PTA活動

全国高P連研究大会(京都)に参加しました

822日(木)、23日(金)の日程で全国高P連大会が行われました。開式前の歓迎アトラクションでは、京都市立塔南高等学校吹奏楽塔南マーチングバンド・ザ・グリフォンズの息の合った演奏や京都府立鳥羽高等学校披講研究部による披講を参観しました。「披講」は、今まで見聞きしたことがありませんでしたが、遠い昔の雅な雰囲気を感じました。最近のキーワードとして技術的特異点(シンギュラリティ)がありますが、今、どんなことが必要とされ、求められるかについて考える良い機会となりました。教育分科会、記念講演の内容については下記をご覧ください。
<会場前>

<アトラクション>マーチングバンドと披講(和歌を節をつけて詠みあげる)



<教育分科会>すぐそこの未来のしごとこれからの急激な変化に対して、漠然と不安を抱くのではなく、「こんなことやあんなことが可能になる」と前向きに楽しもうとする姿勢が必要だと感じました。また、学びのコンパスとしてAAR(AnticipationActionReflection)サイクルを用い、これにより非認知能力の向上を図ることが大切であるとの説明がありました。

<記念講演>日本電産(株)代表取締役会長 永守重信 氏より現在の家庭教育や高等教育での問題について話していただきました。永守氏は、かなり痛烈な語りで偏差値偏重の風潮を批判されていました。(母親の意向が子供の進路の決定権を握っている。ブランド志向が必ずしも良いとは限らないなど)また、教育に関しては、単に教えるだけではなく、育てるという意識が大切であるということや、日本における英語教育は、うまく機能していない。英語は教科として学ぶというよりも生活の一部として慣れていくことが大切であると語られました。ドイツも25年位前は、英語でのコミュニケーションが取れなかったらしいですが、経済のグローバル化に対応する必要性から国を挙げて英語を話せるように取り組み、成果を上げたということです。まさに日本に関しても今、待ったなしの状態であると感じました。