本校は文部科学省の委嘱を受け、平成20年度・21年度の2年間にわたって「道徳教育実践研究事業推進校」として研究をおこないました。また平成22年度は、石川県教育委員会指定の「活用力向上パイロット事業」の指定を受け、研究を進めてまいりました。これらの研究成果は本校ホームページのほか、石川県教育委員会ホームページ(いしかわ学力向上プログラム)にも掲載されています。
さて今年度はこれまでの研究を踏まえたうえで、次の諸課題に取り組んでまいりました。
1 国語科を中核とした言語活動を充実させる。
2 小集団活動を効果的に活用する。
3 「教師の言語活動」※の改善に取り組むとともに、特別支援教育の視点を生かした指導技術を身につける。
※「教師の言語活動」とは・・・授業をはじめとする学校教育活動においては、発問を工夫したり生徒とのやり取りを効果的におこなったりする基本的な技術が必要である。本校では、それらの技術を「教師の言語活動」ととらえ、そのよりよい在り方を追究するとともに、その習得を目指している。
4 抽出児を基軸とした授業の組み立てを工夫する。
今年度、道徳の授業は基本的にすべて公開し、さらに各教科の公開授業も数多く実施して、授業整理会を重ねてきました。しかし課題を十分に達成することは非常に困難でした。ただ幸いであったのは、研究を推進することで、自らの至らなさを自覚することができたということでした。「もっとよい授業を作りたい」 ― 授業を重ねるごとにその思いはつのります。
ここに私たちの研究の一端を公開することといたしました。本校の研究進展のため、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
研究紀要(鵜川中).pdf 研究レポート(鵜川中).pdf
3 教科の壁を乗り越える工夫
①国語科を中核とした言語活動の充実
②小集団活動の効果的な活用
③抽出児を基軸とした授業評価と改善
4 研究がつながるための工夫
①個人研究テーマの設定
研究主題をふまえたテーマ設定
校内研修での中間報告と年間のまとめ
②一人月1回以上の授業公開
◇成果の検証
・授業記録やノート記述に残る生徒の思考の変容
・各種アンケート調査や授業の見取り(生徒の発言の変容)
・テストやドリル等の通過率や記入の変化,無回答率の変化