学校日誌

第17回卒業証書授与式

3月16日(木)

本日、午前10時より、石川県立金沢錦丘中学校第17回卒業証書授与式を挙行しました。4年振りに1、2年生も参列しての式となりました。

卒業証書授与では、担任の先生の呼名に、1人1人思いのこもった「はい」の返事で応えてくれました。本当に素敵で立派な態度でした。

式辞では、嶋校長先生から卒業生に対し、「新型コロナウイルス感染症という、通常予想しないようなことが起こった中、持ち前の創造力、行動力で学校生活を明るく活気あるものにし、部活動や校外活動、コンクールなどで活躍してくれたことを讃えるとともに、”Think globally Act locally”という言葉を紹介し、あらゆる視点で世界規模、宇宙規模で考え、身近なところで行動できる人になって欲しい、これからも最高の自分を見つけようとする強い意志を持ち、慌てず、しかし、熱心に学びに取り組む皆さんであってほしい」との言葉が贈られました。

続いての細川中学校PTA会長の祝辞では、「これから出会うであろう困難にもひるむことなく、困難を乗り越えた先の幸せをつかみ取ってほしい」との激励の言葉をいただきました。

送辞は、朝日ひまりさん(2年B組)でした。コロナ禍の中、前向きにチャレンジする3年生の姿は、あこがれであり目標であり道標だったことなど、3年生と過ごした日々を感謝の気持ちで綴りました。

答辞は、鳥谷多緒さん(3年A組)でした。「休校からスタートした中学校生活は、波瀾万丈でしたが、様々な制限がある中で、全員で協力・行動し、『新しい普通を創る』ことができたことは、私たちにとって最高の思い出となったことや、時代の荒波にのまれながらも、充実した中学校生活を送ることができたのは、仲間や先生方、家族の支えがあったからこそである」との3年間の思いを綴りました。

式の最後は、卒業の歌でした。はじめに卒業生が、合唱コンクール課題曲であった思い出の「大地讃頌」を合唱しました。続いて、在校生を含めた生徒教職員全員で、「旅立ちの日に」を合唱しました。歌とともに3年間のいろいろな出来事が頭に浮かび、感動の渦が式場全体を包み込みました。ピアノ伴奏は、中島歩音さん(3年A組)、府中屋紗羽さん(3年A組)、礪波愛莉さん(3年B組)が務めました。

振り返れば、入学式後、2ヶ月の休校からスタートした3年生の中学校生活でした。この3年間は、休み時間に腹の底から笑い合うことができない、みんなの顔を知りたいのに、知ることが許されない、学校行事も中止や縮小を余儀なくされるなど、様々な制限がある中での中学校生活でしたね。そのような中でも生徒の皆さんと先生方で知恵を出し合い工夫を重ね、「新たな普通」を創ってきた3年間でもありましたね。そんな1人1人の様々な思いが伝わる本当に素敵な卒業証書授与式でした。3年生の皆さん、本当にありがとう、そして、卒業おめでとう。

1、2年生の皆さん、卒業式準備と式参列ありがとうございました。2年生は、後片付けありがとうございました。式中の態度も大変立派でした。3年生から1、2年生へ、金沢錦丘中学校の伝統のバトンは確かに渡されました。