校長あいさつ

人づくり「心と技を磨く」
(人間力の育成をめざして)

 本校は、昭和14年にコマツ製作所の支援をいただき創立されました。同窓生も約18000名を数え、今年で85年を迎える伝統と歴史のある南加賀唯一の工業高校です。

 ものづくりは人づくりを原点に置き、学校の教育活動全体を通じて職業人に求められる資質・能力を身に付けさせ、地域に貢献できる人材育成に努めております。具体的には、「小松工業ラーニングコンパス」をかかげ、小松工業高校の生徒に必要な資質・能力を示し、本校の3つの教育目標に向かって教育活動を展開しております。

 近年の進路状況は、卒業生の約80%が就職、約20%が進学となっております。また、就職者のうち、約95%が県内に就職し、地元企業を支え、地域の発展に貢献しています。

 部活動では、例年、運動部文化部工業部全ての部が輝かしい成果をおさめております。例えば令和3年3月に香川県で開催された「第24回全国高等学校少林寺拳法選抜大会」において、本校の生徒は、男子団体演武で優勝、男子自由組演武では準優勝という活躍を果たしました。また、令和5年3月に三重県で開催された「第46回全国高等学校ハンドボール選抜大会」において、男子ハンドボール部が全国3位という成績をあげています。加えて、「第23回高校生ものづくりコンテスト旋盤作業部門 全国大会」において、本校として6年ぶり、3回目となる優勝を果たしています。 

 学習環境については、同窓会のご尽力により、本校創立80周年記念事業として全教室に大型モニターを設置し、ICT機器を活用した分かりやすい授業実践に努めております。

 今年度も、教職員一丸となって、生徒の人間力の育成に努め、地域に貢献できる人材の育成と個々の生徒の適性に応じた進路実現をめざし取り組んで参ります。

校長 室田 昌一

校長室より

北信越大会を終えて

 先週末、今年度の北信越大会が5県の各地で開催されました。本校からは柔道、ハンドボール、少林寺拳法、陸上競技、ウェイトリフティングが出場しました。結果の詳細は別に公開されると思います。県大会および今回の大会の結果を受けてハンドボール、少林寺拳法、陸上競技、ウェイトリフティング、登山、ボウリングが高校総体・全国大会に出場予定です。全国大会が控えている部は全国大会に向けて、そうでない部は新チームとなって次の目標に向けて始動します。また、引退した3年生は就職・進学に向けて集中していくことになります。

 なお、水泳競技の県大会も行われ、1名が北信越大会出場を決めました。また、野球部はいよいよ夏の大会を迎えようとしています。保護者の皆様をはじめ、多くの皆様の応援よろしくお願いいたします。

0

教育実習について

 先週より教育実習生が2名来ています。明日1日は残していますが、今日は実習の仕上げというべき研究授業を実施しました。今の実習生は大学でみっちり仕込まれているようで、とてもスキルが高く早い段階から授業を担当できたこともあり、多くの授業を担当してもらうことができました。忙しい実習の中で指導案もよいものができたと思います。

 今の生徒は小中学校からの流れで自然な教えあいができるため、その力を引き出してあげることが重要ですが、しっかりと意識されていたように感じました。授業とは生徒と一緒に作り上げるものです。教員の力はもちろん必要ですが、生徒の協力なくしてはよい授業にはなりません。今日の研究授業では生徒の協力もあり立派な授業を展開できていたようで良かったです。ぜひ採用試験を突破し、本県の工業教育の発展に貢献する人材となって欲しいものです。本校に配属されるともっと嬉しいですが、贅沢は言いません。

 本校では教員の理解と協力を得て、できる限り実習生を受け入れています。率直に言って実習生の受け入れは教員の負担増になりますが、工業高校としてよりよい教育を持続的に行うためにも工業科の教員養成のお手伝いをすることは大切な使命の一つと考えているからです。工業科の教員を目指している学生さんの中で普通科の高校の卒業生であるなどの理由により実習先が見つからず困っている方がいましたらご相談下さい。(もちろん本校卒業生は最優先・大歓迎です。)

0

石川県高校総体・総文を終えて

 本日6限目の時間帯に、表彰披露を行いました。

 前回から、私が読み上げるのではなく、選手各自が賞状を持って檀上に上がり全校生徒に報告し、その後、私が賞状・トロフィー・優勝旗を受け取るスタイルをとっています。生徒はそれぞれ自分の言葉で少し照れながらも誇らしい様子で報告を行っていました。応援に行った生徒の存在も、選手にとって心強かったと思います。 私は教頭2人と分担し激励・応援に回りましたが、一部しか応援に行けず申し訳なく思っています。

 上位の成績をあげたり、北信越大会や全国大会への出場権を得たりした皆さんは本当によく頑張ったと思います。他にも自分にとっての目標を達成できた人もたくさんいると思います。大会を含めここまでの経験はすべて大きな財産となるでしょう。

 上位の大会の出場権を得た生徒には、更に高みを目指して一層の精進を期待したいと思います。
 それ以外の生徒、特に3年生はそれぞれの次の目標に向かって気持ちを切り替えて学校生活を頑張ってくれることを期待したいと思います。「少年老いやすく学なりがたし」です。人生において高校時代は何物にも代えがたい宝物のような時間です。後悔のないよう勉強・部活動・資格取得等に全力で取り組んでくれるものと思います。

 なお、優勝旗は校長室にしばらく飾りお客様にも見ていただきます。あわせてできるだけ校長室の扉を開けておくことにして多くの生徒に見てもらいたいと考えています。
 改めて、選手の皆さん、お疲れ様、そしておめでとう。

※外部に向けては校地西側のテニスコートのフェンスに横断幕で紹介予定です。

 左から登山、ハンドボール、少林寺拳法(女子)、少林寺拳法(男子)

0

ウェイトリフティング競技

 ウェイトリフティング競技の選手の激励に医王山スポーツセンターへ来ました。ウェイトリフティング部のある学校は多くありませんが、ウォーミングアップの声は覇気があっていい雰囲気でした。また協会の方からも親しくお声かけいただきました。この様な大会の運営は協会のご協力や顧問の先生方の存在なくしては成り立ちません。

 昨日の登山競技も同様ですが、選手の中から一人でも多くの選手が将来顧問や協会関係者として携わってくれるとありがたいと思います。

0

登山競技

 登山競技閉会式のため、市ノ瀬ビジターセンターに来ました。

 閉会式に先立って行われた交流会では、他校との交流と3年生各自からのメッセージが1・2年生に送られる場面がありました。他の競技とは違った学校を超えた登山競技全員の一体感が感じられました。

 高校の部活動っていいものですね。ぜひこの中から教員になって山岳部の顧問として学校に戻って来てくれる人が多く出て欲しいものです。

0
アクセスカウンター
3 9 3 7