山岳部

【山岳部】令和7年度 県高校総体登山大会 ~チブリ尾根 2100m地点まで~

 6月5日(木)~7日(土)にかけて行われた県高校総体登山大会へ参加しました。

 1日目は、テント設営の審査、知識を問う筆記試験や炊事審査などが実施され、2日目に登山活動、3日目に学校同士の交流会が行われました。登山活動のコースは、例年コースとなっている砂防新道の登山口までの道路が開通していない関係で、市ノ瀬から直接登ることのできる市ノ瀬・別山道(チブリ尾根)で実施されました。3日間とも天気に恵まれ、快適な大会となりました。

 大会までには、いくつかのトラブルもありましたが、部員はそれぞれのできることを、できる範囲で頑張っていたように感じました。そして、大会として他校の様子を目の当たりにすることで、自分たちに不足する部分も見えたのではないかと思います。3年生はこの大会をもって引退し、各自の進路実現に向かっていくことになりますが、山岳部での経験を活かし取り組んでくれたらと思います。

 今大会の結果は、5位となりました。

以下、参加できた3年生の感想です。

「自分がこの部活に入ったきっかけは、なんとなくゆるく楽しめると感じたのと友達に誘われたからという理由でした。でもいざ山岳部に入ってみると練習がとてもハードだったり、一回一回の山では20kg近い荷物を持つなど今までなんのスポーツもしてこなかった自分には周りに追いつけずとても辛い3年間だったけど変な仲間たち(部員)に恵まれてとても良かったです。そして今まで山に登るたびに行動食やご飯を買ってきてくれた親にはとても感謝してるし、登山の知識やマナーを教えてくれた先生にもなんだかんだ言って感謝してます。」
「今回の総体は点数的には最も低い結果になってしまいました。まず、メンバーの状態が非常に悪く、メインメンバーの1人が交代することになり、万全ではない状態からスタートしました。テント設営では、大きなミスをすることはありませんでしたが、筆記試験ではほとんどの人が半分以下の点数になってしまいました。また、炊事審査では大きなミスをすることはありませんでした。次の日は、別山に登り、タイムアタックと歩行審査、読図審査がありました。
結果はやはり、体力面で減点がありました。ですが、読図審査では、一個以外ミスをすることがなかったので良かったです。結果としては、成長を感じられたところもありましたが、まだまだ、テスト面など見直すところがありました。次回はもうないんですけど、後輩には大会で気をつける点などを伝えようと思いました。」
「総体期間中は天気にも恵まれ、気持ちのいい青空の下で山を登ることができた。登る途中は少し疲れたが、最後まで登りきることができて、とても達成感があった。下山のことは疲れすぎてあまり覚えていない。余談だが、2日間顔パックをできたことが唯一の癒やしだった。総体に向けて私たちは準備に注力し、計画書を完成させた。私は概念図を担当し、詳しくわかりやすいものに仕上がった。副部長としてやったことは大して多くはないが、お米を美味しく炊けるように尽力した。総体に向けて白ごはん.comに書いてあるレシピのメモを用意したおかげもあって、2日とも美味しいお米を炊き上げた。総体で私たちは多くのことを経験し、学んだ。あの場所での出来事はきっと今後の将来にも活かせると信じている。」
「この総体は自分達3年生にとって最後の登山になりました。そんな中、準備はグダグダ、メンバーが揃わないなどいつも通りのハプニングが起こり、内心大丈夫か不安になりながらもひどい結果ながらなんとかやり切ることはできました。特に体力が駄目で自分たちのトレーニング不足を実感しました。自分はA隊として行動できたと思うし、総体に向けての準備でもしっかり動くことができて悔いなく引退できます。もう登山をすることはなくなると思いますが今までの活動は決して無駄になることはないです。この経験を活かしてこれから頑張っていきます。」

「この3年間は体力的にも精神的にも成長出来た期間だったと思います。登山中の友達との助け合いだったり悪天候の時の注意点など普段の生活でも使えるようなことあり多くのことを学びました。2年生の時の大長山、赤兎山が一番印象に残っていて自分でコース中の植生や何が見えるのかなど調べてそれまでの苦労が山頂の景色で吹っ飛んだような達成感がありました。この3年間の活動で得た知識や考え方の姿勢などを今後も生かして行きたいと思いました。」

「自分が山岳部に入った理由は高校に入学する前は父とよく登山をするのが趣味で高校でも部活で続けたいと考えたからです。1年生の頃は入部したばかりでどんなことをするのかさっぱり分かりませんでした。顧問の先生や先輩方に丁寧に教えてもらいだんだんと慣れていきました。最初の大会は新人大会で、自分はいきなりA隊でとても緊張しました。最初の大会だったので細かいルールを知らなく減点されましたが3位をとることができたので良かったです。2年生のときは基本的にA隊で大会にも慣れてきてミスはありましたが、自分ができることを精一杯できたと思います。3年生は足の怪我で大会に出られなかったのが悔しかったです。3年間を通していろいろなことを学べたので、今後にこの経験を活かしていきたいです。」

《1日目、テント設営審査》

《1日目、炊事審査(夕食)》

《2日目、登山行動日、天気に恵まれ、白山山頂が良く見えた》

《2日目、今大会の最高到達地点2100m地点にて白山をバックに、A隊メンバーのみ(B隊は時間の関係上、チブリ尾根避難小屋までの登山活動となった)》

《3日目、交流会にて、レクリエーション終了後、各学校の参加した3年生全員が、これまでの思いを話す。》

《閉会式などすべて終了後の記念撮影。「やり切った」という解放感にあふれているのでしょうか??》