校長先生のブログ

飛躍の2学期がいよいよスタート

 1年のうちで最も心も体も大きく飛躍する2学期がいよいよスタートしました。2学期はご存知の通り運動会に始まり、遠足、マラソン大会、2年生は芋ほり体験、3年生は親子行事、4年生は稲刈り体験、5年生は合唱の集い、4~6年生は金管鼓隊発表会など、学校行事が目白押しとなります。
 学校では、それらの行事を行う際、その一つ一つの行事の目的を確認しながら、自分の目標を定め、その目標達成のために自分は何をしなければならないのかを考え、そして実行し、終わった後は振り返る、そういった流れを大切にして、自分を客観的に見る力、自分を評価する力、周囲への関わり方などの力を付けさせています。そうすることで、人の役に立てた自分に気づき、次もみんなのために、河井小のために頑張ろうという気持ちや感謝の心が育っていくものと思います。そこに外部からの評価が加わるとさらに子どもたちの自己評価は高まり、つながる学校行事がすべてうまくいく場合が大いにあります。是非保護者の皆様におかれましては、各行事ごとに本人が頑張ったことや努力したことの話には耳を傾け、その頑張りを評価してあげてください。
 

 そういった意味で2学期最初の運動会は、2学期の行事の成功・失敗を左右する大事な行事となると言えます。そこで、職員とは「運動会とその練習」を通して育てて欲しい心についてお願いをしました。
 一つ目は、身に付けさせたい集団行動として、①時間(集合)を守る②「あたたかい聴き方」をする③駆け足で素早く移動する、この3点を守るよう指導すること。これができればとても効率的な練習ができると思います。そして1日の練習終了後にはその3点について評価するようにお願いしました。
 二つ目は、勝敗へのこだわりと結果の受け入れ方についてです。昨年度1年生の女児児童が負けたことが悔しくて泣いている姿を見ました。この子は1年生であっても勝敗にこだわる気持ちがあったからこそ、一生懸命練習し、本番では本気で走り、本気で踊り、全てを本気で取り組めたのだと思います。だから負けた時には涙が出たのでしょう。本気になるためには、本気にさせる仕掛けが必要です。先生方には勝敗にこだわらせ、本気で取り組ませるようにお願いをしました。そして勝敗が決まってしまえば、その結果を素直に受け入れ、互いを讃え合う姿勢も教えてあげて欲しいとお願いしました。
 三つ目は、高学年の心を育てることです。高学年の子どもたちは自分の種目出場はもちろんですが、会場準備や後片付け、競技の運営なども任されます。彼らはその仕事を責任をもって成し遂げることで、高学年としての自覚をより確かなものにしていきます。教室での学習以上に学校行事がその力を育ててくれます。そして私たち教師の任務の一つは、一人ひとりの責任ある行動をよく観察し、褒めることです。ご家族の皆様も是非、競技の結果のみならずお子様の仕事ぶりについてもよく見てあげ、そのことについても褒めてあげてください。
 2学期も1学期同様、保護者や地域の皆様、各種団体の皆様からご協力をいただきながら学校行事を進めて参りたいと思います。どうぞお力を貸してください。お願いいたします。
 

 最後になりますが、コロナ感染拡大が再び懸念されております。これまで以上に感染対策の徹底を図って参ります。ご理解・ご協力の程よろしくお願いいたします。

                                  学校長 松山 真由美