活動の様子

~よりよい能美市のために~(3年生 総合的な学習 発表会)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月9日(金)3年生の総合的な学習の学年発表会がありました。

3年生は、9月に実施した修学旅行をはじめ、校内外で取り組んださまざまな学習を通して、私たちが暮らす能美市が

よりよいまちとなるようなアイデアや提言をまとめてきました。

この日の学年発表に向けて、まず各クラスで発表会を行い、生徒の互選で選ばれた班が、クラス代表として発表してくれました。

よりよい能美市のために、さまざまなジャンルや視点からの発表がありました。

 

~よりよい能美市のために~

「能美市の公共事業の状況や公共施設の利活用に対して、ふるさと納税の有効活用や世代を超えて楽しめる施設の充実が必要」

「能美市の人口が抱える課題について、親子世代を増やすことや世代間の交流を活発にすることが必要」

「能美市の観光地を充実させるため、SNS発信や映えスポット、交通の便の工夫、外国人観光客をターゲットにした標記やピクトグラムの充実を」

など、大変興味深い発表ばかりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中でも、

「SDGsの視点から能美市の産業発展」をテーマにした1組の発表では、能美市の特色である伝統産業や製造業をはじめとした数ある産業の中から、特に農業についてのアイデア・提言が発表されました。

現在、能美市で生産されている農産物(グッドのみ・姫九谷、加賀丸いも、国造ゆず、サプライズなメロンなど)に加え、クランベリーとアイスプラントを新農産物として栽培してはどうかという提案です。

思いつきではなく、そこには、「利益を上げられること」や「新しくインパクトがあること」に加え、「栽培期間は短い方がよいこと」、「能美市の気候に合っていること」、「ある程度の生産量が見込めること」など、多角的・多面的に考察し検討された条件が示されています。「クランベリーは能美市の暑さには多少心配もあるが、そこは能美市だからこそ、日本初にチャレンジする価値はある!!」という説明に能美市愛も感じました(*^_^*)

「なるほど!納得!」の説明でした。

このように、十分説得力のあるクランベリーとアイスプラント推しの提案でしたが、最後にその「真の目的」が明かされました。これには本当に驚き、同時に素晴らしい発想に感動しました。それは、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『九谷五彩×農産物』

赤:クランベリー、黄:国造ゆず、緑:サプライズなメロン、紫:加賀丸いも、紺青:アイスプラント。

農家の方々の協力や市からの補助、その他さまざまなアイディアを集結しブランド化できれば、「SDGs 9産業と技術革新の基盤をつくろう」も達成できるという提案発表でした。

やわらかく豊かなアイデア・発想力に感動しました。

 

寺井中3年生のみなさんの発表に、たくさんの納得、そして驚きや感動、未来の能美市への期待を感じた「総合的な学習の発表会 ~よりよい能美市のために~」でした。

3年生のみなさん、校内外で重ねてきたさまざまな学びの集大成をしっかり発信することができましたね。

発表に合わせて、小声で(もちろん周囲に迷惑がかからないように、静かな場は壊さないように)隣の人と意見交換しながら聞いている姿にも実は感動しました。友達の発表をしっかり受け止め自分なりに考え、友達と意見交換する姿がありました。

充実した発表会となりました。