校木「あて」

 本校校庭に、創立50周年を記念して植えられた「あて」があります。植樹に込められた思いを紹介します。

 1972年、「羽咋高校定時制」から独立した本校は、1973年から1980年までは県内出身者より、北海道、東北、九州からの県外出身者が多く、地元繊維会社に働く青少年のための学び舎としての役割を果たしてきました。

 1979年度、県文化事業の一環として、現敷地内体育館の西側及び南側の未整備地に憩いの森の造成が認められ、生徒出身県の県木の寄贈を依頼したところ、17種類250本の樹木が送られてきました。

 このころ、本校校木を、生徒が成長しようとする日夜努力を続けるさまを象徴し、県木でもある「あて(通称あすなろ)」と決められたそうです。

 「あて」が風雪に耐え、じわじわと大きくなる姿と同じように、本校生徒も未来に向かって、逞しく成長してほしいと思います。