ものつくり隊(機械システム科)

2020年2月の記事一覧

【第4弾】豆挽きマシンのホッパー製作 (令和2年3月納入)

味噌を作る季節が到来した様です。ご依頼は、豆挽きの機械の投入口を大きくして、一度にたくさんの豆を投入したいというものでした。ご依頼主は白山青年の家の職員の方です。

食品を扱うので衛生面が最重要課題でした。様々な案が出ましたが、市販の漏斗をセットするためのアダプタ(写真の白色の部品)を3Dプリンターで製作することになりました。

今回も実践的にスキルアップができるとともに、依頼主の方を笑顔にすることができました。

【第3弾】旧北前船主家のふすま引手の復元 (令和2年2月納入)

加賀市の観光文化施設「蘇梁館」の約180年前に製造の老朽化した襖の引手を、3Dプリンターを使って復元しました。

この破損した引手は真ちゅう製でR、業者に発注すると高額になると推測し、本校に依頼がありました。

実物の写真を基にパソコンのソフトで正確な3D図面を作成し、3Dプリンターにデータを転送して製作しました。

使用目的が明確なものづくり教材は、学習意欲が高まり、技術の向上につながりました。
  

【第2弾】加賀市立片山津中学校の椅子・机・卓球台の修理 (令和2年2月納入)

片山津中学校から生徒用の椅子17脚、机1個、卓球台3台の修理依頼があり持ち込まれ、調べると何れも溶接部が外れて使うには危険な状況でした。

思ったよりもパイプが薄く、ガス溶接で補修することにしました。中学の先生の話では、予算の関係で壊れた備品を修理することは難しいとのことで、非常に助かったと感謝されました。

実際に使う人がいるので、責任ややりがいのある学習の場となりました。今後も依頼を寄せていただきたいものです。

また、この取り組みは、北國新聞に掲載されました。