活動の様子

校内研修会(能美市LDXスクール事業)

能美市LDXスクール事業の一環として、文部科学省学校DX戦略アドバイザーの大村龍太郎先生を講師に招き、教員対象に校内研修会を開催しました。

4限目はいろいろな教室の公開授業、5限目には1年生社会科と2年生英語科の研究授業を行い、それぞれ参観いただきました。

 

 

 

 

 

 

授業における一人一台端末の活用が一般的に広がってきた中で、さらなる授業のねらい達成のため、クラウド環境を利用したより効果的な活用方法について、各教科授業で研究を進めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会科の授業では、調べたことを端末上の世界地図にまとめクラウドで共有しました。授業ではまとめた内容について視点に基づいて整理、発表、討議することで共通点や相違点を探るという展開でした。ひとり一人の調べた内容がクラウド上で共有されることで見える化され、比較や考察に大いに役立っていました。

 

 

 

 

 

 

英語科の授業では、紙のワークシートと同じ英文で所々に単語の訳が書かれた英文が端末上にあるなど、生徒は自分の取り組みに合わせてより効果的に学習できる方を選択・決定し、学習を進めていました。英文から調べた内容も端末にまとめ共有しました。前半のこの活動のおかげで、後半はペアで発表(発話)し合う活動がより効果的に行われていました。

 

 

 

 

 

 

全体研修会では、大村先生より本日の授業の講評をもとに、個別最適の意味の確認、クラウド環境の利活用こそがGIGAスクール構想の特に重要な部分であることなどについてお話をいただきました。

「我々教員も校務などで利活用を進め、その便利さ故に授業で使いたくなるような方法を模索していくのがよい。」

「良し悪しではなく、つけたい力やねらいに応じた様々なスタイルの授業があってよい。」

「自己調整力や自己決定を大切にした学びを一層進めていってほしい。」

など、たくさんのご示唆をいただき、実りある研修となりました。