日誌

門前高校の創立記念日について

門前高校の創立記念日について

校 長  金 岡 利 宏 

 

 令和2年9月28日(月)は石川県立門前高等学校の創立72周年記念の休業日とし、授業は行いません。(石川県立高等学校規則 第七条の七)

部活動等は先生方の指示により土日と同様に行うことができます。

 

 72年前の創立に至る経緯を知り、奔走した先生方の熱い気持ちやその御苦労、風雪に耐え徒歩通学をした生徒に想いを馳せ、今の高校生活に新たな気持ちが加わることを願っています。 【平成10年発行の「門前高等学校五十年史」から抜粋】

 

ž 昭和20年8月15日  終戦

ž 昭和22年4月     新制中学校が各地区で誕生、中学卒業後の上級学校志向が高まる

(本郷・浦上・門前・諸岡・黒島・剱地・七浦の7つの中学校)

ž 昭和23年7月29日    輪島高校門前分校(定時制)四年制として生徒募集要項発表

(募集人数50名、校舎は櫛比小学校の1教室を借用)

ž  同年   8月10日  出願開始(16歳~20歳の25名が出願、内女子2名)

             入試科目 国語・数学・英語 各10点 合計30点

             最高点22.5点 最低点2点 2名辞退、23名合格

ž  同年  9月28日  開校式 及び 入学式(この日が創立記念日となる)

輪島高校からの転学者を含め生徒28名で開校

教員は専任1名、講師2名のみ

ž 昭和24年3月26日  20歳入学の2名、在籍5カ月で第1期生として卒業

           わずか113日(511コマ)の授業に対し、学問への強い憧憬あり

 
 
【昭和24年度生徒募集として中学校卒業生へ配布された「学校案内」より抜粋】

 <前略>… 学校の持つ意義は極めて大きく、それは文化的社会生活に必要なる生活技術を習得するところ …<中略>…「百万の富より先ず教養」、これが新時代の生活信條となっております。

今春中学の門を出でんとする諸君よ!門前分校は諸君等の学校なのです。諸君のすぐ眼前に学問文化への門が開かれております。…<中略>… 諸君が、さっそうとして校門を入って来る日を鶴首して待っております。

 

 この動きの中心的・実務的役割を果たしたのが、開校以来継続して15年間にわたり勤務し、さらに最後の9年間は第2代校長として勤められた伊川三郎先生である。門前高校開校時は36歳、その功績を称え正面玄関に銅像が設置されています。