校長室より

3学期 始業式

3学期の始業式にあたり、以下のような話をしました。

 

あけましておめでとうございます。

初詣はしましたか。私は、町内の神社など3か所ほどを回り、家族の健康や安全、そして東和中学校の生徒や職員の幸せを願いました。

皆さんは何を願いましたか。

初詣の願い事とは少し違うのですが、私の人生の目標は、強く優しい人間になること、です。

この目標を立てたのは、20代の頃です。あれから30年ぐらいたっていますが、まだ、目標は達成していません。苦しいときは弱音を吐くし、自分がつらいときは、人に優しくできないこともあります。これからも人生は続きます。本当の強さとは何か、本当の優しさとは何かをしっかりと考え、目標達成にむけて頑張りたいと思います。

さて、今日は、少し時間をとって、みんなに考えてほしいことがあります。それは、「いじり」や「いじめ」についてです。新年早々、少し重い話なのですが、とても大切な話なので、しっかり考えてほしいと思います。ある作文を読みます。その内容には、ひょっとしたら、普段の学校生活の中で見られることがあるかもしれません。自分にあてはめながら聞いてください。

 

【参照 第39回全国中学生人権作文コンテスト作品】 朗読

 

みなさんは、どう思いましたか。心当たりはありませんか。

本校の今年のキーワードに、「共生」という言葉があります。これは、一人一人を大切に思い、お互いの良さや弱さを理解し、違いを乗り越え助け合いながら生活してほしいという願いが込められています。

いじめやいじり、いやがらせは、許されることではありません。人の心を不安にさせたり傷つけたりします。また、結果的にいやがらせをした本人が苦しむことにもなります。

もし、今、人にいやなことを言ったりしたりしているなと思う人は、すぐやめてください。また、そのことで苦しんでいる人がいたら、誰かに相談してください。そして、それを周りで見ていて気付いた人がいたら、先生に相談してください。

 

初詣の願い事のことでも言いましたが、すべての東和中の生徒と先生方の幸せを願っています。それは、私だけの願いではなく、みんなの願いでもあると思います。ぜひ、それを実現したいと思っています。みなさん、よろしくお願いします。

長くなりました。静かに聞いてくれてありがとうございました。