活動の様子

3年生人権講話「B型肝炎 いのちの教育」

3年生が人権教育の一環として「B型肝炎 いのちの教育」と題し、人権講演会をおこないました。

かつてわが国では、集団予防接種時の注射器の使い回しによりB型肝炎の感染拡大がおこり、40万人以上の人々の命や健康に被害が出ました。

この日は、弁護士の先生、そして実際にB型肝炎に感染され被害を受けた患者さんが来校され、現状や体験談について話して下さいました。

この講演会は厚生労働省が、

・おもに中学生を対象として、肝炎の正しい知識を学び、感染予防や感染者への偏見や差別をなくす、

・集団予防接種によるB型肝炎の感染拡大の経緯を知り、二度と同様の被害が起こらない社会のしくみを考える、

ことを目的に希望校を対象に実施している講演会です。

石川県内の中学校では、今回寺井中がはじめての実施とのことです。

 

 

 

 

 

 

まず、B型肝炎がどのような病気なのか、なぜ感染拡大してしまったのかなどについて弁護士の先生から大変分かりやすい話がありました。

続いて、患者さんから、これまでの体験や現在のようすなどについてお話を伺いました。

現在も、自身の身体のことや治療のこと、経済的なことなど、いろいろな心配や不安の中で生活をされていることや、「二度とこのようなことがあってはいけない、正しいことを学び知ることで、2度とこのような過ちを繰り返してはいけない。」というお話でした。

「偏見や差別のない社会を作るには、どうしたらよいか」

生徒にとっても、教師にとっても、同じ人として大変考えさせられれるお話でした。

お忙しい中、来校下さり、大変貴重なお話をいただいた講師のみなさま、本当にありがとうございました。