校長室より【平成24年度】

有終の美・・・また、ちがった意味の銀メダル

 オリンピックは前半が終了し、水泳種目も幕を閉じました。
 最終日メドレーリレーが行われ、日本は男子が銀メダル、女子が銅メダルのすばらしい成績でロンドンオリンピックをしめくくりました。
 平泳ぎでのオリンピック3連覇ができなかった北島康介選手は、この種目に平泳ぎの選手として出場。見事2位銀メダルでした。個人種目ではだめだったけど、落ち込んだりあきらめたりせずこの最後の種目に全力を出し切りました。あとの3人のリレーのメンバーも「北島さんをメダルなしの手ぶらで日本に帰すわけにはいかない。」と相談しいつも以上の力を出せたそうです。
 一生懸命夢に向かって努力している人には、まわりからの応援もあるのですね。今までは金メダルを取って日本水泳チームを引っ張ってきました。今度はまわりの人の助けで手にいれた銀メダル、目指したメダルの色とは少し違いますが、北島選手にとって忘れられないメダルとなったことでしょうね。

夜 悔いの無い4位・・・やり残したことは無い

 今、ロンドンオリンピックの200m平泳ぎの決勝がゴールしました。眠い目をこすりながらこの時間まで起きていることが出来ました。
 結果は、北島選手は4位でした。残念ながらオリンピック前人未到の三連覇はなりませんでした。途中150mまで世界新記録を上回るペースでトップを泳いでいる姿はすばらしかったです。感動しました。最後の50mで抜かされてしまいましたが、3位に同じ日本チームの立石選手が入りました。北島選手は若い後輩を心から祝福しているようでした。そういえば鶴ケ丘小の体育館で目標となる先輩選手がいたからがんばることができたと話していましたね。いま、後輩の立石選手が自分を超えたことが本当にうれしかったのではないでしょうか。
 レース後いつものようにインタビューにこたえていました。「このオリンピックへの4年間は自分への挑戦で悔いはない。」「応援してくれたたくさんの人に感謝したい、支えたくれた人たちのおかげでここまでこれた。」と話していました。
 全力で泳ぎきり、これまでの努力の成果を出し切った・・・だからどんな結果であろうとも受け入れることができる。さすが北島選手だと思いました。そしてまわりの人への感謝の気持ちを忘れない。立派ですね。
 このレースの直前に体操種目で個人総合優勝で金メダルをとった内村選手も自分のことよりまわりへの感謝を一番に話していました。世界一になるようなすばらしい人でも一人の力では何も出来ない、みんなに助けられて夢をかなえています。そして夢がかなったときは一番に感謝の言葉をどの選手も伝えています。
 オリンピックはいろいろなことを教えてくれます。まだオリンピックは前半、この後もいろいろなドラマが待ち受けているでしょう。鶴ケ丘小のみなさんには日本の国だけでなく、夢に向かって世界で一番努力している選手のみなさんのがんばりを見てほしいと思います。そして、小さくても良いし、少しでも良いし、「目標(めあて)をもってがんばる生活」をしてほしいと願っています。このことは夏休み前の終業式でもお話ししましたね。
 そして、自分のまわりにいる支え助けてくださっている人に感謝する気持ちを育てていってほしいと思わずにはいられません。そういうことを教えてくれるオリンピックはすばらしいですね。

汗・焦る オリンピックと校長室のサイン

 校長室には、2年前「未来への夢はじめよう」プロジェクトで来校したあの北島康介選手のサインが飾ってあります。北島選手はプールで実際に子ども達といっしょに泳いでくれ、夢を追って努力することの大切さを教えてくれました。
 
 
 いま、北島選手はロンドンの地で大きな挑戦をしています。オリンピック3大会連続2種目金メダル獲得。
 残念ながら100mでは決勝に進むも金メダルはとれませんでした。今晩(明日の早朝)200mの決勝があります。悔いのない泳ぎを見せてくれるでしょう。
 前回の北京オリンピック後休養を発表し、普通の暮らしに戻りました。きっと夢をかなえてしまったからでしょうか。しかし、オリンピックに挑戦することを決め練習を開始しました。鶴ケ丘小にやってきて子ども達に語ってくれたのはちょうどその頃でした。アメリカでの練習生活を開始し、「もう一度新たな夢に向かって挑戦を始めた」その気持ちを話してくれたのをおぼえています。でも、そのころは調子はいまひとつで、各種大会でも良い記録を残すことができず、オリンピックでの金メダルどころか出場すら危ぶまれていました。しかし、北島選手はその後新たな夢に向かって練習を重ね、今年の春に見事三度目のオリンピック日本代表に選ばれました。しかも100mは日本新記録での代表でした。
 今晩は、ねむいのをがまんしてテレビで応援したいと思っています。
 結果はどうあれ、夢に向かって力一杯泳ぎ切ってくれるのではないかと思います。その泳ぎは、私を含めて多くの人を感動させてくれると思います。
 インタビューも楽しみです、応援している多くの人たちにどんなメッセージとして伝えてくれるのか。鶴ケ丘小の子ども達の心にも響く言葉を期待したいと思います。
 
 がんばれ北島康介選手!
 

北島選手が残してくれたサインが今でも校長室に飾られています。

星 わくワークで先輩がやってきました

 中学校のキャリア教育の一環としての職場体験わくワークが実施され、鶴ケ丘小には学校の仕事に興味を持つ中学2年生がやってきました。
 今日は初日、しっかり挨拶、自己紹介をして始めることができました。すばらしいです。最初にオリエンテーションを実施し、どんな体験をしたいか尋ねてみました。「教えることをしてみたい」という返答があり、しっかりとした自分の考えを持っていてたいしたものだと感心しました。夏休みですが、サマースクールが実施されており、希望通り教員の助手をしてもらいました。午後からは理科室で実験機器の点検などのの手伝いをしました。明日からもがんばってほしいと思います。
 
2日目
 午前は昨日に引き続いてサマースクールで勉強を教えてもらいました。水泳教室では実際にプールに入ってもらって手を取ってプールに入ってくれました。水の苦手な子も上手に受けるようになってきました。本当に助かると先生達は喜んでいました。
 午後は運動会準備で色帽子を学級ごとに仕分けたり、配布したりしました。クールダウンした後、奉仕作業として前庭の剪定した樹木への水やりをしてもらいました。雨水タンクから水をくんだり、池の水をくんだり、節水しながら水やりをしました。最後はついでに前庭の池の水替えまでしました。亀が喜んでくれたかな。

笑う 花 2つ

先週1つ、今週1つときれいなかわいい花が学校を飾っているので紹介します。
 
まず1つめは、職員玄関
 ペットボトルを器にして可憐に鶴ケ丘小に訪れる人をお出迎えしてくれています。日本伝統文化クラブの作品です。このクラブは毎回ちがった日本文化にふれています。前回はお茶でした。地域の先生、浅尾先生にご指導いただいています。
 
2つめは、職員室
 夏休みに入った日曜に学校へ遊びに来た2年生の女子が学校のまわりで花摘みをしてくれて休日に出勤していた職員に渡してくれました。器は牛乳瓶。
 
両方とも「誰が…?」という感じで見る人の心を和ませてくれています。これからも花を愛するすてきな心を持った人が増えるといいですね。