ありがとうございました そしてよいお年をお迎えください。
例年より2週間程長い2学期が終わりました。猛暑が続いた8月の中旬から寒さ厳しい12月まで、子供たちはコロナ対策をしっかりとりながら、279名(2学期より新しいお友達が3名加わりました)が大きな事故・怪我もなく元気に過ごしてくれました。私たち教職員も毎朝児童玄関に立って、子供たちの元気な挨拶にパワーをもらいながら頑張りきることができました。2学期の挨拶運動後、子供たちの挨拶はさらに磨きがかかってきたように思います。私たちのエネルギー源となってくれた子供たちに感謝です。
さて、2学期子供たちは多くの経験を積み、大きく成長してくれました。6年生が見本となって示してくれた「素早い行動」には、全児童が見習い、集会等ではその姿をバッチリ見せてくれました。「あたたかな聴き方」どの学年も1学期に比べ、話す人の方を向き、反応しながら聴けるようになりました。暗唱集会での発表の声も大きくなり表現力が付いてきました。低学年の中にはジェスチャーを付けて発表する学年もあります。高学年の英文の暗唱ではプレゼンを使って分かりやすく発表してくれました。
また、行事で培った粘り強さはテストにも表れてきました。先日行われた市の学力テスト、全児童の解答用紙を見たところ、空欄はほとんどなく、難しい問題にもなんとか食らいついていこうとする粘りが見られました。
また、外国語科が教科となったことを受け、5・6年生に英語検定の受検を勧めたところ、なんと27名も申し出てくれました。金管鼓隊の練習がある中、昼休み等を使いながら一生懸命受検勉強をする姿には感心させられます。まさに今求められている「主体性」ではないでしょうか。
今の子供たちが大人になる頃には、想像できないくらい社会情勢は大きく変化していると言われています。与えられたことを学ぶだけではなく、自ら課題を見つけ、その解決策を対話を通して、複数の人間と協働で解決していく能力が求められています。本校でもペア・グループ活動を通して、自分の考えを深めたり広げたりしながら、よりよい解決方法を探る学習を行っています。また、今年度より始めた「対話力トレーニング」は子ども達の対話能力を高めることを狙っています。各種発表会では表現力の育成を目的に行われています。このように本校の取組を通して、少しでも子供たちの「学びに向かう力」「自ら学び続ける姿勢」「対話力」等が育って欲しいと思っています。3学期からも継続して行っていきます。
最後に、この2学期、PTA役員の方々を始めとする保護者の皆様、地域の皆様、各団体の皆様方には、本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。特に保護者の皆様方には、コロナ渦にも関わらず、学校行事には足をお運びいただいたり、PTA親子ふれあい活動にご参加いただいたり、本当にありがとうございました。河井小学校は、多くの保護者及び地域の皆様に支えられて成り立っていることを改めて感じさせられました。
3学期も教育目標「心豊かにたくましく生きる子の育成」が実現できるよう、「知育・徳育・体育」の取組をバランス良く設け、職員一同丁寧にその取組を実践して参りたいと思いますので、今後も今まで以上のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。
冬休みは2週間と短いですが、不要不急の外出は避けられて、大晦日やお正月という厳かで楽しい歳時をご家族皆さんで楽しんでください。それでは、よいお年をお迎えください。
学校長 松山 真由美