【理数科1年生】 野外実習③ ~波打ち際から始まる生態系:ライントランセクトで見る植生~
7月16日(水)
6:00 ウニの発生観察を継続して行いました。全員そろって観察を始めていました!
ほとんどの班が、プリズム幼生にまでなっており、生徒たちは丸い胚から台形もしくは三角形になった胚に驚いていました。
7:00 朝食を食べて、すぐにまた観察です。腕が2本になったプルテウス幼生になった班もありました。
8:00 金沢伏見高校の西岡登先生による「海浜植物の観察法」についての講義を受けました。
植物の詳細な分類について講義を受けることは初めての生徒も多かったと思いますが、がんばって聞いていました。塩屋海岸に生息する昆虫などについても説明を受けました。
9:30 講義も終わり、荷物をまとめてバスに乗り込みました。
これから西岡先生の指導のもと海浜植物の植生調査の実習を行うために、塩屋海岸へ向かいました。
10:20 塩屋海岸に到着し、班に分かれて海岸沿いに横並びになって、巻き尺で10mずつ測りながら陸のほうへ向かって植物調査を行いました。
本格的な植物調査を初めて行った生徒が多く、事前研修・講義で学んだ植物を宝探しのように一生懸命探して、同定していました。
ハマニガナ、ハマゴウ、ハマボウフウ、ウンラン、トベラ・・・ほかにもたくさんの植物が見つかりました。
生徒たちが植物を踏まないようにハマゴウの群生の中をおそるおそる歩いていた様子が印象的でした。
生徒たちが「この様子を覚えて、この生態系を維持していかないといけないね」、ということを話しあっており、とても嬉しく思いました。
植生調査に講師として来てくださった先生方、お忙しい中、ありがとうございました!