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目には青葉
あっという間に卯月が去って行ってしまいました。巷は皐月。暑い夏がやってくる前の過ごしやすい季節の到来です。山の木々の早緑(さみどり)、水を張った田んぼに植えられた苗など、周りを見ると本当に美しい緑が目に入ってきて気持ちのいいものです。この季節になると必ず一度は口にしてしまう句が、「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」―― 松尾芭蕉さんとも親交の深かった江戸時代の俳人 山口素堂の有名な俳句です。この時期の爽やかさを感じさせるものがリズムよく並べられて、(初夏っていいよねぇ)とうなずかされます。本来なら「青葉」「ほととぎす」「初鰹」と三つも季語を入れるなんて…とお叱りを受けそうなものなのですが、視覚・聴覚・味覚の三つの感覚で歌い上げているところが見事と評価されてきた句でもあります。
一方で、こんな素敵な季節にあるのが「五月病」。4月に環境ががらりと変わり、ひと月一生懸命頑張ってみたのだけれど、ここへ来てちょっと疲れが出てしまうというものです。また、ここ数年「気象病」というものもあって、気温や気圧などの気候の変化によって頭痛が起きたり、体調を崩したりする人もいます。いずれも本当は頑張りたいのにそれができないという苦しい状態です。
明日からGW後半です。「五月病」や「気圧病」の特効薬というわけではありませんが、休み方を意識するだけで、体や心が元気になったりするので試してみてください。まず、「休むこと=寝ること」ではありません。起床時間や就寝時間がいつもと大幅に変わったり、1日の睡眠時間が長すぎたりすると、かえって体が疲れてしまうことがあります。ここはまず要注意です。休養には大きく3つの休養があるそうです。「生理的休養」・「心理的休養」・「社会的休養」の3つです。「生理的休養」の中には、ゆっくり過ごす、運動をする、食事量や質を整えるというものがあります。「心理的休養」には友達と楽しい時間を過ごすとか、趣味にしていることに没頭するなど、また、「社会的休養」は周りの環境を変える休養のことで、旅行をするとか部屋の模様替えをする、買い物に行くなどといったものがあります。自分が今、どんな休養を欲しているのかを知ることで、自分に合った休み方が出来るかもしれません。
心と体をリセットして、7日(水)には、また元気な顔で登校してきてくださいね。
女子バドミントン部
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