学校日誌

「お互いを認め合う」、「誠実な生き方」

9月9日(金)

今日は、日中に少し雨がぱらつき、ややじめじめした日でしたが、ここ数日は本当に過ごしやすくなりました。

5限目の1年生の道徳の授業を紹介します。

ひとクラスは、「一人だけ余ってしまったとき恥ずかしく、寂しい気持ちになる」という中学生の悩みに、作家の重松清さんが回答する形式の内容の教材を通して、「お互いを認め合う」ことについて考えました。冒頭で、「一人」という言葉のイメージを互いに共有、先生の範読後、重松さんの中学、高校時代の経験を踏まえた「みんなで『余りの一人』を分かち合うようにすればいいのに」という回答について、これってどういうことなのか、考えました。「お互いを認め合う」ためには、いろいろなものの見方や考え方があるということに気づき、他者から学ぼうとする気持ちが大切ですね。

 もうひとクラスは、教材名「裏庭でのできごと」を通して、「誠実な生き方」について考えました。間違っていると知りながら、「間違っていてもごまかせるかもしれない」という気持ちを持ったり、「周囲の目を気にして他人の意見に左右されて、本当の自分の思いが伝えられなかった」など、中学生の今の時期に、そんな経験がある人もいるかもしれません。心の弱さに打ち克ち、逃げない心や自分のプライドを大切にして生きていくことが、「誠実な生き方」につながるのですね。