前に行動ができる子)
・よく考えやりとげる子(学習規律を大切にし、聴いて考え、根気強く取り組む子)
・協力し進んでやる子 (みんなのために、自分から、積極的に活動する子)
「チーム学校」へ!学校の応援をありがとうございます!
今年度の教育方針を「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」とし、心が育つ、学力が伸びる、体力がつく積極的な指導を行っています。文部科学省から「チームとしての学校(学校と家庭や地域との連携・協働)」の実現を強く打ち出しています。
【教育活動】
・図書ボランティアの朝読書時間の「読み聞かせ活動」、外部講師を招聘した「お話し会」の開催
・海外での日本語教育の経験を生かして、土曜授業にALTとして活動
・道徳の時間や集会で、ゲストティチャーや講師として講話
・金管鼓隊の演奏指導や指揮・フラッグ・リングバトンの振り付け指導
【安全確保】
・PTAの街頭指導
・月曜日のあいさつ運動や登校時の通学路の見守り隊
【環境整備】
・児童玄関の校門横花壇の整備
子どもたちの健全育成のために、「学校の応援団」として、ご尽力頂きありがとうございます。今後も、いろいろな方面からのご協力を頂けると幸いです。
「学校が好き」!
4月に行われた石川県と全国学力調査に伴って、質問紙調査も実施されました。質問の中に「学
校が好き」かどうかの項目があります。「好き」と答えた子どもたちの割合が増えてきました。
平成28年度:75% →平成29年度:89%→平成30年度:94%
勉強が分かる・できるという達成感や成就感、友だちや先生との関係、自分が周りの人に役立っている自己有用感、一人ひとりが大切にされている自己存在感の良好さがうかがえます。今後も、安全安心で快適な学校づくりに励んでいきます。
河井小学校の教育活動が、ますます充実するよう保護者や地域の皆さまのご理解ご協力をよ
ろしくお願いいたします。
あなたが好き!大事!
あなたが好き!大事!
~ 学校保健委員会・集会型 ~
6月20日(水)
今日の学校保健委員会において、「あなたが生まれた日」という演題で講師の小児科医・小浦 詩(うた)先生にご講演頂き、誠にありがとうございました。また、保護者、地域の皆様には、お忙しい中、学校保健委員会にご参加ありがとうございました。日頃は、河井小学校の教育活動に対し、ご理解とご協力を頂き、誠にありがとうございます。
みなさんに「命」について考えてもらうために、「命の大切さ」をテーマにして、学校保健委員会を行いました。今日のお話のメッセージは「みんなが覚えていない始めのころには、たくさんの【あなたが好き・大事】がつまっている」ということでした。お家の人に産まれる前とその後について、聞いてみて下さい。家族や兄弟姉妹の愛情の思いがつまっています。そんな中で、みなさんは、育っているのです。自分の命は、もちろん、身の回りのみなさんの命は、とても大切にされていて来ているのです。校長先生の家にも、3人目の孫が生まれました。孫のお姉ちゃんたちは、「お世話しないと」と張り切っています。家族からも喜ばれ、大事にされています。
でも、みなさんの「言葉」の中に気になることがあります。関わりの中で、「言葉遣いの悪さ」「そんなこと言ったらダメやろ」ということを聞きます。そのことから、トラブルになります。お互いに、ありがとうを見つけ合ってほしいです。「自分から」「みんなのために」命を大切にする言葉や行動を期待しています。「心が育つ」といいことがたくさんになりますね。
健康指導について、学校だけでなく、家庭や地域、就学前、小学校、中学校へとつながり、時間の幅と活動の広がりが求められます。自分の体に関心を持ち、健康な生活が送れるようにと学校保健委員会の開催を行っています。
学ぶことで知識が豊富になりますが、実行に移すことや続けることは難しいです。しかし、この学びが、子どもたちの健康教育と幸せにつながることを祈念し、閉会のあいさつとさせて頂きます。本日は、ありがとうございました。
ultra soul(ウルトラ・ソウル)
ultra soul(ウルトラ・ソウル)
~わじま市民まつり・金管鼓隊パレード~
6月 2日(土)
【出発式】
いよいよ、わじま市民まつりの本番の日がきました。清々しく晴れわたり、爽やかな風が吹きとてもすばらしい日になりました。出発式に際し、保護者の皆様、地域の皆様にご参加いただきありがとうございます。
今年の演奏は、ファンファーレ・ドラムマーチ・校歌・ウルトラ ソウルです。「輝け!全力!笑顔!~みんなでHAPPYになろう~」を合言葉に、練習に励み、その成果を全て発揮する時がきました。
今年は、何かが違います。それは、物事に打ち込む心です。頑張る心です。心が育つと金管鼓隊がよくなります。詩の暗唱も、6月に入り、2日しかたっていませんが、1年海組・空組と5年生が全員合格しました。心が育つと「学力が伸びる」「体力がつく」のです。
みんなでHAPPYになろうという「Withの心」は「自分から、みんなのために」からです。ウルトラ・ソウルの「スーパーな心」を見て下さい!聞いて下さい!感じて下さい!河井小学校金管鼓隊2018の応援をよろしくお願いします。
【解散式】
お疲れ様でした。たいへん素晴らしい演奏、ドリルでした。
また、解散式までも、子ども達の頑張りを応援して頂いた保護者の皆様、地域の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。
みんなでHAPPYになれました。保護者や地域の皆様、輪島市民の皆様は、感動と喜びを感じたことでしょう。河井小学校の金管鼓隊は、どうでしたかと尋ねてみました。「切れがある。リズム・テンポがいい。音がそろっている。」など賞賛の言葉を頂きました。1人ひとりの心が、よりよいものを創り出すためにつながって1つになっていたと思います。
学校は、子どもたちにとって「学んだことを身につける場」です。
学校は、子どもたちにとって「心を育てる場」です。
学校は、地域の中にあって「家庭や地域と連携して子どもたちを育てる場」です。
河井小学校の教育方針は「子どもの成長が見え、応援される学校づくり」を掲げ、教育活動を行っています。子どもたちのウルトラ ソウル・スーパーな心の心をしっかり受けとめ、さらに伸ばせるように教職員一同「超・スーパーの心」で教育活動を頑張っていきます。
保護者、地域の皆様には、河井小学校の学校のために、子ども達のためにスーパーな心で「学校の応援団」としてよろしくお願いし、解散式のあいさつとします。本日は、ありがとうございました。
学校の応援に感謝します!
学校の応援に感謝します!
~PTA交通安全教室~
5月23日(水)
今日は、交通安全教室・自転車教室を開催するにあたりまして、大変お忙しい中に、輪島警察署、交通安全推進隊、輪島市役所の防災課、輪島市自転車組合のみなさん、そして、PTA役員、交通安全委員会、お手伝いのみなさんにご理解ご協力を頂き、誠にありがとうございます。子ども達の「命」を守る大切なことをよろしくお願いします。
昨年も石川県では、自転車の交通事故が402件あって、388の方がケガをして、3名の方がなくなっています。
学校、保護者や地域の皆さんを始め、警察や交通安全関係者で、日々、交通安全に気をつけること、子どもを交通事故から守ること、自転車を安全に利用することについて交通安全の推進を行っています。
河井小学校周辺も「ゾーン30」ということで、特に交通安全に力を入れて頂いております。
今日は、自転車の乗り方や歩行、横断歩道のわたり方など交通安全について勉強して、生活にいかしてほしいと思います。自分の命を守ることはもちろんですが、「自転車に乗ればあなたもドライバー」となります。まわりの人の命も守る立場にもなります。
3年生は、自転車教室で合格すると「免許」がもらえます。ヘルメットをかぶって、交通ルールを守って、事故やケガのないように自転車に乗って下さい。
聴いて、考えて、つなげる授業づくり
聴いて、考えて、つなげる授業づくり
~「広めよう!深めよう!自分の考え!」~
4月25日(水)
平成30年度の教育活動が軌道に乗り始める頃となりました。【心が育つ 学力が伸びる 体力がつく】をキーワードに、取組を展開しています。子どもたちの学びの力をつけるために、学習の基本を聴くことに置き、あたたかな聴き方、やさしい話し方、足ぺったんの姿勢を継続指導しています。昨年度は「つなげて話す」ことに重点を置いた取組をしてきました。さらに、今年度は、友だちの考えを聞いたり、つなげて話したりすることによって、自分の考えが広まったり、深まったりしたことを表現することに重点に置いていきたいと考えています。学習の合言葉は、「みんなでかしこくなりましょう!」です。「みんなで考えれば解決できる! みんなの考えを知るっておもしろい!みんなで考え深めるって楽しい!!」という学び合う姿の見える授業づくり、学びを支える言語環境や心づくりに重点を置いて指導していきます。「話す人の方を見る」「話を聞いてうなずく」「つないで広め深める」という力を子どもたちにつけたいです。
【つなげて話す場面で、児童が考えを広げ、深めることができること】
1学期:友だちの考えをあたたかな聴き方で聴き、理解をして反応することができること
2学期:相手の意見と比べ、自分の考えを再構築すること
3学期:話し合いをつなげて、考えを広げて深めることができること
【みんなでかしこくなりましょう!】
学びの約束5ヶ条
1 「ベル着」しっかり「ベル学」へ
2 授業のあいさつ元気よく
3 足ぺったんでよい姿勢
4 おしゃべりせずに集中しよう!
5 準備をしてから休み時間
あたたかな聴き方
1 話す人のほうを見て
2 おしゃべりせずに
3 うなずきながら
4 最後まで
5 自分の考えと比べながら
やさしい話し方
1 まず返事「はい」
2 みんなの方を向いて
3 みんなに聞こえる声で
4 はっきりと最後まで
5 友だちの考えや意見につなげて
2年目のチューリップの球根!花が咲く! ~「花育て」と「子育て」~
校庭には、2年目のチューリップが、パンジーに混じって咲き、目を楽しませ、心を和ませてくれています。平成28年の秋に砺波から取り寄せた1000球のチューリップの球根を校庭や温室前の花壇に植えました。翌年の春、大きなチューリップの花がたくさん咲きました。花が終わってから、球根を掘り起こすと、1つの親球から自然分球して子球が2.3球に増えていました。ふっくらとした球根、小ぶりな球根、捨ててしまおうかなと思うほど小さな球根など2000球?くらいたくさんありました。平成29年の秋に、輪島公民館から頂いた球根と子球の球根を校庭や温室前の花壇に加えて、職員玄関横・校門横の長方形の花壇にも植えました。
平成30年の春になり、色とりどりのチューリップの花が、花壇を埋め尽くしています。2年目の大小様々な球根でしたが、耕し、肥料を与え、冬の寒さによって花が咲くことができました。植物の生命力は、もちろんですが、世話をした甲斐があったなと感激しました。「花育て」と「子育て」の成長の喜びは、にているのでしょうか。
希望に向けた推進力をつけよう!
4月の朝の歌は、AKB48の「365日の紙飛行機」です。朝の陽が射す、学舎にすがずしく響き渡っています。廊下や教室がなぜかしら、明るく感じるこのごろです。
人生は 紙飛行機 願い乗せて 飛んでいくよ 風の中を 力の限り ただ 進むだけ
その距離を 競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ さあ 心のままに 365日
この歌詞を聴くと、これからの変化の激しい社会に向けて、一人ひとりが頑張れる力をしっかりとつけていってほしいとこみ上げてきます。
今後も、子ども達の健やかな成長を願って教職員、一丸となって頑張っていきます。保護者や地域の皆さまも、河井小学校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いします。また、河井小学校への応援もよろしくお願いします。