この度の地震で被災された全ての方々に心よりお見舞いを申し上げます
石川県立金沢向陽高等学校 Official Web Site
卒業の日に
令和7年3月6日(木) 26名の卒業生が向陽高校を巣立っていきました。
「挑戦と責任、その両方ができる大人になってくれることを期待しています。」
PTA会長さんの祝辞の中の言葉です。色々なことに前を向いて挑戦することには勇気が要るかもしれませんが、取り組む前から諦めずにまずは行動してみてほしい、そして、何でも自分一人で決められるようになる成人としての行動に責任を持ってほしい。…とても大切なことを自分の中に刻むことができました。
「本校の校訓、自ら学び、自らを学ぶ『自学』の精神をまさしく体現してこられたその姿に勇気づけられ、自分の将来について深く考えるようになりました。」
送辞の中の言葉です。中学時代に猛威を振るったコロナ、本校での改修工事に引っ越し作業、それらが落ち着き始めたころの能登半島地震。その不安と戦いながらの小運動会、向陽祭、球技大会やボランティア活動等の行事の数々…。逆境の中にあっても力強い行動力と細やかな配慮、臨機応変な工夫によって立ち向かっていく、大人でかっこよかった先輩たちに誇りに思ってもらえるような学校づくりに励んでいきたい…。とても力強い送辞でした。先輩の残してくださったものは本当に大きかったですね。
「高校生は何にでもなれる存在です。一度諦めた夢でも、今ならまだ間に合います。あなた方を支えてくれる多くの人への感謝の気持ちを忘れずに、自分の可能性を信じて、夢を追いかけてみてください。」
答辞の中の言葉です。在校生の目の前がパッと明るくなる、気持ちのこもった言葉でした。そして自分たち自身は、ふるさと石川の復興を担うために切磋琢磨し力をつけて、恩返しできるような人間になりたいと宣言してくれていました。心が震えました。若いあなた方と力を合わせてふるさとのために頑張ろう…今また決意を新たにさせられました。
「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」
今年の卒業の歌はKiroroの「未来へ」でした。保護者やご家族への想いのこもった素晴らしい合唱でした。最後の「未来へ向かって ゆっくり歩いて行こう」というこのフレーズは、実直に丁寧に色々な物事と向き合って努力してきた今年の卒業生に本当にピッタリな一言でした。
これまでがそうであったように、これから皆さんが出会うであろう多くの人々や書物、歌などの中の言葉は、皆さんを支え、助け、光ある方へと導いてくれるはずです。皆さんの未来は自分が紡いでいく物語。不安な時はまた母校にきて前に進むエネルギーを補給して、諦めることなく進んでいってほしいと思います。ご卒業、おめでとうございます。
追伸:式辞の中でお話しした中村文洋さんの言葉は「『作業』でなく『仕事ができるようになろう』」仕事が出来るようになるための合言葉は「頼まれごとは試されごと」。そして渡辺和子さんの言葉は「面倒だからやろう」。実を言うと私自身が自分にも言い聞かせる思いでお話ししました。一緒に相手に心から喜んでもらえるような「仕事」ができる人になっていきましょうね。
沢山の方が皆さんの巣立ちを応援して下さっています
女子バドミントン部
県高校総体 37連覇
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