学校研究

1.研究主題・副題
自らの学びや成長を実感する子の育成

2.めざす授業像

白帆台子供ファーストスタイル

 これまでの白帆台学習スタイルで身に付けた資質・能力を用いて、子供自身が探究したいことやその方法を選択・決定する。その際、教師は自らの出場を設定することで、子供たちに学びや成長を自覚させる。

【自己決定のパターン】

1:学習内容を自己決定

みんなで学習を進めていく中で、自分に合った学習方法を自己決定する場面を設ける。

2:学習課題を自己決定

子供が自分のペースで課題に取り組んでいけるように、単元末に自己決定の場を単元計画に組み込む。単元全体を通して行う。

【教師の出場】

1:しかける

子供が自分でやってみたくなるようなきっかけをしかける。

2:見取る

一人一人の思考や状況を見取り、それぞれに合った支援や声掛けをする。

3:価値づける

全体に向けての実況中継や個人への声掛けにより、子供の考えをつないだり、新たな視点に気付かせたりする。

 

白帆台学習スタイル

つかむ:結果や方法の見通しをもたせることで、足並みをそろえる

深める:教師による「深めの発問」で、児童がまとめを確実に一般化できるようにする 

やってみる:学んで分かったことや、深まったことをアウトプットさせる 

3.研究の重点
重点1:自己決定の場を設定

単元もしくは1時間単位で子供にとって必要感のある自己決定の場を設けることで、子供の「学びたい」という気持ちを引き出していく。

重点2:教師の出場

ねらいを達成し、子供に学びや成長を実感させるためには、教師が意図的に自身の出場を設け、子供に適切に関わる必要がある。そうすることで、子供に自身の学びや成長を実感させ、その本時や単元で終わらない新たな学びへの足掛かりになるようにする。

 重点2:温かな集団づくり

「学びや成長を実感できる子の育成」には、学級だけでなく、学年や学校等、安心して学べる土台、つまり温かな集団づくりが必要である。各指導部会の特性を活かしたカリキュラム・マネジメント及び学級会等で、「自分から」「みんな一緒に」「最後まで」という3つの資質・能力を付ける。そうすることで「温かな集団づくり」が推進され、安心・安全な風土のもと、子供一人一人が安心して学びに取り組める集団の形成に繋げられる。