平成24年度事業報告

平成24年度 生き方セミナー(全学年対象)を実施しました。

 この事業は、青年期の生き方・在り方について深く考え、社会に対する認識を深めるとともに、自己の将来を考えるよい機会とすることを目的としています。
 
 10月5日(金)、国際メディア研究所の福田訓久先生に講師に来ていただき、1時間30分にわたって『私。-自己理解と国際理解-』と題して、全校生徒1,100人余りとの対話授業を行いました
 
 先生は、アメリカ先住民大学での4年間の体験を基に自己理解と国際理解について語ってくださいました。
 「自分と同じ人はいない。異なっているのだから、他の人と意見が違うのは当たり前である。自分が正しいとか、間違っているとかじゃなくて、自分の考えを一度開放してみる。周りが答えをフィードバックしてくれる。そこではじめて気づくことがある。自分はどう考えるかどう思うかを自分で発信していくことがもっと大事である。」また、「自分の隣の人と意見が違う。生まれ育った背景が異なるのだから、相手の意見を理解することはできなくてよい。堅い木は折れる。柳のようにしなやかに、意見が違う人とどうやって柔軟に付き合っていくかを考えることが大切である。そしてこの考えは、国際理解へ通じるものでもある。国籍が変わればもっと人々の背景や意見が異なるからだ。」と教えてくださいました。
 
生徒の感想より」

これから私は人ともっと深く関われるようになりたいと思いました。人は人の中で成長するという言葉が心に深く残ったからです。私は人付き合いがあまり得意ではないし、自分のことを話すのもあまり好きではありません。でも成長させるためには人の中に入らなければならないし、自分を出さなくてはいけないと思いました。

今日の授業で、自分の興味・関心に気付くことができてよかったです。自分に言い訳をしないで、もっと可能性を信じ、世界へ羽ばたこうと強く思いました。
 
講演会風景