志賀高日誌

認知症サポーター養成講座

 12月17日(金)、志賀高生を対象とした認知症サポーター養成講座が実施されました。この講座は、「志賀町が、認知症になっても安心して暮らせる町となるために、高校生にも正しい知識を持ってほしい」との地域包括支援センターからの要請を受け、実現しました。そして、本校で参加者を募集したところ、福祉選択者やボランティア部、その他の生徒たち、先生方、多くの人が興味を持ってくれ、計33名の参加がありました。

 当日は、地域で認知症高齢者のサポートを行っている4名のキャラバン・メイトが、高齢化の現状や認知症の症状について、わかりやすく教えてくれました。中でも、認知症の方への支援では、高校生2名も参加し、寸劇が行われ、そのリアルな演技に、会場が盛り上がりました。

 参加した生徒たちからは、「志賀町の高齢化率を知り、驚いた。実際に認知症の人と関わる時は、偏見を持たず、見過ごさず、温かい関わりをしたい」「認知症の人の気持ちになって考え、本人なりの目的があってこその行動であると、周りが理解しようとすることが大切だと学んだ」等、多くの感想が聞かれました。

 参加者33名がサポーターカードを受け取り、認知症サポーターとなりました。認知症の人とその家族を温かい目で見守り、できることから取り組んでいきたいと思います。

R3_認知症サポーター養成講座