校長室ブログ

花丸 向陽祭、お疲れさまでした

 R7年度の向陽祭が終わりました。この2日間、皆さんの頑張りと笑顔をあちこちで見ることができました。3年生の皆さんも少ない人数で何種類ものメニューをこなしてくれていたのに、ほかの学年の催し物も楽しんでくれてる様子も見えてホッとしました。この2日間はいしかわの皆さんも作業学習の一環としてカフェを開いてくれたり、途中出し物を見に来てくれたりしたので、お客さんも多くて私たちのモチベーションも上がりましたよね。本当に充実した2日間でした。

 文化祭の準備を通して、ものの考え方や発し方が似ている友達を見つけて嬉しくなったり、逆に意見が全く合わない人がいて哀しく思ったり、心の中に吹き荒れる嵐に忙しい思いをした日もあったことでしょう。人と人が知恵と思いと力を合わせて一つの大きなものを創り上げていこうとする時に起きる葛藤は、より良いものを目指せば目指すほど必要不可欠なものであります。今回の準備の中で哀しい思いをした人もいるかもしれませんが、 一つ言えることは、今回はたまたま意見が対立しただけで、その人の全てと対立したわけではない、ということです。時に我々は、一つ合わないと全て駄目と思い込んでしまって、勝手に苦しんだり怒ったりしてしまいがちですが、何に葛藤すべきなのか、その芯をよく見つめてそこを乗り越えていけると、その先には人としての成長が待っています。この2日間で成長した人、きっと多かったんだろうなぁと思っています。

 最後に…。昨年も同じことをお伝えしましたが、全てのクラス、全ての部活動、全ての委員会、そして何よりも前期生徒会の皆さん。皆で頑張って、56周年目の向陽祭の伝統を繋ぎました。さらに、PTAのお父さん・お母さんや音響を担当してくれた卒業生、いしかわ特支の和太鼓サークルやさくらshopsを始めとする多くの生徒と先生の皆さん、金沢城北ライオンズクラブの皆さんの協力や、何よりも担任を始めとする先生方や学務員さんたちの支えがあって、今年もインフィニティ(!)のエネルギーを放出しました。本当に素晴らしい向陽祭でした。よく遊びきれた人は、上手に学べる人達です。皆さんの来週からの頑張りも大いに期待しています。