学校長あいさつ

 石川県立明和特別支援学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。校長の岡部康英でございます。
 本校は、平成22年に県立養護学校(肢体不自由)と県立明和養護学校(知的障害)が統合し、校名を「石川県立明和特別支援学校」として開校しました。今年で15年目となります。令和6年度は、全校児童生徒386名、教職員188名でスタートしました。10年前の平成27年度が全校生徒285名でしたので、近10年で100名増加したことになります。
 昨年度は、いしかわ百万石文化祭2023があり、本校創立10周年記念で誕生したキャラクター「メイシー」を題材に、全校児童生徒が立体作品の製作に関わり、独創的な世界を創り上げました。その結果、多くの方から評価をいただきました。また、行幸啓があり、本校生徒がデザイナーから助言を受けた和傘づくりの様子を天皇陛下、皇后陛下にご覧いただきました。
 私は、児童生徒の良いところを見つけ、伸ばす教育を大切にしたいと考えています。それは児童生徒との関係づくりにも有効で、明和で学んで良かったと思える教育を推進してまいります。
 一方で、令和6年能登半島地震を受け、危機管理体制の再確認、継続的な心のケアが喫緊の課題です。
 以上のことから、今年度の学校経営計画に係る重点目標については、①学習グループに応じた授業力の向上、②大規模災害を踏まえた安全安心な学校づくり、③小中高等部のつながりのある教育、④業務の改善の4点を掲げています。また、地域の小中学校、高等学校との交流及び共同学習の推進のほか、地域の方々や関係機関と連携した実践的な活動にも積極的に取り組みたいと考えております。
 地域に愛され、保護者の皆様に信頼される学校づくりを教職員一同、力を合わせて取り組んでまいりますので、皆様方のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

石川県立明和特別支援学校長   岡部 康英