東和中学校より

全校道徳講演会を開催しました

 10月14日(金)に、全校道徳講演会を行いました。講師は、止揚(しよう)学園の福井生(いくる)氏と歌の2名の方々で、演題は「光のほうへ」です。止揚学園は、知能に重い障がいをもつ人たちの家として、創立54年目になるとの事でした。生(いくる)氏の父が設立し、これまで多くの仲間の人達(入園者)を預かってきました。講演では、お話とそれにまつわる歌が披露され、子どもたちは熱心に聞き入っていました。仲間の人達一人ひとりは、障がいが違い、自分の思いの表現の仕方がそれぞれなので、それを理解できるまで、何年という時間がかかるが、寄り添うように接しているとのことでした。
「笑顔のうちに、ことばがあります。笑顔のうちに、あたたかい命があります。」の歌詞がとても印象に残りました。



生徒の多くの感想から、一つだけ紹介します。
 私は、この講演会をやるまで、障がいを持っている人達はかわいそうだと思いました。でも、生さんの話を聞いて、それは違うとわかりました。こんなに心にたくさんの言葉が刺さってくる講演会は初めてで、改めて障がいの事について考えさせられました。それで、私は生さんのこんな一言が印象に残りました。「その人から遠ざかり離れて行くのではなく、近づき、たくさん話す事が大切なのではないでしょうか。」少し言葉は違うかも知れないですけど、本当にこの一言が心に残りました。障がいを持っていても、明るくあいさつする事ができ、毎日楽しく過ごしていられるような日々になっていったら良いなと思いました。