加賀市立東和中学校の紹介
【東和の名称の由来】
作見・動橋・分校の3地区の生徒が加賀市の東部地区に集い、仲良く心を和ませ、力を合わせて良い学校を作っていこうという意気込みで、昭和38年に改名し、昭和39年9月に待ちに待った新校舎ができた。東京オリンピックの年に合わせたかのように、トンガリ帽子の屋根がひときわ目立つ、本市初のモダンな鉄筋校舎が完成する。
その後、何度かの改修・増築を行い、平成24年に創立50周年式典を挙行し、今日に至る。
【校章の制定】
「校章」は全生徒から募集して選定した。3地区を示す三本の柱と学びのシンボルでもあるペンに支えられ、みんなで協力ししっかりと学習して伸びていこうという願いが込められている。
【校歌の制定】
建学・開校の精神・意気込みが盛り込まれている。「青雲たなびく」は「青雲の志」を意味し、「あすなろう」は井上靖の小説「あすなろう物語」にもちなんだとも言われ、アスナロの木はヒノキ科の木であるが、自分でしっかり根を張り立派なヒノキの木になろう、一日一日励んであすは少しでも良い人間になろうという願いがこめられ、制定されたと言われている。
【校訓】
本校は、校訓を「強い人 正しい人 美しい人」と定め、一貫して、バランスのとれた人間教育に取り組んでおります。
合わせて、目指す生徒像を、以下のように定めています。
T・・・たくましく何事にもくじけない心と体を持った生徒
O・・・思いやりのあるやさしい心を持った生徒
W・・・わたしとあなたの命を大切にする心をもった生徒
A・・・ありがとうと感謝する心をもった生徒
【文武両道を目指す】
学校研究にも、積極的に取り組み、平成11年、文科省『体育・スポーツ研究推進校』に指定され、平成13年11月『体育・スポーツ研究推進校』研究発表会を盛大に行う。 なお、部活動も大変盛んであり、平成7年度には、全国陸上競技大会『男子800mリレー優勝(大会新)』、平成11年度には、全国水泳競技大会『男子400mメドレーリレー優勝・学校別団体全国3位』、平成18年度には、中部日本選抜相撲大会『団体3位・個人優勝(中出雄真)』など、近年輝かしい成績を収めている。
また、文化部の活動も盛んであり、特に、吹奏楽部はコンクール・コンサート・地域の行事への参加など、積極的に地域に貢献し活躍している。
科学部は、『東和中校下のヒートアイランド』というテーマで、地球温暖化について考察する研究に取り組み、『いしかわ環境フェア2006』において、研究物を出展するまでの大成果を収める。
このように、勉学はもちろん、部活動では、運動部・文化部を問わず、一生懸命取り組み、活き活きした学校生活を送っている。
(全国大会級の3枚の優勝表彰状)
【東中アート・サロン】
本校には、正面玄関内の一角に『東中アート・サロン』という地元の著名な工芸作家の数々の作品が展示されているコーナーがある。作品には、九谷焼の皿や花瓶など大変高価な作品が目白押しである。
加賀市と言えば九谷焼。北出不二雄氏・北出星光氏・伊豆蔵正博氏・井上秋晴氏・相上芳景氏・上野与一氏・中村雅彦氏を始め著名な方々のすばらしい作品が展示され、生徒たちは改めて地元の伝統文化のすばらしさを目の当たりにし、生きた勉強をすることができる。
【朝の読書実践校として新聞にて紹介】
本校では、平成15年より朝読書を積極的に取り組んでおり、その成果が認められ、その年10月末の読書週間時に新聞紙上にて紹介された。これは、『朝の読書推進協議会』という全国組織の会から推薦され、石川県から小学校一校・中学校一校が新聞の1ページを飾ることになった。これを機会にますます朝読書に力を入れ、国語力や読解力の向上、豊かな人格、心づくり等に邁進している。
平成28年10月編集
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