こんなことがありました 子どもたちの様子 日誌

 運動場の桜が満開となり、登下校の児童や道行く人は、ピンク色の花を見ながら通り過ぎています。桜について少し書きます。
 私たちは、日常の中に、桜の葉や花を食べますね。桜の葉は、さくら餅などの和菓子などに使われます。食用となるのはオオシマザクラの若葉で、ソメイヨシノではありません。伊豆地方で栽培されています。そこでは、葉をとるためだけにオオシマザクラを栽培しています。幹が大人の背の高さを超えてしまうと葉の収穫がしにくいため、根を残して幹を切り倒してしまいますが、数年後には彦ばえが伸びてまた収穫します。それを繰り返しながら収穫します。
 また、桜の花の塩漬けは、桜湯や和菓子、桜ごはん、お吸い物などに使われます。食用の花としては、色の濃い八重桜が好んで使われます。特に、カンザン(関山)という花がよく使われています。
 今では結婚式などおめでたい席で出されることが多い桜湯ですが、むかしは、桜湯は縁起の悪いものとしてそのような席では嫌われていました。桜は花の散り際に急速に色があせてしまいます。「桜ざめ」と言い、気持ちがさめることに繋がると考えられ、おめでたい席で桜湯が出されることはなかったのでした。また、桜の季節に婚礼を避ける習慣まであったそうです。いまでは、全く逆ですね。
運動場の桜は、満開です。いつ見に行くの?今でしょ!