聖城高校の特色ある取組を紹介します

「チャリン」の授業から

11月14日(水)、「チャリン」の特別授業がありました。講師は今井和愛(元内灘高校長)先生です。1年生9名と教員6名が授業を受けました。授業の目的は、「身近なことから人間のあり方を考える楽しさを体験する」です。まず、1枚のコインを落とします。すぐに各人がいま聴いたとおりに、音をカタカナで書き留め、15名が順に発表しました。見事に全員違っています。チャリンはありませんでした。先生は、コインの落ちる音を「チャリン」としているのは何故と問いかけます。生徒からはいろんな意見が出ました。まとめとして、「人は、一人で生きていない。みんなと一緒に生きている。他人がいるから、意味や言葉が生まれ、必要になってくる」ことの説明がありました。

かなり哲学的で難しい内容だったと思いますが、今井先生の巧みな話術に引き込まれ、生徒は案外と興味を持ったようです。1人の生徒が授業の後、先生と話したいと言って校長室へ入ってきました。

今日の生徒の様子を見て、分かる授業もいいが、どんな人もアカデミックな話しには興味があるのだと強く感じました。今後の授業に活かそうと先生方で話し合っています。