日誌

京都で学ぶ人文学 第3回 「西田幾多郎記念哲学館訪問」

 3月5日(日)午前、本校と京都大学の連携事業「京都で学ぶ人文学」の第3回講座が、かほく市にある西田幾多郎記念哲学館で行われ、本校1年生20名が参加しました。
 前半は、学芸員の山名田さんより、西田幾多郎の生涯にまつわる資料や現存する肉声テープ、そして復元された書斎などについての説明を、興味深いエピソードを交えながら伺いました。生徒たちにとっては、哲学者西田幾多郎の人柄や家族、交友関係、そして教育者としての素顔などを知る上で、またとない機会となったようでした。
 後半は、研究員の中嶋さんによる哲学対話に参加しました。『りゆうがあります』という絵本を基に、自由に意見交換をした後、「ちゃんとした理由とは何か」というテーマに絞ってさらに互いの意見を深めていきました。生徒たちは深く考える楽しさや自分の考えを伝える難しさを実感したようでした。自分から積極的に意見を発表する生徒も多く、最後は時間を少し延長することになりました。
 次回は3月30日から31日にかけて京都大学を訪問します。