東和中学校より

毛筆 竹取物語

1年生の国語の授業では、書写をしています。廊下には、授業で取り組んだ「竹取物語」の冒頭の文の毛筆が掲示してあります。読めば短い文章ですが、毛筆で書くとなると、かなりの集中力が必要です。掲示された作品を見ると、1年生が一生懸命集中して、丁寧に取り組んだ跡を見ることができます。中には、大人でも書けないような美しい書体の作品もあります。古典に触れるとともに、心を整える良い機会になったのではないでしょうか。皆さんも挑戦してみては・・・

 

 竹取物語  作者不明

 今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山にまじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。名をば、さぬきの造となむいひける。その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。