校長室ブログ

イベント 「人にやさしく」するということ

 本校の校訓は「自学」。そして、私が校長になった昨年からもう一つ掲げたテーマが「人にやさしく」。令和7年からのインクルーシブ教育本格実施に先駆けて、いしかわ特支の仲間と交流している皆さんとともに、普段の生活から取り組んでいる心がけです。

 ところが、この「人にやさしく」は簡単なようでなかなかに難しい。というか、奥が深い。「人にやさしく」するってどういうことだ???反対言葉は「人に厳しく」なのか「人に冷たく」なのか、それとも「人に無関心」なのか…。時と場合によって、或いは相手によって、どうすることが「やさしく」することになるのかが、まるで違ってくるものでもあったりするから、本当に難しいものです。

 一つ言えることは、やさしい人のところにやさしさは集まってくるということ。いつも周囲の人に優しい表情、やさしい言葉、やさしい態度、やさしい考えで接している人は、いつのまにか周りをやさしい気持ちにしてくれているからかなぁと思います。

 

 ところで、皆さんは THE BLUE HEARTSの歌に「人にやさしく」があるのを知っていますか?甲本ヒロトさんの作詞で、向陽高校の校長先生に決まった日からずっと事あるごとに私の中で流れる曲です。 

   人にやさしく してもらえないんだね

   僕が言ってやる でっかい声で言ってやる

   ガンバレって言ってやる

   ガンバレ! 

 甲本さんの「人にやさしく」は、人のことを想う気持ちと態度とエールを大切にすること、と言っているように私には聞こえます。自分のことも大切だけど、自分の周りにいる一人ひとりの人、仲の良い友達も、そうでもない人も、すれ違うだけの全然知らない人にもやさしい気持ちを持てるといいですね。因みに今日は「小さな親切の日」です。