震災学習プログラムに行ってきました

  建設科1・2年生が県教育委員会の震災学習プログラムとして、七尾・志賀方面に行って来ました。幸運にも私も同行することができました。小松は能登から距離があって奥能登に行くには無理があり、七尾・志賀でもあまり多くの時間を取れませんでしたが、生徒は大いに学んでくれたようです。

 報道などで今までさんざん見聞きしてはいますが、実際に自分の目で見ることで感じるものは違うと思います。生徒にはとにかくしっかり自分の目でよく見て欲しいと伝えました。特に今回参加の生徒は土木・建築を学んでいる建設科の生徒であり、将来復旧復興に対し、現場で重要な役割を果たす人材です。多くの生徒がそれぞれに復旧復興にかける思いがあるのではないかと思います。暑さが気になる季節ではありましたが、県内高校として7/3の羽咋工業高校さんについで2番手と、なるべく早い段階で実施することができて、今後の学習のモチベーションにもつながるものと期待しています。

 学校長としては、できれば、地域のインフラストラクチャーや建物内の電気工事を担う電気科にも見せたかったのですが、事情によりかないませんでした。その代わりに参加した生徒には学校に戻ってからそれぞれの言葉で電気科に限らず他の生徒に伝えて欲しいと話をしました。

 本当に限られた短い時間ではありましたが、地域を支える貴重な人材として期待されている若者である本校生徒にとっては充実した時間になったものと思います。建設科の保護者の皆様におかれましては、ぜひ、お家でも話題にしていただけると助かります。

 

和倉では護岸工事のために先に海に道を作っている様子も見ることができました。

 

福浦港では写真を使った説明に加え、護岸の擁壁が海側に倒れているのを見ることができました。