校長先生のブログ

自分の考えをもち、わかりやすく伝え合う子

                 自分の考えをもち、わかりやすく伝え合う子
                                              ~聴いて、考えて、つなげる授業~
                                                                                                     4月28日(木)

 
    このたびの熊本地震は、未曾有の大惨事となりました。被災地の方々には心からお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り致します。

 
   さて、校庭の「日本海と太平洋をさくらでつなごう」と昭和49年に植樹された八重桜が満開を楽しませてくれています。新学期が始まって、1ヶ月が過ぎようとしています。先日の授業参観、PTA総会、学級懇談会へのご参加へのご理解とご協力をありがとうございました。教育活動の取組を進めていく中で「行動をそろえよう。声をそろえよう。すると、心がそろい、みんなの笑顔がそろう。」のように笑顔で元気な学校にしていきたいです。そのためには、学習規律や家庭学習など【学びの基礎づくり】、思いやり、親切やかかわり合いの【心づくり】、整理整頓されすっきりした【環境づくり】も重要です。

  
   これからの時代は「何を知っているか」から「知っていることを使ってどのように関わり、よりよくするか」へ、「答えがある問題に答える力」から「答えがない問題、簡単に答えが出せない問題を解決する力」へと求められることが変わってきています。また、学力・体力・英語力が求められるとも言われています。いろいろな人とのコミュニケーション力を持たなければならないと言うことです。明日に向けて、これからに向けてちゃんと準備する力を子ども達につけていかなければなりません。

 
   本校の学校テーマは、「自分の考えをもち、わかりやすく伝え合う子の育成」です。勉強では、算数と理科・生活科を中心に学校研究を進めていきます。根拠と理由をつけて自分の考えを明確に伝え、自分も納得、友だちから「なるほど!」という声を引き出す説明ができる児童の育成を考えています。そのために、以下のことに重点を置いて指導していきます。
           ①友だちの考えや意見を自分の考えと関係づけて聴く力を育てる
           ②複数の条件や情報を関係づけてまとめ、順序立てて話す力を育てる
           ③友だちの意見を尊重できる、あたたかい人間関係を育てる

  
   この学びをしっかりさせるには、なんといっても落ち着いて学習に取り組む姿です。学習ルールの定着や学習場面のけじめです。チャイム行動、教科書の持ち方、座る姿勢、筆箱の中身、呼ばれたら返事、机の上の整頓などを「そろえる」ことが大切です。みんなでできることを少しずつ積み重ねて、大きな成果を出して成長していって下さい。

 

    河井小学校の教育活動が、ますます充実するよう保護者や地域の皆さまのご理解ご協力をよろしくお願いいたします。