校長ブログ

校内GIGA研修(R6年度最終回)(2/12)

 今年度も教職員のICT活用能力の伸長を図るため、年間を通じて「GIGA研修会」を実施してきました。「ロイロノート」を活用した意見集約・回答共有・他者評価や、「総合的な探究の時間」での取組について、報告がありました。また、ICT支援員の奥田さんから、これまでの校内研修で触れたWebアプリ(Canba、Figjam、Padlet、Adobe Express)と生成AIの活用についてお話があり、研修会を閉じました。

 「学び合う教職員集団」を目指して、校内研修に取り組んできました。実践内容はもちろんですが、何より生徒支援に向けて「学ぶ」姿があり、一年を通して有意義な研修となりました。

 最後に、研修だけに限らず校務運営においても、ICT支援員の奥田さんには大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

「総合的な探究の時間」最終発表会(1/22)

 外部アドバイザーによる中間発表会(11月)での助言を経て、4月から取り組んできた「総合的な探究の時間」の最終発表会を、これまで探究活動等で関わっていただいた約10名の外部アドバイザーの皆様を招いて実施しました。

 生徒たちがより発表しやすいように、ICT(1人1台端末)をフル活用しました。「Google Meet」で教室を繋ぎ、先生方が校内研修で学んだ「Google chat」を使って質問や感想のやりとりを行いました。いつもお世話になっているICT支援員さんも含め、「どうしたらできるか」という、ある意味先生方の「探究」も見られ、日々の取組が実を結んだ形となりました。

 発表後、外部アドバイザーの松永幸則さん(NPOボランティア団体ソレイユ」や中谷陽さん(金沢大学4年生)から、頑張った生徒達に次のようなことを伝えていただきました。

  • 日常的な疑問や地域に根付いた課題に探究の種がある。それは探究だけではなく、これからの仕事だったり、勉強する時にも関係してくる。自分で興味があることや、日常的な疑問を深掘りしていくことは、とてもおもしろい。
  • 「実際にいかないとわからなかった」という発表があったが、まさにそうで、それは日常的にも通用することである。
  • 探究の過程で外部の意見を取り入れながら、改善してどんどん変化していったことが良かった。
  • いろいろな人と会って学びを深めてきた経験は、かけがえのないものとなる。

 この発表に至るまでに、金沢大学、金沢学院大学・短期大学等の教育関係者、石川県トキスーパーバイザーの村本義雄さん、石川県生活環境部自然環境課トキ推進室等の行政機関の方々と、数多くの貴重な出会いをさせていただいたことに、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

企業見学に行って来ました!

 定時制高校生就労促進対策事業を活用して、志賀町にある「石川サンケン株式会社」を見学させていただきました。1年次生の見学ということもあり、会社概要と工場見学だけではなく、社会人として大切なことも聞くことができ、とても有意義な機会となりました。

  • 「約束やルールを守ること」
  • 「大人は教えてくれない⇒ではなく、何がわからないのか。何を聞きたいのかを尋ねてくれれば、いくらでも答えるし教えるよ」

その他、福利厚生についても、取り組まれている「働き方改革」も含めて教えていただきました。

 「従業員のために会社があってほしいと思っていて、働く環境が自分の能力が十分に発揮できるようになっていることが大事と思う」という生徒の振り返りもあり、学ぶことが沢山あったことがわかりました。

 将来の進路決定の礎となればと思います。

 お世話になった「石川サンケン」の皆様、本当にありがとうございました。

金大連携サポート ~評価研修~

 主体的な学習に繋げる授業を求めて、金沢大学学長補佐/人間社会研究域学校教育系 准教授 本所 恵 先生に来ていただき、研修会を実施しました。昨年度に引き続いて3回目となる研修でしたが、研修後の振り返りや気づきを、日々の授業実践に活かしている様子が見られました。

 本所先生からは

  • 今何をやっているのかについて、スモールステップで伝えていくことが大切で、それが次の学びへのステップに繋がり、主体性を育むことになる
  • 生徒が授業に参加するようにし、対話しながら表現する場を設ける
  • 各教科で育てたいことを見つめ、卒業後も大事となることにつなげる

 等、ご助言をいただきました。

「評価はテクニックではなく、学習に寄与するためにも」という言葉が、胸に響きました。

 大変学びが多い時間となりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 

進路ガイダンスⅡ

 進路ガイダンスを実施しました。進学希望者には、模擬授業を受講する前に、金沢学院大学の朝田先生から事前指導をしていただきました。

 進路ガイダンスのねらいとして、①自己理解の促進、②情報提供、③スキルの向上、④モチベーションの向上、⑤現実的な計画作り、ということを挙げられていました。

 また、模擬授業ねらいとして、①高校や社会から「学ぶ」ことにより、「自己理解」と「働く」「仕事」をつなげる、②大学・短大・専門学校の模擬授業を体験することにより、進路を考えたり選択するための視野を広げる、③進学先への興味関心につなげる、ということも述べられていました。

 『なぜ人は働かなくてはいけないのか?』『仕事とは何か?』ということを投げかけながら、将来の姿と関連付けて、自分事として考えるよう、生徒に促していることがとても印象的でした。

 愛情のこもったお話をありがとうございました。

 

トキこどもフェスタ ~「総合的な探究の時間」取組発表~

 トキ放鳥に向けて開催された、「トキこどもフェスタ」(主催:能登地域トキ放鳥受入推進協議会)に参加し、「総合的な探究の時間」での取組について発表してきました。

 会場である「のとふれあい文化センター」(穴水町)に集まった多くの方々を前に、緊張する中、立派に役目を果たしてくれました。

 ここに至るまでに、フィールドワークや中間発表会を通して活動し、学びを深めてきたことを思い出します。

 また、石川県生活環境部自然環境課の皆様にも大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

「総合的な探究の時間」中間発表会

 羽松祭の中で「総合的な探究の時間」の中間発表会を、松永幸則氏(NPOボランティア団体ソレイユ)、中谷陽氏(金沢大学4年)、楠光太郎氏(石川県生活環境部自然環境課トキ推進室)、村本義雄氏(石川県トキスーパーバイザー)、朝田肇氏(金沢学院大学・金沢学院短期大学入試広報部参与)の皆様を招いて行いました。

 特に1年次生から3年次生はポスターセッションという形態をとり、プレゼンテーションと質疑応答、加えて「付箋メモ」による感想・意見集約という方法で行い、1月に予定している最終発表会に向けのブラッシュアップにつながるものとなりました。テーマは、1年次生は羽咋の観光、医療、経済について、2年次生は羽咋の地域を紹介することにつながる「カルタ」と放鳥が予定されている「トキ」について、3年次生は修学旅行とインターンシップについて、4年次生は進学と就職についてでした。

 質疑応答の中では、最終発表会に向けて、課題等を調べるだけではなく、その課題を解決するためにどうしたら良いかということを提案してほしい、自分たちの考えを伝えてほしいというアドバイスがありました。

 先輩から後輩へ、「総合的探究の時間」を基軸とした、学びの充実に繋げていきたいと思います。

 貴重な助言や感想をありがとうございました!

 

GIGA StuDX推進チームによる伴走支援 Ⅱ

 文部科学省初等中等教育局GIGA StuDX推進チーム  鹿島 慎一 先生にお願いして、「1人1台端末を活用した遠隔授業」というテーマで、8月以来2回目となる研修会を実施しました。

 今回もGoogle ClassroomとChatスペースを活用して、双方向によるオンライン研修となりました。

 内容は①1人1台端末を活用した遠隔授業、②学習の保障の観点から、③クラウドって何だろう、④校務のDXについて。

 遠隔授業については、A:多様な人々とのつながりを実現する遠隔授業、B:教科等の学びを深める遠隔授業、C:個々の児童生徒の状況に応じた遠隔授業などに分類されることが分かり、遠隔教育システムの全体像を「学びの保障」の観点から実感できたことが、これからの対応を進めていく上で大きなものとなりました。

 何より、「授業そのものが問われている」ことを、改めて感じました。

 2回にわたって大変お世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ふるさと探究~総合的な探究の時間~

 石川県生活環境部自然環境課 野上達也 課参事に来ていただき、「いしかわのトキ・ライチョウ」(令和6年度県政出前講座)というテーマでお話を伺いました。これは、2年次生が進めている「ふるさと探究」の一環として、トキのことをより良く知ることを目的にお願いしました。

 これまで、羽咋を探究している金沢大学の学生さんやトキの保護に尽力されている村本義雄さんから学んできたこともあり、生徒たちは、とても意欲的に話を聞き、学んできたことを積極的に伝えていました。

 自分の思いを声に出して伝え合い、異なる意見を「共有」し、学びを深めることができました。

  

生活体験発表会(青春のこだま)校内予選会

 10月12日に金沢泉丘高等学校で開催される「第72回県定通生活体験発表会(青春のこだま)」の校内予選会がありました。今年度の新しい取組として、場所を体育館ではなく、発表者のいる図書室と各教室をオンラインで繋いで実施しました。

 クラスから選ばれた代表者6名が、生活体験に基づいた「自分自身について」、飾らない自分の言葉で語ってくれました。

 来賓の本校教育振興会 会長 西塔 正樹さんからは、「緊張感がある中で、最後までやり遂げたことを自信にしてほしい」というお話がありました。西塔さんは本校の卒業生でもあり、自身の校内予選会での思い出を熱く語っていただきました。生徒にとって、とても貴重な時間にもなりました。

「自分のことを見つめて」「緊張感のあるなか」「人前で話すこと」を乗り越えた生徒達に、成長を感じると共に、この経験を将来に活かして欲しいと、心からエールを送りました。

 みんな、よく頑張った!