卓球部
【卓球部】石川県高校総体を終えて
「たった33球で終わる可能性もある。33球で終わったとしても、一生心に残る33球にしよう。」
前日の最終練習を終えて、こう呼びかけ選手たちを送り出しました。
男子学校対抗では、初戦から桜丘高校ということで、難しい試合になりました。しかし、これまで勝ったことがない相手にエースが勝利をおさめ、また2番シングルス、3番ダブルスともに勝ち抜いてくれました。2戦目の七尾高校戦においては、1番シングルス、2番シングルスともに実力以上の力を発揮し、試合の中で成長しながら勝利をおさめてくれました。続く金沢学院戦は、実力相応の結果となり敗戦となりましたが、最後まで1球にこだわって戦い抜いてくれました。堂々のベスト8。本当に誇らしく思います。
女子学校対抗も、初戦から金沢商業高校という強豪を相手に粘り勝ちし、続く鵬学園戦、金沢北陵戦を経て、ベンチ入りした3年生全員が試合に出場することができました。「全員の力=全力」の名のもとに、応援も含めてまさに「全力」で戦えたと思います。そして準決勝はこれまで何度も挑戦して惜敗してきた金沢学院戦でした。相手は全国選抜を経験し、新人大会よりもさらに力と自信をつけていましたが、我々も臆することなく自分たちの卓球を貫けたと思います。惜しくも敗れはしましたが、その後の3位決定戦では接戦を制し、3大会連続で北信越大会出場を決めることができました。堂々の3位。こちらもまた誇らしく思います。
個人戦ダブルスや個人戦シングルスでも様々なドラマがありました。決勝戦のような大舞台ではなく、数ある1回戦や2回戦のうちの1試合にすぎないのかもしれません。それでも、1試合1試合が選手たちにとっての「大舞台」。声をだし自らを奮い立たせ、練習してきたことを発揮しようとする姿に、何度も何度も心がふるえました。
本当に素晴らしい自慢の選手たちです。本当にお疲れ様。
最後に、
選手の一人が、大会を終えた後の最後のミーティングの場で、
「楽しく卓球をすることができました」
と話してくれました。
勉強に卓球にと、時間がない中、「環境に言い訳せず成功よりも成長にこだわる」ことをモットーに練習をしてきましたが、「つらい」よりも「楽しい」が残ってくれたのだと、思わず涙腺がゆるむ瞬間でした。
年にたった1回しかない総体。そして3年生にとっては、最後の総体。
今年も選手たちの姿に感動し、勇気をもらい、成長させてもらうことができました。
選手たちには心から感謝したいと思います。ありがとう。
男子学校対抗(ベスト8)
2回戦 金沢泉丘 3-0 金沢桜丘
3回戦 金沢泉丘 3-2 七尾
準々決勝 金沢泉丘 0-3 金沢学院
女子学校対抗(第3位)
1回戦 金沢泉丘 3-2 金沢商業
2回戦 金沢泉丘 3-1 鵬学園
準々決勝 金沢泉丘 3ー0 金沢北陵
準決勝 金沢泉丘 0-3 金沢学院
北信越代表決定戦 金沢泉丘 3-1 金沢桜丘 (北信越大会出場権獲得)
女子個人戦ダブルス
塚本・平泉ペア ベスト16
女子個人戦シングルス
平泉 ベスト16(北信越大会出場権獲得)
吉岡 ベスト16