学校日誌

中高接続(ブリッジ)授業

2月20日(月)

本日より、国語科と理科で中高接続(ブリッジ)授業が始まりました。これは、高校の先生方が中学生を対象に授業を実施してくれるものです。これも中高一貫教育校の特色の1つです。

古典の授業が3年生各クラスで行われました。『古典作品から豊かなものの見方を学ぶ』を目標に授業が展開されました。授業では、兼好の和歌は、何を求めているか(秋の和歌・温かい衣服・現金・恋人・お米)について、ひらがな表記、返歌、和歌の修辞法(*折り句)の3つの資料を参考に、個人思考・グループ協議の流れで考えをまとめました。古典作品の奥深さ、面白さを大変実感できた授業でした。さて、兼好は、頓阿に何を求めたのでしょうか?そして、頓阿はどう返答したのでしょうか? 

*折り句とは・・・五音節の題(別の意味を持つ言葉)を各句の初めに詠み込む言葉遊びの一種。和歌で、5句それぞれの初めと終りとの1音ずつをつづけて折り返して読む(合わせて十音節となる)沓冠(くつかぶり)も折り句の一種。

兼好の文            

夜も涼し(もすず)     

寝ざめ仮庵(ざめのかり)  

手枕も(まくら      

真袖も秋に(そでもあき)  

隔てなき風(だてなきか)  

頓阿の返歌

夜も憂し(もうれ

寝たく我が背子(たくわがせ

果ては来ず(てはこ

なほざりにだに(ほざりにだ

しばし訪ひませ(ばしとひま

24日(金)に古典の2時間目、27日(月)には、評論の授業を実施予定です。本日授業を担当いただいた岡本先生、本多先生、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

また5、6限に、3年A組で化学の授業が行われました。今日は、『化学反応式における量的変化の「量」を「個数」と「質量」の視点でとらえよう』ということで、まずは、原子1個の大きさ(モル[mol])や原子1mol分の質量の数値(原子量)について学習、練習問題に取り組みました。その後、炭酸カルシウムの質量を変え、塩酸と反応させて生成物の質量を調べる実験に取り組みました。C組は24日(金)、B組は27日(月)に実施予定です。本日授業を担当いただいた磯野先生、濱﨑実習助手、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

また、放課後に行われた《特講理科》では、本日のブリッジ授業で学習したモル[mol]について、学びを深めていました。

なお、3月には、2年生各クラスを対象に、物理の授業を実施予定です。