こんなことがありました 子どもたちの様子 日誌

辻占と乃木希典

 先日、金沢にしかない「福梅」と「辻占」のことを最後に書きました。
今日は、「辻占」について書いてみます。金沢へ行くと、お正月を迎えるのに「辻占」が売られています。一般に辻占は、3つ並べて上手く言葉を合わせて、楽しむと言われています。
 さて、辻占にまつわる話と言えば乃木希典陸軍大将と辻占売りの少年の話。乃木希典が陸軍少将の時代、用務で金沢を訪れた時のことです。乃木希典は金沢で偶然、今越清三郎という少年に出会います。その少年は、辻占売りを営みながら一家の生計を支えていました。この姿に感銘を受けた希典は、少年を励まし、当時の1ヶ月分の生活費を手渡しました。今越少年は、「一生懸命努力をして、立派な人間になるように。」と言われ、後に金箔業の世界で成功し、大きな実績をあげました。
 冬休みで、児童がまだいませんので、金沢について少し書きました。明日からは、また、大海小学校のことについて書きます。
 なお、彼の生家跡前の主計町に下の顕彰碑が建っているそうです。