当たり前の精度を上げる

　令和7年度の2学期が終わりました。今学期も本当によく頑張りましたね。青春（アヲハル）の素敵な一コマをたくさん見せてくれてありがとうございました。

　さて、2025年最後の授業は「人権教室」でした。テーマは「複雑化する社会をどう生きるか」。1億総発信社会化している時代に生きているからこそ気をつけるべきことについて沢山学びました。冬休みはSNS三昧になる可能性も高いですが、今日のお話をお聴きして、受信者としても発信者としても注意しなくてはいけないなと思いました。「デジタルな時代だからこそリアルな実体験を大切にする」…本当にその通りだと思います。どうか充実した冬休みを過ごしてください。

　そして、3学期は一緒に「^※当たり前の精度を上げる」ことに注力してみませんか？終業式でお話ししましたが、（ありがとう）と心から思ったその気持ちを「ありがとう！」と声を大にして伝えてくれた3年生のように、図書室に足を運んだ人が少しでも優しい気持ちになってくれたらいいなと得意の折り紙でおもてなしをしてくれている人がいるよう　に、当たり前にしていることの精度をほんの少しあげてみるのです。

　例えば、朝、人と会えば「おはよう」と普通に口にしますが、今日から笑顔で言ってみようとか、その人の方を見て返してみようとか、そんなことからで良いと思います。自分が今、普通にしていることやできていることの中で、どんなことをステップアップしましょうか？一人一人がチャレンジしてくれたら、向陽高校はますます温かい場所になると思います。2026年という年を、またみんなで一緒に作っていきましょう！

※ 自分の言葉のように語ってしまいましたが、先日講演をお聴きすることができた能登町宇出津の数馬酒造の若い社長さんの言葉です。実際に会社で実践していることだそうです。とても素敵な考え方だなと思って、ぜひ皆さんにお伝えしたい、皆さんと一緒にチャレンジしたいと思いました。