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阪神淡路大震災から28年

1月17日(火)

1995年1月17日午前5時46分、兵庫県の淡路島北部沖を震源とするマグニチュード7.3の直下型地震である阪神淡路大震災が発生しました。神戸市などで最大震度7を記録し、同市を中心とする近畿地方の広い範囲に甚大な被害をもたらしました。亡くなられた方は6434名、30万人以上の方々が避難したそうです。

それから12年後の2007年3月25日9時41分、輪島市門前町の琴ヶ浜の沖合、深さ11kmの地点で、マグニチュード6.9の「能登半島地震」が発生しました。死者1名、負傷者336名の被害が発生しました。その当時、私は金沢市内の中学校に勤務し、その日は体育館で部活動中でした。強い揺れを感じ部員たちと共に、グランドに避難。部活動を中止し、実家のある門前町へ向かいました。通常であれば2時間余りのところを倍の4時間以上をかけて実家に到着しました。門前町に近づくにつれて、目に飛び込んできた倒壊した家々の情景は忘れません。

大地震や台風などの自然災害は私たちの力ではどうすることもできません。しかし、災害による被害は日頃の努力によって減らすことができます。行政による「公助」、自分の身は自分で守る「自助」、地域や身近にいる人同士が助け合う「共助」が、災害による被害を少なくするための大きな力となります。震災を忘れず、私たちが生きていくための教訓とし、平時から『自分でできること』『家族でできること』『ご近所と力を合わせてできること』などについて考え、災害に備えておくことが大切であると思います。