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教育講演会

11月3日日曜日午後より、東北大学教授の川島隆太氏を招いて教育講演会を行いました。ご存じの方も多いと思いますが、川島氏は脳科学の分野で世界的にも著名な研究者です。今回は「生活習慣が脳を創るー脳科学の視点から、読書、スマートフォンとの関わり方を考える」と題して、これまで研究されてきたデータを基に、中高生に向けた様々な興味深いお話をしていただきました。特に生徒たちが驚いていたことを以下に抜粋してお伝えします。

1 睡眠はその日1日で起きたことや学んだことを復習する時間であり、記憶の定着にとても大切である。また適切な睡眠時間は人によって異なり、各々が必要な睡眠時間をしっかりと確保する必要がある。
2 朝食はおにぎりやパンなど、脳のエネルギーになるものをとればよいわけではなく、バランスの良い食事(ご飯、みそ汁、野菜類、肉類など)を摂ることが学力と運動能力の向上によいことがデータ上証明されている。
3 読書は、脳の「創造」をつかさどる分野の発達によいとされ、特に音読は脳の刺激になる。反対に、読書をしない人の学力は相対的に低い傾向にある。
4 スマートフォンの使用時間が長ければ長い人ほど、学力が低い傾向がみられる。また、脳の健全な発達を阻害することがわかっており、例えば、中学からスマートフォンを使い始めると、3年後には中学生の脳で高校生の問題に取り組むことになる。これでは一部の生徒が高校生レベルの学習についていけないのは明白である。

反響が非常に大きく、生徒たちにとってだけでなく、大人にとってもこれまでの生活習慣を見直すよい機会になりました。