校長室ブログ

鉛筆 自分を知るということ

今日からテストが始まりました。テスト期間は、実に色んな自分が見えてきます。

 

1週間前 (今度こそは計画的に全部の範囲をしっかり勉強するぞ!)

1日前  (ああぁぁぁもう時間がない。どうしよう。何しとけばいいげんろ)

解答中  (あれ?意外に解けるかも)(ここが大事やったんやぁ)(終わった。赤点や・・・)

終了後  (終了!後は野となれ山となれ!)(できんだなぁ。次は絶対勉強しよう)

返却時  (思ったより点数あってよかった)(先生の説明で今わかった。)

 

テストは自分を映す鏡のようなもの。高校生の自分が第一に取り組まなくてはいけない「勉強」というものとどう向き合うか、どう向き合っているかを時々検証するのがテストです。

高校時代の私は数学が苦手で、恥ずかしながらいつも赤点ギリギリを低空飛行していました。だから今もあの頃勉強したはずの公式などはさっぱりわかりません。数学的思考も極めて弱いと感じます。でもテスト前に数学の勉強から逃げずに、わからない自分と向き合ったことだけは自分の中にしっかりと残っていて、今の自分を支えてくれています。できなくてもやってみる、わからなくても考えてみる、知らなかったら調べてみる・・・そんな風に思えるようになったのは、案外と数学のおかげかもしれません。

皆さんも一生懸命勉強したのに問題が解けなかった自分にがっくりすることもあるでしょうが、その悔しさは勉強した人しか味わえないもの。このテスト期間を通して色んな自分が見えると思います。弱っちい自分もいるでしょうし、情けない自分もいるでしょう。でも、弱くて情けない自分を認めることから逃げずに、次の自分をどう作るかを考えていきましょう。残り3日間、ファイトです!!!