校長室より

大切なこと 見つけました

放課後、部活動の様子を見に、体育館に行きました。全体の様子が見えるよう、2階の観覧スペースに行ったところ、ある部活のカバンや着替えが整然と並んでいるのを見かけました。あまりに整っていたので、思わず写真を撮りました。

部活動は、種目の技術を高めたり、目標に向けて仲間と協力したりすることも大切ですが、このような気遣いができるようになることも、とても大切だと思います。

 

大リーグで活躍したイチロー選手は、自分の道具にすごくこだわっていたようです。ある記事に、このような文章がありました。

「イチローは、四球を選んだ時でも他の選手のようにバットを自軍ベンチ方向に放り投げたりしない。一塁線に対して垂直にそっと置くのだ。バットをまるでトロフィーのように扱っている。」

イチロー選手にとってバットは商売道具であり、作ってくれた職人へのリスペクトを込めて扱っていたそうです。

また、イチロー選手は、遠征先のホテルに滞在する際、荷物や着替えなどを丁寧に整理していたそうです。

これらの逸話は、イチロー選手が、選手としても人間としても超一流である理由の一つのような気がします。

 

部活動をするとき、使用する用具を手入れしたり丁寧に扱ったりすることはもちろん大切です。それに加えて、部活では使わないカバンや脱いだ制服まで丁寧に整えることができることは、何か大切なものを身に付けているような気がします。このようなことができる生徒たちに、今後も期待したいですね。(こんなことを書いている私はなかなかうまく整理整頓ができません。生徒たちを見習います。)