日誌

花丸 桜LIVE


 花曇りの朝ですが,一気に咲き誇りました!!!!  ほぼ満開です。
  
 ところで,桜の花を切り落とす「犯人」はわかりましたでしょうか?
 
 正解は「スズメ」です。
 
 
 桜の花を目的に集まる野鳥は数種います。一番多いのはヒヨドリで,次がスズメ,メジロなどです。いずれも花の蜜を目的に集まってきます。
 ヒヨドリ,メジロは花の蜜を吸いやすいように,舌が長めです。でも,スズメは「なめとる」ような舌のつくりをしていません。ですが,一つ一つの花をのぞき込むように,蜜をなめているスズメがいます。その中に,「なめる」より「食べる」方が効率がよいと考えたタイプもいて,花の付け根の軸の部分だけをつまみ食いしているのです。だから,咲いたばかりの花の頭が,地面に散りばめられたような所が見られるのです。スズメも生きるために考えて行動している一場面です。
 納得していただけたでしょうか? 花見の時に,スズメがいましたらじっくり観察してはどうでしょうか。